潜水士になるにはどうしたらいいの? 資格の取り方とは?

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潜水士

今年の夏も、何件も水の事故が発生しました。
水難救助や水中での作業をする際に欠かせないのが、「潜水士」です。
今回は、潜水士という資格についてご説明しましょう。
海辺に住んでいたり水にかかわる仕事に就いていたりする人にとって、潜水士はなくてはならない存在です。
また、潜水士になるとどのような職業に就けるのか、もご説明しましょう。
興味がある方や潜水士の資格取得を目指す方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. 潜水士と普通のダイバーの違いとは?
  2. 潜水士になるにはどうしたらいいの?
  3. 潜水士としての技術を身につける方法とは?
  4. 潜水士の試験内容と合格率とは?
  5. おわりに

1.潜水士と普通のダイバーの違いとは?

フジテレビが製作した人気映画「海猿」は、潜水士の活躍を描いたものです。
主人公は海上保安庁の職員ですが、潜水士の資格を取得していないと映画のような活躍はできません。
潜水士とは、潜水用具をつけて水中や水底で作業をする人たちのことを指します。
また、国家資格としての潜水士とは、「潜水作業に従事することができる人」のことを意味するのです。
今は、レジャーでダイビングをする人も多いですが、ダイビング講習を受けて取得できるCカードとは異なります。
Cカードを取得しただけでは、潜水士にはなれません。
第二種自動車免許を取得できなければ、職業としての運転手になれないのと同じです。

2.潜水士になるにはどうしたらいいの?

通常、技術が必要になる国家資格には「実技試験」があるのです。
自動車やバイクの運転免許を取得するにも、学科試験と実技試験がありますね。
しかし、潜水士の資格には実技試験がありません。
受験資格もないのです。
免許交付は18歳以上にならないとできませんが、年齢制限もないので何歳でも受けられます。
極端な話、全く泳げない人であっても学科試験さえクリアできれば、潜水士の資格は取得できるのです。
これは、「潜水士」という職業が、限られた場所でしか必要とされないからともいわれています。
また、自動車は運転技術がない人が運転した場合、多くの人を巻きこんだ事故を起こす可能性が高いです。
ですから、運転免許を取得するには年齢制限や技術が必要。
ほかの技術系の国家資格も同じです。
しかし、潜水士は泳げない人が取得しても困るのは本人だけでしょう。
また、潜水士の実技試験を行うには、深さのあるプールなどが必要。
そんなプールは、日本でも限られた場所にしかありません。
つまり、潜水士の資格試験に実技試験を加えてしまうと、実施できる場所も受けられる人数も限定されてしまいます。
現在、潜水士の資格を取得しようと思っている方は、「潜水の技術を持ち」、「その技術を生かして仕事をしたい」と思っている方が大半です。
ですから、学科試験だけで資格取得が認められています。
しかし、現在この「潜水士」の試験のあり方に疑問を持つ方が増えているのです。
ですから、近い将来なんらかの変更があるかもしれません。

3.潜水士としての、技術を身につける方法とは?

では、潜水士として仕事をしていくために、どこで潜水技術を身につければよいのでしょうか?
この項では、その方法をご紹介します。

3-1.ダイビングスクールで身につける

日本全国にあるダイビングスクールに入れば、ダイビングの技術が身につきます。
ダイビングスクールは、年齢や性別の制限はありません。
最初は趣味でダイビングを始め、それが高じてインストラクターになった方も少なくないのです。
ちなみに、ダイビングの世界にはいくつかの民間資格も存在しますが、インストラクターになるためには潜水士の資格が必要。
そのため、「インストラクターになるから、潜水士の資格を取る」という方が多いです。

3-2.海上自衛隊に入隊する

海上自衛隊の中には、潜水員という職域があります。
海上自衛隊に入隊し、潜水員を目指すと、潜水士としての技術が身に着けられるのです。
といっても潜水を専門としているわけではなく、業務のひとつとして潜水を行います。
現在、海上自衛隊には日本国内では最も多くの潜水士が所属しているのです。
職業として潜水士を選ぶならば、海上自衛隊はお勧めでしょう。
ただし、心身共に健康で10代後半には入隊していなければ務まりません。

3-3.海上保安学校に入学する

映画「海猿」の舞台になっているのが、海上保安学校と海上保安庁です。
ここで潜水の技術を身につけて、潜水士の資格を取得すると主に人命救助や事故調査などを行います。
「海の警察官」と考えれば理解しやすいでしょう。
潜水士の就職先としては、花形です。
しかし、海上自衛隊と同じように心身共に健康でなければ、受験資格がありません。
また、海上保安学校の倍率は年々上昇しています。
今では、難関大学に入るのと同じくらい難しいでしょう。
また、現在のところ海上保安庁で活躍している潜水員は、すべて男性です。

3-4.そのほか

海洋学の研究などで、海の底に潜って調査をする場合は潜水士の資格が必要です。
ですから、ダイビングスクールで技術を学び、潜水士の資格を取って研究のために海に潜る人もいます。
また、船のメンテナンスをする仕事に就いている方も、職場で潜水の技術を学んで潜水士の資格を取得するケースがあるでしょう。
海に潜る仕事をしている人というと、海女(あま)や漁師をイメージする方もいますが、彼らは潜水用具をつけずに潜水します。
この場合は、潜水士の資格は必要ありません。
しかし、保険などの関係で潜水士の資格を取る人もいます。
この場合、潜水の技術は先輩の海女(あま)や漁師から教わるのです。

4.潜水士の試験内容と合格率とは?

潜水士の試験内容は、

  • 潜水業務
  • 送気、潜降および浮上
  • 高気圧障害
  • 関係法令

になります。午前と午後に分かれて試験が行われ、科目を免除する制度などはありません。
合格率は80%と非常に高くなっており、落ちる人の方がまれです。
といっても、全く勉強しなくても合格できるわけではありません。
海上保安学校や海上自衛隊では、試験対策を行ってくれます。
また、座学として潜水業務や法律のことを学ぶ時間もあるのです。
ダイビングスクールに通って技術を身につけた人や、業務上必要なので資格を取りたいという場合は、テキストを購入するか通信教材などを利用して勉強します。
試験は全体の6割以上取れれば合格です。
ですから、テキストを繰り返し読んで過去問を解いておきましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、潜水士の資格を取得する方法についてご説明しました。

  • まとめると
  • 潜水士とは、潜水用具を利用して水中で作業を行える国家資格である。
  • 試験は学科試験だけで、合格率は80%と高い。
  • 潜水技術を身につけるには、ダイビングスクールに通ったり、自衛隊や海上保安学校に入ったりしよう。
  • 自衛隊や海上保安庁は潜水士の就職先としては花形である。

ということです。
潜水士は、人の命を預かる仕事につくことも多いでしょう。
ですから、まずは技術を身に着けることが大切です。
ダイビングインストラクターの場合は、Cカードにランクがあり技術や潜水時間によってアップしていきます。
海上保安庁や自衛隊に入りたいという場合は、中学卒業するまでには進路として考えておきましょう。
狭き門ですが、やりがいのある仕事です。
また、大学や研究所に資料採集のために潜水士が雇われていることもあります。

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