建築物環境衛生管理技術者・ビル管理士の資格取得に必要な基礎知識

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資格を取得するために試験を受けたいけれどよくわからない。試験日までのスケジュール計画や勉強法が知りたい…。あなたのその悩み、この記事を確認すれば解決します。できることなら1発で資格を取得したいでしょう。建築物の環境衛生にたずさわる「建築物環境衛生管理技術者」は国家資格の1つです。通称、ビル管理技術者・ビル管理士とも呼びます。ビル管理士の資格を取得するためにも、定義や試験データ、メリット、学習のポイントや合格までのスケジュール計画など詳しく説明しましょう。試験を受ける予定の人は、ぜひ参考にしてください。

  1. 建築物環境衛生管理技術者の定義・データ
  2. 建築物環境衛生管理技術者のメリット・生かせる仕事
  3. 受験対策と学習のポイント
  4. 合格までのスケジュール

1.建築物環境衛生管理技術者の定義・データ

試験を受ける前に、建築物環境衛生管理技術者の定義とデータをきちんと把握しておかなければなりません。定義では歴史や職務について、データでは受験資格や申込期間など試験情報を詳しくお伝えしていきましょう。

1-1.建築物環境衛生管理技術者の定義

そもそも、建築物環境衛生管理技術者とはどんな役割を担っているのでしょうか。定義について知ることは資格の目的や本質の理解へとつながります。自分自身、知らない人に説明できるよう歴史・職務・選任義務について把握しておきましょう。

1-1-1.建築物環境衛生管理技術者の歴史

通称、ビル管理士は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づいています。衛生面を保つことはビルで働いている人の健康にかかわる大切な内容です。人が多く集まる場所は特に、衛生的でなくてはなりません。大まかに説明すると、ビル管理士はビル全体の総合監督者のような役割を担っています。資格自体、長年の歴史を持っているため、職務や講習などより細かくルールが決まっているのです。

1-1-2.建築物環境衛生管理技術者の職務

ビル全体の環境衛生管理を務めるため、職務は非常に幅広いです。大まかに区別すると全部で4つの職務があります。1つ目は「管理業務計画の立案」です。環境衛生を維持するには適度に改善点をあげていき、計画を立てなければなりません。計画を立てたうえで2つ目の「管理業務の指揮監督」へ移ります。現場技術者への講習や計画に基づいた実施状況の監督、技術指導などです。そして、3つ目は「建築物衛生管理基準に関する測定、または検査結果の評価」になります。空気環境の測定や水質検査など施設の総合的点検から問題点を把握しなければなりません。問題点が明確になれば最後の「是正措置(ぜせいそち)」に入ります。問題点の改善を中心に、改善案の作成や現場の意見を聞くなど行動することになるでしょう。

1-1-3.建築物環境衛生管理技術者の選任義務

ビル管理士には選任義務があります。面積3,000㎡以上の特定建築物になるでしょう。超高層ビルや大・中規模のオフィスビル、ホテル、ホール、大学、図書館・博物館などきちんとビル管理士を選任しなければなりません。選任を怠ると法律違反になります。また、近年建設している大規模建築物の機能や収容人員からすると、小都市にも匹敵する大きさです。よって、管理技術にはビル管理士と言った専門知識を身につけた人の配属が必要になります。

1-2.建築物環境衛生管理技術者の試験データ

建築物環境衛生管理技術者は国家資格の1つです。申込期間や試験日、検定料、試験地など決まっているのでしっかり確認しておきましょう。

1-2-1.受験資格

建築物環境衛生管理技術の受験資格は「決まっている建築物の用途部分において2年以上の実務経験がある人」になっています。決まっている建築物の用途部分とは、映画館や百貨店などの興行場から店舗・事務所、学校、旅館・ホテルなど人が多く集まる場所です。決まっている場所で2年以上の実務経験が必要になります。また、実務内容も基本的に「建築物における環境衛生の維持管理」に関係する内容です。たとえば、空気調和設備や給水・給湯設備管理、ねずみ・昆虫などの防除などになります。自分が受験資格に当てはまるかどうかは、関係機関に問い合わせるといいでしょう。

1-2-2.申込期間・試験日・試験地・検定料

ビル管理士の試験は年に1回です。試験地は札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪府・福岡市の6か所になります。ちなみに、2016年の試験日は10月2日(日)です。申込期間は2016年5月9日(月)~6月15日(水)までとなっています。申し込みをすれば9月7日(水)に受験票が配布されるでしょう。申込期間は1か月もないので、できるだけ早めに受験願書を出しておいたほうが安心ですね。そして、検定料は13,900円になります。

1-2-3.合格基準・難易度・試験内容は?

試験を受ける前、合格基準・難易度・試験内容について気になるものです。ビル管理士の合格基準は合格発表時、日本建築衛生管理教育センターから公表されます。科目合格制度はありませんが、例年7科目の合計で正解率はおよそ65%以上です。また、各科目40%以上の正解率であれば合格できると言われています。けれども、何より出題範囲が幅広いので勉強の量が膨大です。大学受験のように得意科目で点数をかせぎ、不得意科目は捨てることができません。試験内容は7科目の筆記試験ですが、午前・午後にわかれて受験します。建築物衛生行政概論や環境衛生、空気環境の調整と基本的な内容が主になるでしょう。清掃や給水・排水の管理、構造概論、ねずみ・昆虫などの防除も試験内容に入ります。

1-2-4.受験者数・合格率

建築物環境衛生管理技術者の受験者数はどのくらいなのでしょうか。平成27年度によると、受験者数は9827人でした。合格者は1,861人、合格率は18.9%です。年によっては受験者数が1万人以上になるケースもあります。10年のグラフを見てみると、合格率はおよそ15%~25%の確率です。詳しいデータなどは日本建築衛生管理教育センターにお問い合わせください。

日本建築衛生管理教育センター問い合わせ先
http://jahmec.or.jp/contact/index.html

2.建築物環境衛生管理技術者のメリット・生かせる仕事

ビル管理士の資格を取得すると一体どんなメリットがあるのでしょうか。メリットだけでなく、資格取得によって生かせる仕事についても詳しく説明します。

2-1.キャリアアップが期待できる

主なメリットは「キャリアアップが期待できること」です。ビル管理士の資格を取得すれば終わりではありません。資格を持つとビルメンテナンス会社の責任者として必要な知識があると証明できるのです。ビル管理を依頼するクライアントから信頼を得ることができます。そして、より大きいビルや大企業との取り引きも可能になるでしょう。もちろん、クライアントからの信用度があがればあがるほど収入アップも期待できます。経験豊富な資格所有者は再就職・転職にも役立つでしょう。

2-2.特別な手当が支給される

ビル管理士のメリットはキャリアアップだけでなく、「特別な手当」と言った収入面にもあります。建築物環境衛生管理技術者の収入は年収およそ400万~500万円です。一般的なサラリーマンと同じ収入が見込めるでしょう。資格を持っているだけでも特別な手当の支給、人事査定にもプラス評価がつきます。また、1つのビルを長年継続し続けるでしょう。途中でリストラになるような心配はなく、安定した収入が期待できます。さらに、クライアントのビルメンテナンスを評価するアドバイザーとしても活躍できるでしょう。ビルだけでなく、さまざまな場所で役立つ資格になること間違いありません。

2-3.スキルの向上

建築物環境衛生管理技術者はビルを管理するだけと思っていませんか?ビルの利用者やクライアントとのコミュニケーション能力も必要になる仕事です。建築物の衛生に関する知識はもちろんのこと、コミュニケーションスキルも経験と同時に向上するでしょう。さまざまな人と関わり合い、現場の指揮を担うことになります。大規模の施設であればあるほど、たくさんの人をまとめる力を身につけることができるでしょう。建築物環境衛生管理技術者は資格を取得してからのほうが、あらゆるスキルの向上が期待できますね。

2-4.生かせる仕事とは

せっかく資格を取得しても生かせる仕事がなければ意味がありません。建築物環境衛生管理技術者の資格を生かせる仕事は、特定建築物の指揮管理です。専門的な知識が必要となる現場で欠かすことのできない人材になるでしょう。特定建築物への指揮管理は職場での重要度が増す仕事内容です。資格を持っている人でしかできない仕事なので、やりがいを感じます。ビルメンテナンスのアドバイザー、管理会社の責任者などで活躍できるでしょう。

3.受験対策と学習のポイント

建築物環境衛生管理技術者の試験は年に1回だけです。受験をするのなら1回でパスしたいですが、勉強法や受験対策に不安を感じている人は多いでしょう。そこで、受験対策と学習のポイントについて説明します。

3-1.受験対策

試験に合格している人は効率的な学習方法・受験対策で試験にのぞんでいます。試験範囲が非常に幅広いため、しっかり受験対策を立てておかなければなりません。これから、取得にかかる費用や期間、学習方法について説明します。

3-1-1.取得にかかる費用・期間

取得にかかる費用はテキストや過去問題集など数千~数万円です。受験料に13,900円が必要になるため、すべて合わせると5万円以内で済みます。また、取得にかかる期間も人によってばらばらです。実際、5月から勉強を始めて10月の試験に合格した人はいます。ポイントをつかんで効率的に勉強することが大切です。勉強法によっては半年で資格が取得できるでしょう。

3-1-2.テキスト

試験勉強にテキストと過去問題集は必要不可欠です。特に、過去問題集はたくさん解いておいたほうがいいでしょう。過去試験問題集を使用することで出題される問題の傾向が把握できます。また、わからなかった問題でも何度も解くことで理解でき、知識が増えるのです。つい数冊の問題集に手をつけてしまいがちですが、1つの問題集に時間をかけたほうが効果的でしょう。独学で勉強する人はテキストと過去問題集を準備してください。

3-1-3.通信教育

毎日仕事をしながら勉強するのは大変です。なかなか勉強の時間をとることができないのなら、通信教育をおすすめします。通信教育の教材は試験に出る内容をしぼっているので効率的に勉強できるでしょう。また、教材はDVDやスマートフォンでも視聴可能です。満員電車や車の中でも気軽に勉強できます。あいている時間を上手に活用してください。

3-1-4.講座

時間に余裕がある人は専門講座を受けてもよいでしょう。ただし、テキストや参考書で学ぶ独学、通信講座よりもお金がかかります。また、講座の日時が決まっているので用事や仕事の都合で受けられなくなるときもあるでしょう。

3-2.学習のポイント

独学、テキスト、通信教育、塾などさまざまな勉強方法があります。自分に合った勉強方法を選ぶのが1番です。そして、学習のポイントを押さえて勉強してください。これから、押さえておくべき学習のポイントを紹介します。

3-2-1.勉強時間

人によって勉強の仕方はさまざまです。お休みの日を丸ごと使う人もいれば、毎日コツコツと勉強する人もいるでしょう。資格の取得で効率的な勉強時間は、毎日コツコツすることです。1日10分でもいいので毎日勉強をしてください。なぜなら、暗記する内容が多いからです。ビル管理士は法令やビルの概要など覚えることがたくさんあります。たくさんの量を1度で覚えるのは不可能です。よって、毎日勉強を繰り返しながら頭の中に入れていきましょう。

3-2-2.隙間時間の活用

資格の勉強は「隙間時間」を活用するかどうかで変わってきます。隙間時間とは通勤時間や昼休みなどのあき時間です。あき時間にスマートフォンでゲームをする人は多いですが、ゲームではなく勉強時間に活用してください。隙間時間に参考書を開くだけでも前日の復習ができます。

3-2-3.リフレッシュ・モチベーションアップも必要

毎日勉強ばかりでは意欲が落ちてしまいます。たまにはリフレッシュすることも大切です。リフレッシュの仕方としては、大好きなカフェで勉強する、天気が良い日は公園で参考書を開くなど勉強場所を変えるだけでもいいでしょう。環境を変えるだけでも立派な気分転換になりますよ。自分にとってモチベーションがアップする方法を見つけてみてください。

3-2-4.参考書・テキスト

参考書・テキスト・問題集は勉強に必要不可欠です。参考書・テキストは本当にさまざまな種類があります。選び方で悩む人は多いでしょう。自分に合った参考書・テキストを選ぶために、まずページをめくってみてください。チェックポイントが記載しているかどうか、自分が理解できるかどうか確認することが大切です。また、口コミをチェックするのも1つのポイントになります。スマートフォンを利用している人はアプリをダウンロードするといいでしょう。「ビル管理士試験もっと過去問題」というアプリがおすすめです。

4.合格までのスケジュール

資格勉強をして無事に合格するには合格までのスケジュールが大切になります。スケジュールのまま勉強できるよう、きちんと計画を立てておきましょう。

4-1.受験願書を請求する

自分のライフスタイルに合った勉強の仕方を決めた後、受験願書を請求してください。受験願書や申請書は厚生労働省、日本建築衛生管理教育センターで手に入ります。公式ホームページではダウンロードできるので、ぜひチェックしてください。そして、受験申請書・願書を手に入れた後は自分で過去問に挑戦してみましょう。試験当日のように時間を計りながら過去問を模擬テストとして受けてください。

厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei11/
日本建築衛生管理教育センター:http://jahmec.or.jp/kokka/

4-2.試験前日と当日にすべきこと

試験当日までに慌てないよう試験会場の下見をしてください。試験前日はひたすら復習をして、過去問を解いておきましょう。自分にとって苦手な分野があれば、最終チェックを入念にしておくといいですよ。そして、試験当日ですが、ほとんどの試験問題が不適当なものを選ぶマークシート解答になります。よって、最初に問題が何を正解としているのか確認しましょう。正解がわかれば不適当なものをすぐに選択できます。

4-3.合格後・合格発表

試験の合格発表は2016年10月31日(月)の午前10時に公開です。厚生労働省や日本建築衛生管理教育センターのホームページで確認できます。合格すると、センターから免状の申請用紙が届くでしょう。申請書には送付制限があります。決まった日にちまでに送らなければ無効になるので十分に注意してください。

4-4.更新について

1度合格すれば永久に資格が自分のものとなります。免状の維持費はかかりません。更新する必要はないので安心してください。

4-5.よくある質問

試験にかかわる内容として「出題傾向」が気になる人は多いです。ビル管理士の試験は問題数が合計180問もあります。幅広い範囲から出題されるため、広範囲の知識が必要になるでしょう。ちなみに、近年は環境問題に関する問題が増えています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?建築物環境衛生管理技術者の定義やデータ、試験内容について説明しました。事前に学習ポイントや効率的な勉強法を把握しておけば、勉強期間が半年でも合格できるでしょう。大切なのは毎日コツコツと勉強することです。1日10分だけでもいいので、毎日勉強を続ける習慣をつけてください。

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