光化学スモッグが発生する原因と発生を防ぐための対策とは?

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「光化学スモッグ注意報」という言葉を、聞いたことがある方は多いと思います。
特に、昭和40年代~50年代初めにかけて、光化学スモッグは頻繁に発生しました。
光化学スモッグが体に悪いものという認識を持っているけれど、どんな影響があるか知らないという方も多いでしょう。
そこで今回は、光化学スモッグが発生する原因や体におよぼす影響、さらに対策方法をご紹介します。
日本では光化学スモッグが発生することはかなり少なくなりました。
しかし、外国に行くとまだまだ頻繁に発生している場所も多いでしょう。
興味がある方や公害防止管理者の方は必見ですよ。

目次

  1. 光化学スモッグとはどんなもの?
  2. 光化学スモッグの歴史とは?
  3. 光化学スモッグが体におよぼす影響とは?
  4. 光化学スモッグの対策とは?
  5. おわりに

1.光化学スモッグとはどんなもの?

光化学スモッグとは、光によって空気中に漂っていた物質が反応を起こし、霧状の有害物質が発生する現象のことです。
太陽の光というのは、紫外線や赤外線をはじめとする多種類の電磁波の集まり。
ですから、物質に当たるといろいろな化学反応を起こすものもあります。
空気中には、いろいろな物質が漂っているのです。
その中でも、太陽光に含まれる紫外線に反応しやすいのが、「窒素酸化物」と「炭化水素」。
これらは、石油や石炭などを燃やした煙や車の排ガスなどから発生するのです。
ですから、これらがたくさん漂っている空気に強い紫外線が当たるほど、光化学スモッグは発生しやすくなるでしょう。

2.光化学スモッグの歴史とは?

光化学スモッグの歴史は意外と古いのです。
産業革命が始まった19世紀のロンドンでは、光化学スモッグが毎日のように発生していたとか。
「霧にけぶるロンドン」という言葉がありますが、この霧とは自然現象の霧だけではなく、光化学スモッグも含まれていたのですね。
日本でも、昭和40年代~50年代までは光化学スモッグが頻繁に発生しました。
「光化学スモッグ注意報で、プールなどが中止になった」という経験をした方も多いでしょう。
そして、今光化学スモッグが多発している場所といえば、中国です。
中国のひどい大気汚染の様子は、テレビやインターネットのニュースサイトでたびたび話題になっています。

3.光化学スモッグが体におよぼす影響とは?

では、光化学スモッグが体におよぼす影響には、どのようなものがあるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.粘膜に与える影響

光化学スモッグは、有毒なガスです。
ですから、目やのどの粘膜に真っ先に影響を与えます。
光化学スモッグに当たると、目がちかちかしたりのどがいがいがしたり方も多いです。
これは、光化学スモッグの悪影響の一種。
光化学スモッグがひどくなると目が痛くて開けていられないということもあります。

3-2.呼吸器官に与える影響

光化学スモッグを吸いこむと、せきが止まらなくなったり気分が悪くなったりすることも多いのです。
特に、高齢者や子どもなど抵抗力が弱い方に症状が強く出やすいでしょう。
また、ぜん息の持病があるなど呼吸器官が弱い方は、おう吐したり呼吸困難になったりすることもあります。

3-3.光化学スモッグは防げないの?

花粉やPM2.5ならば、専用のマスクで防ぐことが可能です。
しかし、光化学スモッグの粒子はもっと細かいので、マスクでは完全に防ぐことは難しいでしょう。
また、目にも影響が出るため、ぴったりと肌に密着するゴーグルも必要です。
ですから、光化学スモッグ注意報が出た場合は、外出を控えて屋内で過ごすのが唯一の防御方法。
現在の日本では、目が痛くて開けられていられなくなったりせきが止まらなくなったりするほどの強い光化学スモッグが出ることはほぼありません。
ただし、小さい子どもや高齢者、呼吸器官が弱い方は注意報が出たら外出を控えましょう。
また、症状が出た場合は眼科や耳鼻咽喉科で治療を受けてください。

3-4.光化学スモッグが出やすい日とは?

光化学スモッグは、日光と空気中の化学物質が反応して発生します。
ですから、紫外線が多いほど発生する確率が上がるのです。
また、空気中の化学物質が拡散しないような風の弱い日も要注意。
つまり、紫外線が多い夏の風の弱い日が最も光化学スモッグが発生しやすいのです。

4.光化学スモッグの対策とは?

では、光化学スモッグを発生させないような対策はあるのでしょうか?
この項では、その対策の一例をご紹介します。

4-1.原因となる物質を排出しない

光化学スモッグの原因は、窒素酸化物と炭化水素です。
これらは工場や自動車の排気ガスから多く発生すると前述しました。
ですから、工場などが排気装置にフィルターをつけたりすれば、空気中に放出される窒素酸化物の量は減るでしょう。
また、自動車の排気ガスも同様です。
今は、自動車メーカーの努力によって排ガスの中の有害物質はだいぶ減少しました。
それでも、ディーゼルエンジンから排出されるガスの中には、炭化水素などが多量に含まれています。
ですから、東京都などでは1日に自治体に入ってくるディーゼルエンジンを積んだトラックの数を規制したりして、光化学スモッグの発生を防いでいるのです。

4-2.不用意にゴミを燃やさないことも大切

かつては、燃えるゴミは家庭で燃やしていたという地域も多かったのです。
しかし、今は不用意にゴミを燃やすと、窒素酸化物などの光化学スモッグの原因になる物質が多量に空気中へ放出されるでしょう。
特に、燃焼温度が低い場合は要注意です。
ですから、枯れ草などの一部を除いてゴミを家庭用の焼却炉で燃やさないように注意してください。
特に、プラスチック製のものは、窒素酸化物以外の有毒ガスやひどいにおいが発生する場合もあるのです。

4-3.外国旅行は時期を見ていく

アメリカやヨーロッパなど環境問題に積極的に取り組んでいる国は、光化学スモッグが発生することはあまりありません。
発生したとしても、ごく軽いものでしょう。
しかし、中国をはじめとする経済発展に国力をそそいでいる国は、環境よりも経済発展を優先しています。
ですから、ひどい光化学スモッグが発生することも珍しくありません。
旅行する時期によっては健康に悪影響が出ることもあるでしょう。
なので、できる限り工業地帯には近寄らないか、冬場や雨の多い時期に旅行へ行ってください。
また、光化学スモッグ注意報が出たら、外を出歩かずすぐにホテルへ戻りましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は光化学スモッグが発生する原因や対策方法などをご紹介しました。
まとめると

  • 光化学スモッグとは空気中の化学物質と日光が反応して発生する有毒ガスの一種。
  • 目やのどの粘膜や呼吸器官に悪影響が出ることが多い。
  • 高齢者や子どもなど、体が弱い人が影響を受けやすい。
  • 光化学スモッグの原因となる物質を空気中に放出しないことが最大の対策である。

ということです。
日本も、かつては経済発展を優先した結果光化学スモッグが大量に発生し、深刻な健康被害が出たこともありました。
現在は、企業努力によって光化学スモッグが発生する割合は減ってきています。
しかし、全く発生しないわけではありません。
注意報が出たら、速やかに室内に入りましょう。
また、中国など経済的に発展を続けている国に旅行へ行く場合は、不用意に工業地帯へ行かないように注意してください。
都市部よりも強い光化学スモッグが発生しやすいです。

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