第三種電気主任技術者

【電験三種】合格者が取り組んできた3つの勉強法を徹底解説!取り組む際の注意点も紹介

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第三種電気主任技術者、通称電験三種。

国家資格にして、非常に合格率が低い難関資格です。

仕事のため、ご自身のキャリアアップのため受験を決意した人の多くは

  • 勉強方法の前に、そもそも何を勉強すればいいのかがわからない
  • 書店で参考書を手にとってみたが、難しくて心が折れそう/折れた

という挫折を味わっているのではないでしょうか。

電験三種の合格に必要な勉強量や勉強時間も判断がつかず、ゴールが見えないと心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そして、電験三種はがむしゃらに時間をかけるだけで合格できるようなものではありません。

電験三種の合格に必要なのは、適切な勉強法と、適切な勉強時間です。

ここでは電験三種に合格した合格者たちが過去に実践していた勉強方法を中心に、電験三種の試験に合格することのできる勉強法についてご紹介していきます。

この方法で勉強する事により、たった1度のチャレンジで「一発試験合格!」も夢ではなくなります。ご自身に合う勉強方法を見つけてみてください。

1.電験三種合格までの一般的な所要時間は1,000時間

もちろん個人差はありますが、電験三種の合格のために費やすべきとされる勉強時間は、一般的に1,000時間程度です。

これは1日に3時間程度を勉強に費やした場合、毎日欠かさずに勉強をしておよそ9か月近くの時間がかかる計算となります。

これだけの時間を費やすのですから、出来る限り効率的に、そしてバランスよく学習を進める必要があります。

そして電験三種の試験範囲は非常に広いことで知られており、理論、電力、機械、法規という4科目をバランス良く理解し、各科目ごとに定められた水準(60点)以上の点数を取る必要があります。

つまり「特定の科目で満点を取って全体で60点をとれば合格できる」というわけではありません。

効率的にバランスよく学習を進めるためにも、ご自身に合った勉強法をまずしっかりと選定することが非常に重要です。

ここでは、以下の3つのパターンに分けて、具体的な学習法を紹介していきたいと思います。

A・全くの未経験からのスタート
B・ある程度実務経験がある状態からのスタート
C・電験三種受験が2回目以降の場合

2.電験三種試験の勉強方法

具体的な勉強方法としては下記の三つがあります。

  1. 参考書で独学する
  2. 動画で独学する
  3. 専門学校に通う

ここではそれぞれの勉強法について、デメリット・デメリットを含めご紹介します。

2−1.参考書で独学をする

オーソドックスに、電験三種試験対策の参考書を片手に勉強するという方法があります。こちらはいわゆる独学です。

独学のメリットは、自分の現在の理解度に合わせて必要な勉強を行うことができるという点です。つまり、コストをかけず、さらに自分の進め方で勉強することができるというのが参考書による独学のメリットです。

こちらの方法は、過去に受験勉強をした事があったり長期間にわたる資格取得学習の経験がある方には特に向いている方法です。

ご自身の中で勉強を進めるためのスケジューリングや自己管理、そして受験勉強のコツのようなものを理解されているのであれば、これに勝る勉強法はないといってよいでしょう。

なお当然のことですが、受験勉強や勉強そのものが苦手だ、という方については独学はお勧めできません。

また、自己管理が苦手だったり「スケジューリングが苦手で、勉強が好きではない」という方は途中で挫折をしてしまう傾向が強くなります。

2−1−1.おすすめの参考書3選

独学で電験三種の受験にトライされる方のために、おすすめの電験三種参考書を三つご紹介しておきます。

電験三種みんなが欲しかったシリーズ

こちらが初心者の方へ特におすすめな参考書で、4科目が全て同じ構成でシリーズ化されています。

フルカラーで図解も多いことから、ビジュアルでの理解がより深まることでしょう。

また試験対策という実践的な部分でも問題集がついているため、1冊でも対策が可能です。

電験三種これだけシリーズ

続いてご紹介するのが電験三種これだけシリーズです。先程ご紹介した参考書と比較して、もう少し電気に関しての知識がある方に向いている参考書となります。

イラストを用いた解説が多く、理解しやすい構成なのも高評価ポイントです。

問題数も十分な量があるので、この1冊で合格を目指すことも決して不可能ではありません。

電験三種受験テキスト完全マスターシリーズ

いわゆる、高度な参考書がこちらの完全マスターシリーズです。

この参考書の内容をすべて理解することができていれば、電験三種の試験は恐れるに足りません。

しかし、その裏を返せば完全マスターシリーズの参考書の内容を完全に理解するには相当な電気関係の知識を必要とします。ここにたどり着くまでに、多くの方が挫折する可能性があります。

最低限、ゼロ知識で電験三種の試験勉強をスタートされる場合は、こちらの参考書ではない選択肢を取られた方がよろしいでしょう。

2−2.動画教材で独学をする

参考書による独学は、どちらかというと今までに受験勉強で成功した人や、テキストでの学習の経験がある方向けの方法と言えます。

ライフスタイル的にも、毎日決まった時間にデスクに向かって参考書を開くという習慣づけができる人向けです。

もう少しやりやすく、効率的な学習方法としてオススメできるのが、動画教材で独学するという方法です。

参考書よりも動画教材の方が確かにコストはかかりますが、1回で合格できた際のメリットを考えると十分に検討する価値はあります。

コストがかかる事はネックとなりますが、その分、講師に質問することができたり、効率的に学習する事ができるため、一人で勉強するよりも挫折しない確率が高くなります。

2−2−1.動画教材による電験三種勉強のメリットと向いている人の特徴

動画教材での勉強におけるメリットと、こちらの勉強法が向いている人について解説します。

まずメリットですが、スマホ対応している教材であれば、ネット環境さえあればいつでもどこでも動画教材で学習をすることができます。

つまり、移動時間の合間や昼休みにも、勉強は可能です。

勉強に必要な時間を捻出するにはこういった隙間時間をいかに活用するかが重要なポイントとなりますが、このポイントにおいては、参考書を開くよりも動画教材の方が効率は良いと言えるでしょう。

動画を視聴する中で自分の理解が及んでいないポイントをきちんと把握し、そして苦手を潰すという行動が取れる人であれば特にオススメしたい勉強方法です。

2−2−2.電験三種合格のためのおすすめ動画教材は?

電験三種に合格するために使いたい、おすすめの動画教材にはどのようなものがあるでしょうか。特に合格者が多数輩出されている動画教材をここでは具体的にご紹介していきます。

日本エネルギー管理センター事務局

日本エネルギー管理センター事務局で発行している電験三種合格のための動画教材があります。こちらはオンライン動画受講コースで体験可能となっており、受講コースは、3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月のいずれかから選ぶことができます。

期間内であれば動画が見放題で、過去の映像も閲覧可能です。

価格も税込みで39,800円〜99,800円と、比較的低価格なのが魅力です。

ただし、注意点もあります。テキストについては別途購入が必要というポイントです。

最低限動画教材さえあればOKという方については、こちらの動画教材がおすすめです。

東京電気技術教育センター

有料講座も開講している東京電気技術教育センターでは、無料で動画を閲覧することが可能です。

主に電験三種解説動画がアップロードされているので、一度確認してみると良いでしょう。

どちらかと言うと、他の教材や勉強法と組み合わせて使用してみるのがおすすめです。

こちらの東京電気技術教育センターによる電験三種の動画教材を視聴し、内容の把握が難しいようであれば、必ずつまずいているポイントがあります。

この場合は他の動画教材での学習を進めたり、参考書を購入して苦手を潰す、という作業に入ることを検討しましょう。

翔泳社

翔泳社の動画講座の特徴─

それは講師が自分の得意分野を、独自の目線から指導しているというポイントです。

内容の正確性には定評があり、信頼を置きつつ学習を進めることもできるといってよいでしょう。

ただし科目によって担当者が複数存在し、それぞれ独自の講義を展開している関係上、内容重複が見られます。学習効率が良いかといえば、必ずしもそうではないことに注意が必要です。

SAT

SATの特徴は電験三種業界では有名な毛馬内講師が一人で4科目担当しています。​

電験三種試験は4科目関連しているので、一人で教えることによる科目間の連携が理解しやすくなります。​知識ゼロの方でも1年間で4科目合格者を多数輩出している理由がここにあります。

また通信教育最大の弱点・「続かない」をSATでは克服できるような様々なメソッドを構築しています。​

2−3.専門学校に通う

最もシンプルにして、最も手っ取り早いと言えるのが専門学校に直接足を運んで学習するという方法です。

全国的に見ても電験三種の専門学校は数多く存在します。

しかし、過去に入学して学習を進めていくわけですから、専門学校といえど参考書や動画教材と比較するとコストは大変高額となります。

学習レベルや理解度に合わせて解説してくれたり、スピードを合わせてくれたりと無理なく勉強することが可能なため、お金に糸目をつけずにとにかく確実な資格取得を目指すのであれば、専門学校の通学も検討リストに加えましょう。

2−3−1.電験三種・専門学校通学のメリットと向いている人の特徴

これはひとえに、自分でスケジューリングや学習の計画を立てなくてもよいポイント、そして先生から直接教えを受けることができるというのがメリットと言えるでしょう。

自己管理が苦手な人やとにかく学校に通うところから取り組みたいという方にはオススメできます。ただし、日常の中で通学にかかる時間や金銭的なコストは避けられませんので、生活リズムは間違いなく変化します。

2−3−2.おすすめの専門学校

電験三種の受験のためにおすすめの専門学校を、ここではいくつかご紹介します。

日本電子専門学校

新宿にある工業系専門学校。経済産業省、国土交通省認定学科である「電気工学科」があり、電験三種をはじめ電気主任技術者試験の受験そのものは、こちらの学校を卒業することで免除されるという特徴があります。

基礎から応用まで、合格できる範囲までを2年間で学ぶことが可能です。

日建学院

日建学院は、通学、自宅学習のいずれかを選ぶことができる専門学校です。創立50年以上の歴史を誇り、過去に電験三種をはじめとする電気関係の試験の合格者を多数輩出しています。もちろん、日建学院出身のプロフェッショナルも多数存在します。

電験三種のコースでは過去問の解説を徹底的に行っており、1日1〜2時間ほど勉強すれば最短3ヶ月前後で試験に臨むことも可能です。

TAC

資格の専門学校でおなじみのTACですが、電験三種の資格もTACで対応してもらうことが可能です。1年かけて4科目を網羅し、試験本番への対策も対応しています。全国に校舎があり、通学・通信どちらにも対応しているのは嬉しいポイント。参考書「みんなが欲しかったシリーズ」が教材として配布されるので、講義と参考書の二本立てで学習を進めることが可能です。

3.電験三種合格に向けた具体的な勉強スケジュールの立て方 

電験三種は、年に1度しか試験がありません。先ほどご紹介した通り、電験三種の資格試験に一度不合格になってしまうと、翌年まで受験のチャンスがありません。

そのため、電験三種合格に向けて、具体的な勉強スケジュールを立て計画的に学習を進める必要があります。

電験三種は年に1度、毎年8月下旬から9月の上旬に試験日が設定されます。そのため、ここから逆算して勉強のスタート時期や1日あたりの勉強時間を計算していきましょう。

冒頭でもご紹介した通り、電験三種合格のためにはおよそ900時間から1,000時間が必要です。

1日あたりに確保できる勉強時間を踏まえて、スタート時期を逆算すると良いでしょう。

電験三種合格に向けて、効率的な勉強法をもう一つご紹介します。

電験三種は4科目から成り立っていますが、理論→電力・機械→法規の順番に勉強するとスムーズに理解することができるでしょう。

その際、理論はすべての科目の基礎となりますので、本質から理解することを心がけてください。​

公式の暗記で終えてしまうとその先の科目が合格できません。​

続いて1年間で動画教材で合格を目指す場合の具体的なスケジュールについてご紹介します。​

まず、一日の勉強時間は最低2時間は確保します。​

3か月かけて理論を学習しますが、100%の理解は目指さずに機械科目に移ります。​

そして、4か月程度かけて、機械と電力の学習を終えます。​

各科目が関連しているので、最初に理解できなかった理論がここでつながってきます。​

最後に法規科目を1か月間学習し、徹底的に条文を読み込みます。​

残りの期間で過去問題10年間分を最低4回以上反復し、理解できていない科目や単元については再度復習をします。​

4.電験三種合格の鍵はモチベーション維持

電験三種の勉強は膨大な時間が必要です。

そのため、モチベーションの維持も安易ではありません。最初は勉強時間を確保することに注力し、習慣づけることを意識しましょう。

また、難解な問題を解くことよりも、基礎知識を充実させることに重点をおいてみましょう。電験三種に合格するためには、満点を取る必要はなく、公式や考え方の定着が鍵を握ることになります。

それぞれの科目において60点以上取得していれば合格は可能です。

加えて、公式を丸暗記することに囚われないようにしましょう。公式に当てはめるだけの問題は出題されませんし、そのような理解度が低いまま暗記をしても、応用力は養われません。

5.まとめ

国家資格であり、保有していると仕事の幅も広がる電験三種資格。

合格率が非常に低く、およそ8%から9%程度の合格率が例年続いている大変難しい試験です。

しかし、ご自身にとって適切な方法で、そして効率的に学習を進めることができれば一年間で電験三種4科目の学習を進め、合格を勝ち取ることも可能です。

また、選択する勉強方法によってはコストや時間などの変動もあります。それぞれの勉強方法のメリット・デメリットを理解し、適切な勉強方法を選定しましょう。

取りたい資格・知りたいことをお選びください