土木施工管理技士

土木施工管理技士に受験資格はあるのか?合格率や勉強方法を解説。

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土木施工管理技士は、土木に関する工事を管理する業務を担っています。2級では、請け負うことのできる工事に対して制限があるものの、1級の資格取得者であれば、管理できる工事に制限はありません。そのため、土木工事に関わる管理者は1級の土木施工管理技士の取得を目指しているといっても過言ではありません。

しかし、土木施工管理技士は受験資格を満たさなければ受験することができません。では、どういった受験資格を満たせば、土木施工管理技士を受験できるのでしょうか。この記事では、土木施工管理技士の受験資格や合格率、有効な勉強方法についてみていきます。 

1.土木施工管理技士の受験資格を知ろう

土木施工管理技士は誰もが受験できる資格ではなく、2級であっても実務経験が必要です。また、学歴によって必要な経験年数が大きく異なることも資格の特徴となっています。1級及び2級の受験資格は以下のように規定されています。 

1−1.1級の受験資格の詳細

学歴

必要実務経験年数

指定学科の大学

3年以上の実務経験

専門学校で高度専門士の単位取得

4年6ヶ月の実務経験

短期大学・高等専門学校・専門士専門学校

指定学科:5年以上の実務経験

それ以外:7年6ヶ月以上の実務経験

高等学校・中学校、専門学校

指定学科:10年以上の実務経験

それ以外:11年6ヶ月

その他の学歴

15年以上の実務経験

2級施工管理技士合格者で専任の監理技術者の下で2年の実務経験を積んだ場合、3年の実務経験(専任でなければ5年)

1級土木施工菅管理技士の最短ルートは、指定学科を卒業して3年の実務経験を取得するという流れです。しかし、指定学科の卒業は難易度が高く、学歴で条件を満たす場合、転職者などのハードルは非常に高くなってしまいます。しかし、大学卒業者であれば2級合格後に3年の実務経験を積むことによって1級の受験資格を得ることが可能であるため、2級の合格を目指すことが先決だといえます。

ちなみに、大学を出ているか否かによって必要とされる実務経験年数が全異なるため、人によっては通信教育などで大卒の検定を取得し期間を短縮するといった方法もありえます。

1−2.2級の受験資格の詳細

学歴

必要実務経験年数

指定学科の大学卒業と高度専門学士が取得できる専門学校

指定学科:1年以上の実務経験

それ以外:1年6ヶ月の実務経験

短期大学、5年制高等専門学校、専門士を取得できる専門学校の指定学科卒業

指定学科:2年以上

それ以外:3年の実務経験

指定学科を履修する高等学校、専門学校

指定学科:3年以上

それ以外:4年6ヶ月以上の実務経験

その他の学歴

8年以上の実務経験

2級の土木施工管理技士の取得でも大学卒業者かどうかによって必要とされる実務経験が異なります。例えば、指定学科以外の高等学校・大学の卒業では3年ほどの期間の差が生じます。そのため、指定学科を含まない高等学校の卒業者であれば、2級の取得を目指す場合、大卒相当の検定などを取得した場合、大幅に時間の短縮をすることが可能です。

また全く学歴のない場合は、2級であっても8年の実務経験を満たす必要があることにも注意が必要です。そのため、土木施工管理技士の取得をめざす場合、自分の学歴から必要な実務経験の期間を算定し、場合によっては短縮するといった可能性もあるといえるでしょう。 

2.受験資格保有者が土木施工管理技士を取得するメリット

土木施工管理技士を取得した場合、建設業では全国どのような場所であっても非常にニーズがあります。特に実務経験を積んだ1級の取得者であれば、転職に困ることはないといえるでしょう。ここでは、そういった土木施工管理技士のメリットについてみていきます。

2−1.手当によって給料に影響がある

土木施工管理技士を取得した場合、ほぼ全ての企業では手当を支給すると考えられます。福利厚生というよりも資格の取得者が企業に存在していることが手当以上に利益となるためです。

特に、公共工事における企業の審査では、1級の資格取得者を配置することによって5点の加点となる点も大きいといえるでしょう。 

2−2.監理技術者・主任技術者となれる

土木施工管理技士の1級を取得した場合、監理技術者なることが可能です。2級の場合は主任技術者として活躍できるため、小規模な工事であれば2級でも対応することは可能でしょう。

また、監理技術者となった場合には、責任が非常に重いため、給料などにも影響が出ると予想されます。

2−3.級によって扱える工事の範囲が広がる

2級であれば下請負金額が4,000万円未満まで、1級であれば制限なくどのような工事でも扱うことが可能です。級によって扱える工事の金額が大きく変動するものの、土木施工管理技士を取得しなければ、そもそも大規模な工事の担当者となることはできません。

そのため、土木施工管理士を取得する意味は、給料だけでなく、業界で生きていくために必要な資格だといえます。また、無資格者と土木施工管理技士では給料に大きな差が生じる点にも注意が必要です。

3.土木施工管理技士の受験資格別、最適な勉強方法

土木施工管理技士は、受験する級によって場合によっては勉強方法を変えた方が効率的です。ここでは、それぞれの級に合わせた最適な勉強方法についてみていきます。 

3−1.指定学科卒業者向けの勉強法

土木施工管理技士は指定学科卒業の場合、得意分野・苦手分野を把握して勉強の時間配分を行うことが重要となります。また、指定学科卒業者であれば、基礎的な知識がすでにある場合も多いので、テキストによる独学と通信教育がおすすめです。

独学の場合は、過去問を徹底的に攻略する、実技に関してはテキストで学習を繰り返すか講習を受けることをおすすめします。土木施工管理技士の場合は、過去問と出題傾向が大きく変わることはありません。そのため、既に基礎的な知識を有しており、過去問を徹底的に対策することによって資格の取得を目指すことが可能です。 

また、通信教育などもテキストを使用して学習を進めることがほとんどです。どちらも自分の気力が問われる学習方法であるものの、知識を保有していもスケジュール調整が難しい場合などは通信教育がススメです。

3−2.指定学科以外の学歴保有者向けの勉強法

指定学科以外の卒業者以外は、土木施工管理技士に対する基礎知識がない場合が殆どでしょう。そのため、1級と2級の取得を目指す場合、動画や専門学校がおすすめです。理由は、級の取得を目指す人々は働きながら取り組む方が多く、時間の取れない場合であっても、隙間時間などで学習を行えるためです。

また、専門学校においては、学習のスケジュールが決まっており、夜間などで定期的に受講することによって資格の取得を目指すことが可能です。場合によっては、土日などの休日を使いながら学習を進めることが可能であるため、独学で資格の取得を目指すよりも効率的となる場合が多いといえるでしょう。

4.土木施工管理技士の取得難易度

 土木施工管理技士の合格率を見てみると、30%ほどとなっており、実務経験のみで全く学習を行わずに合格できる資格ではありません。そのため、自分に合った学習を重ねることが必要です。

独学が苦手な場合は、 e-ラーニングや通信講座などの勉強方法を選択しましょう。特に e-ラーニングに関しては SAT の教材がおすすめです。 DVD ・動画・テキストで学習進めることが可能なことに加えて、わからない部分をサポートに聞くことも可能です。独学で学習を重ねる場合は、自己解決するしかありません。しかし、SATであれば学習を進めながら、わからない部分を人に聞ける環境があります。

SATでは3つのコースを選ぶことができます。eラーニング講座、DVD講座、もしくは両方を兼ね備えたコースの3つです。どのコースを選んでも、テキスト・と問題集・模擬試験と学習管理ができるEラーニングシステムがついています。価格は税別で34,800円〜49,800円です。最低10回まで無料で質問することができます。

また通信教育最大の弱点である、続かないをEラーニングシステムと目標達成法の世界的権威である「原田メソッド」との業務提携により克服しているのが特徴ですので、一人で全て進めることに不安を持っている人におすすめだといえるでしょう。

5.まとめ

土木施工管理技士は、1級と2級に別れており、受験資格もそれぞれ異なります。また、受験資格を満たしていても、全く学習せずに合格できる試験ではないといえるほど合格率は低い状況にあります。そのため、自分に合った学習方法で学習を重ねていくことが重要です。

そして、資格を取得した場合、自分が所属してる会社やライフスタイルに対してプラスの影響を与えることが可能です。受験資格の内容をふまえたうえで適切な学習を行っていきましょう。

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