建築物環境衛生管理技術者の難易度と合格率はどのくらい?

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一定の広さを持ち特定の用途に使用する施設を運営するには、建築物環境衛生管理技術者の選任が必要です。
郊外の広いショッピングセンターや都心のオフィスビルには、必ず専任者がいます。
需要も高いので、受験希望者も多いでしょう。
そこで、今回は建築物環境衛生管理技術者の難易度や合格率をご説明します。
建築物環境衛生管理技術者は、実務経験がある人しか受験できません。
しかし、合格率は決した高くはないのです。
その理由は何でしょうか?
答えはこの記事を読めば分かります。

目次

  1. 建築物環境衛生管理技術者の難易度や合格率は?
  2. 建築物環境衛生管理技術者の合格率が低い原因とは?
  3. 建築物環境衛生管理技術者の勉強方法とは?
  4. おわりに

1.建築物環境衛生管理技術者の難易度や合格率は?

建築物環境衛生管理技術者は、一定の広さを持つビルを総合管理できる国家資格です。
合格率は毎年変化していますが、ここ10年ほどは17%~23%の間で推移しています。
つまり、4人にひとりしか合格できません。
しかし、国家資格の情報サイトを見ると難易度は「普通」で、難関資格ではないのです。
確かに、合格率が一桁の国家資格も珍しくありません。
ですから、合格率が二桁ならば「難しくない」と判断されるのでしょう。
しかし、建築物環境衛生管理技術者は、実務経験がある人しか受験できません。
同じように実務経験がある人しか受験できない国家資格の中に「衛生管理者」がありますが、こちらの合格率はもう少し高いです。
では、なぜ建築物環境衛生管理技術者の合格率は低いのでしょうか?
その原因を次の項でご説明します。

2.建築物環境衛生管理技術者の合格率が低い原因とは?

ではなぜ、建築物環境衛生管理技術者の合格率は低いのでしょうか。
この項では、理由の一例をご説明します。

2-1.出題範囲が広い

建築物環境衛生管理技術者の通称を、「ビル管理技術者」や「ビル管理士」と言います。
通称の方が、職務の内容をよく現しているでしょう。
この資格を持っていると、一定の広さを持ち、特定の用途に使用する施設の空調、水質、衛生管理などをすべて監督することができます。
本人が直接すべての整備や点検をすることはありません。
しかし、専門業者を依頼したり結果を確認したりするために、知識は必要です。
建築物環境衛生管理技術者の受験資格には実務経験が必要ですが、清掃や電気設備の管理など業務の一部しか行ったことがないという方がほとんど。
ですから、実務経験のない分野から出題されると、正解率が下がるのです。

2-2.受験者の年齢が高い

建築物環境衛生管理技術者は、2年以上の定められた実務経験が必要です。
そのため、学生や10代、20代の若者より30代以上の方が受験することが多いでしょう。
建築物環境衛生管理技術者の仕事も、業者との折衝(せっしょう)やクレーム処理など、高いコミュニケーション能力が必要なものが少なくありません。
ですから、壮年以降の年代に人気が高いのです。
しかし、働きながら受験勉強をするのは想像以上に大変なこと。
また、年をとるほど新しいことが覚えにくいでしょう。
ですから、難易度に比べて合格率が低くなりやすいです。

2-3.科目ごとの合格がない

建築物環境衛生管理技術者の試験は7科目の筆記試験です。
午前と午後に分かれて1日で行うため、かなりの長丁場になります。
また、試験は年に一度しかなく、科目ごとの合格もありません。
合格基準は一科目につき40%。
一科目でもそれを下回ると、ほかの科目が満点でも不合格になります。
ですから、得意科目で点数を伸ばして不得意科目を捨てるという、大学受験のようなことはできません。
すべても科目をまんべんなく勉強するのは思っている以上に大変でしょう。

3.建築物環境衛生管理技術者の勉強方法とは?

では、これまでご説明してきたことをふまえて、合格の確立を上げる勉強方法をご説明します。
ぜひ、参考にしてください。

3-1.暗記は毎日コツコツ続ける

建築物環境衛生管理技術者の試験は、法令などを覚える必要があります。
実務経験を積んだ人でも、法令などが分からない人は珍しくありません。
しかし、たくさんの分量を一度に覚えようとしても無理です。
暗記は毎日くりかえして覚えることが大切。
休日に長時間勉強するより、毎日短時間勉強していった方が力はつきます。
1日10分でもよいので、勉強する習慣をつけましょう。
また、遅くても試験3か月前には勉強を始めてください。
直前になって慌てても時間は戻りません。

3-2.隙間時間をうまく使おう

建築物環境衛生管理技術者を受験する人は、すべて社会人です。
中には、仕事をしながら受験勉強をする人もいるでしょう。
学生のように、決まった時間を勉強に充てることは難しいです。
しかし、通勤時間や昼休みなどのあき時間を有効に使えば勉強時間を確保できるでしょう。
時間があいたら、すぐに参考書を開くくせをつけてください。
10分あれば参考書を数ページ読めますし、法令のひとつくらい暗記できるでしょう。

3-3.参考書は一冊にしぼる

参考書をたくさん買いそろえると、勉強した気分になれます。
特に、自分で参考書を選ぶとなると、目移りする人もいるでしょう。
しかし、参考書はあちこち浮気をするより、一冊をくりかえし読みこんだ方が力はつきます。
また、ぶ厚くて文字が細かい参考書は、持ち歩くのも大変。
それならば、要点が大きな字で書かれている薄い参考書の方がよいでしょう。
文章よりも表や図の方が覚えやすいという方は、イラストが多めの参考書がお勧めです。
また、最近はDVDを利用した講義形式のテキストもあります。
黙読するより耳で聴く方が覚えやすいという方には、そちらの方がお勧め。
音声を持ち歩いて常に聴き続けてもよいでしょう。

3-4.通信教材という選択肢もある

建築物環境衛生管理技術者の資格取得を目指している方は、独学で勉強する人が多いです。
しかし、分からないことを質問したいという方もいるでしょう。
その場合は、通信教材がお勧めです。
通信教材は、模擬試験を実施してくれたり質問に答えてくれたりする特典がついています。
最近は、メールで質問もできますから返事を長時間待つこともありません。
中には、「中身を確認してみて、合わない場合は返却可能」というものもあります。
これならば、「通信教材を申しこんだけれど、内容が悪くて高いお金をむだにした」という失敗も防げるでしょう。
独学で勉強して不合格になったという方は、通信教材の方が向いている可能性があります。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、建築物環境衛生管理技術者の難易度と合格率についてご説明しました。
まとめると

  • 建築物環境衛生管理技術者の合格率は4人にひとり程度。
  • 難易度は「普通」だが、合格率は高くない。
  • 試験科目が多いので、計画的に勉強していこう。
  • 通信教材の利用も考えてみようということです。

建築物環境衛生管理技術者の資格が取得できれば、再就職にも有利でしょう。
ですから、長年ビル管理の仕事に就いてきた人は資格を取るに越したことはありません。
年齢制限はありませんから、何歳でも受験できます。
また、難易度の「普通」は「全く勉強していなければ合格できないけれど、独学でも合格できる」という感じです。
ですから、仕事の合間に勉強して合格する方も少なくありません。
「合格率が低いから、自分には無理だ」とあきらめてしまわずに、勉強方法も考えて挑戦してみましょう。

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