1級建築士

1級建築士の資格学校・専門学校の費用目安は?通信講座という選択肢も紹介

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数多くある国家資格のなかでも、1級建築士は特に難易度が高い試験です。働きながら1級建築士の試験に確実に合格したい場合、資格学校や専門学校に通うのが一般的ですが、学校に通う費用がどれくらいかかるのか気になる方もいるかもしれません。また、通学以外で学ぶ手段として、通信講座を検討している方も多いでしょう。

今回は、1級建築士の試験対策ができる学校の種類や費用の目安、通信講座を選ぶメリットについて解説します。

1級建築士試験は、資格学校・専門学校で対策可能

1級建築士の試験は、資格取得を目的とした資格学校、専門学校で対策できます。

資格学校の場合、学科のみ、設計製図のみ、総合の3パターンから選べるのが一般的です。また、受験経験の有無でレベル分けをしている学校や、仕事で忙しい方、遠方の方でも受講可能なWeb講座を設けている学校もあります。

専門学校の場合、仕事と両立するには夜間講座に通う必要があります。ただし、時間をかけて基礎からじっくり勉強したい場合は、専門学校も選択肢の一つといえるでしょう。

【1級建築士】学校の講座費用の目安

1級建築士を学べる資格学校、専門学校を例に、おもな講座と費用の目安を紹介します。

大手資格学校・A校の費用

建築や建設、不動産関係のさまざまな資格を扱う大手資格学校のA校では、学科と設計製図で以下の費用がかかります。

No.コース名費用
1学科スーパー本科コース740,000円(税別)
2学科本科コース650,000円(税別)
3学科本科Webコース650,000円(税別)
4学科理論Webコース300,000円(税別)
5設計製図パーフェクト本科コース600,000円(税別)
6設計製図本科コース450,000円(税別)
7設計製図短期コース220,000円(税別)
8設計製図Webコース130,000円(税別)

※教材費込み

学習期間は、学科スーパー本科で約17ヵ月、学科本科で約8ヵ月と、コースによって異なります。Webコースも用意されており、通学できない方でも受講可能です。費用はやや高めですが、目的に応じてコースを選択できる点がメリットといえるでしょう。

大手資格学校・B校の費用

ビジネス系の幅広い資格をカバーしているB校では、総合・学科・設計製図で以下の費用がかかります。

No.コース名費用
1一級 総合学科本科生380,000円(税込)
2一級 学科本科生350,000円(税込)
3一級 学科上級パック生240,000円(税込)
4一級 設計製図本科生200,000~250,000円(税込)
5一級 基礎設計早期パック280,000~330,000円(税込)
6一級 設計早期パック260,000~310,000円(税込)

※教材費込み

レベルに合わせて細かいコース分けをしているのがB校の特徴です。苦手科目や製図の添削など、ピンポイントで勉強したい場合に適しています。資格学校のなかでも比較的費用が安いのは大きなメリットでしょう。

大手資格学校・C校の費用

1級建築士の合格者占有率60%前後の実績を持つC校では、総合・学科・設計製図で以下の費用がかかります。

No.コース名費用
11級建築士ストレート合格必勝コース1,150,000円~1,250,000円(税別)
21級建築士パーフェクト総合セット1,550,000円~1,650,000円(税別)
31級建築士学科対策講座800,000円~900,000円(税別)
41級建築士短期必勝学科講座450,000円~510,000円(税別)
51級建築士学科対策WEB講座(+LIVE)685,000円(税別)
61級建築士設計製図完全合格対策講座915,000円(税別)
71級建築士設計製図・中期必勝コース680,000円(税別)
81級建築士設計製図講座530,000円(税別)

※教材費込み

ストレート合格コースは1年間、パーフェクト総合セットは2年間で合格を目指す講座です。じっくり勉強してストレート合格を目指すのが目的のため、他校よりも費用がやや高めになっています。試験別にコースが分かれており、効率よく学習できるのが利点です。

専門学校・D校の費用

都内の製図専門学校であるD校では夜間の建築科が設けられています。費用は以下のとおりです。

No.学年費用
1建築科(夜間)1年次550,000円(非課税)
2建築科(夜間)2年次430,000円(非課税)
3合計980,000円(非課税)

※教材費を除く

費用は一括納入、または年3回の分割納入にも対応しています。2年間で学科・設計製図を学べるC校と比較すると、やや安いことがわかります。

専門学校・E校の費用

建築とデザインの知識を学べる専門学校のE校にも夜間の建築科が設けられています。
費用は以下のとおりです。

No.学年費用
1建築科(夜間)1年次538,410円(非課税)
2建築科(夜間)2年次410,000円(非課税)
3合計948,410円(非課税)

※教材費を除く

E校では学生の負担を減らすため、費用がやや割安に設定されています。さらに分納制度や奨学金制度、特待生制度なども用意されており、専門学校のなかでは金銭的に通いやすいといえるでしょう。

なお、資格学校や専門学校では、一般教育訓練給付金、専門実践教育訓練給付金、教育訓練支援給付金などを受けられる場合があります。紹介した費用より安くなる可能性があるので、学校を選ぶ際に確認しておきましょう。

1級建築士の勉強で通信講座を使うメリット

「学校に通いたいけれど費用が高い」「学校に通う時間がない」という方は、通信講座も選択肢の一つです。ここでは、通信講座で1級建築士の受験対策をする3つのメリットを見ていきましょう。

自分のペースで勉強できる

1級建築士の試験対策のために学校に通うと、どうしても長時間拘束されがちです。仕事が終わってから学校に通う場合、残業で遅れる可能性も考えられるでしょう。

一方、通信講座なら空いた時間を使い、自分のペースで学習できます。
例えば、通信講座の「SAT」では、専用のテキストとプロが解説する講義の動画を使って学習を進められます。テキストはフルカラーでわかりやすいうえに、動画講義では講師がテキストに書き込みをしながら進めてくれるため、マンツーマン講義のように短時間で効率的に学ぶことが可能です。

学校より費用が安い

1級建築士の通信講座は、10万~20万円程度が費用の目安です。学校では最低でも20万円以上かかりますが、通信講座なら費用を安く抑えられます。

SATなら質問も可能

通信講座は独学と似た環境で勉強するため、質問できる環境が確保しにくく、挫折するケースも少なくありません。

しかし、SATではスマートフォンで撮影した写真を使って簡単に質問できるフォローシステムを完備しています。講師が文章では伝えきれないと判断した場合、ポイントを図でまとめた資料を届けるサポートも行っています。いつでも質問できる環境で、かつ説明もわかりやすいので、独学よりも継続して勉強できるでしょう。

また、勉強にまつわるさまざまな悩みを相談できるサポート窓口も充実しています。「何から手を付けたらよいかわからない」「効率的な勉強方法を教えてほしい」など、何でも相談可能です。不安なことはすぐに相談し解決することで、さらに勉強に打ち込めるでしょう。

さらに詳しく!
建築士になるには?1級建築士の取り方と大学で学ぶ内容

1級建築士は学校・通信講座で勉強するのがおすすめ!

1級建築士の試験に向けて勉強する場合、資格学校や専門学校、通信講座など選択肢はいくつもあります。対面で授業を受けたい方や、同じ目標を志す仲間を作りたい方は、学校に通うのもよいでしょう。

しかし、経済的な問題や時間の捻出が難しい場合は、通信講座をおすすめします。SATはわかりやすい動画とテキストで勉強できるうえに、充実のサポート体制で挫折することなく学習を続けられます。

費用も学校と比べてリーズナブルなので、1級建築士の受験対策の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
SATのWeb講座なら、分かりやすい講義動画で、どこでも手軽に学習できます。

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