2級建築士

プロが教える科目別攻略方法

科目ごとに一般的な試験対策の方法を見てみます。

  1. 計画
  2. 法規
  3. 構造
  4. 施工

計画 建築計画と環境工学については、知識を身に付ける内容がほとんどです。

普段の生活に関わりのある気候や温度、色、音などは馴染みのある分野なので、ある程度は頭に入りやすいと思います。

また、住宅をはじめ私たちは日常いろいろな建物を目にします。それらの計画について学ぶところは内容などイメージしやすいので、比較的学習しやすい部分だと言えます。
建築設備については、日常ふれる部分も多いですが、専門的な知識も必要となってきますので、覚えるための学習が必要になってきます。

深い理解を必要とせず、覚える内容もそれほど難しくないこの計画ですが、苦手な人が少ない反面、得意とする人があまりいないというのがこの科目の特徴です。
かけた時間分、点数は取れるようになると思いますので、定期的にテキストや問題に取り組み、少しずつ知識を増やしていくといいでしょう。

計画の具体的な学習の進め方

テキストやビデオ講義での学習が一通り済んだら、理解できていない内容について、再度確認します。
次に問題集に取り組み、出題の傾向を確認しながら、更に理解と知識を深めていきます。ある程度学習が進むと、重要なところ(出題頻度が高いところ)とそうでないところがわかってきますので、重要と思われる部分を確実に正解できるようになってください。

普段の生活の中で、いろんな建物(公共施設や商業施設)を注意深く見ておくことも、試験に役立つ知識を身に付ける上で有効です。
身の回りにある家具や設備なども意識して見るようにするといいでしょう。

法規 法令集を見ながら解答を行うことができます。

この法規は、本試験において、法令集を見ながら解答を行うことができます。ほぼ全ての受験生は、法令集を見ながら試験問題を解いています。
とは言え、建築基準法をはじめとする各建築関連法規の法文は、数回読んだだけでは理解できない部分が多く、また内容量も多いので、法文に対する理解は、試験までにきちんとしておく必要があると言えます。

法規の対策においてポイントとなるのは、内容を理解し覚えることもそうですが、法令集をいかに速く引くことができるか、と言えます。自分が調べたいところをいかに速く的確に引くことができるか、これが本番では重要になってきます。
そのためには、法令集にインデックスを貼ったり、必要な法文に線引きを行ったり、自分なりに法令集を(※)カスタマイズすることが有効です。

本番の試験では一番時間が足りないと思う科目になりますので、少しでも速く引けるよう法令集を工夫し、またできるだけ練習する経験を積んでください。

試験対策としては、構造力学と並び一番初めに取り組んでおいた方がいいと言える科目です。少しでも早い時期に法令に対する理解を深めるようにしてください。

法令集ですが、毎年新しいものが販売されています。できるだけ最新のものを使用するようにしてください。

(※)試験で認められる範囲内で行なう必要があります。

法規の具体的な学習の進め方

ビデオ講義を受講し、テキストを確認しながら、法令集の必要な部分に線引きを行います。この線引き作業は、線引きのみをはじめに全て行うのではなく、それぞれのレッスンごとに学習をしながら行うことをお勧めします。

法規は、建築基準法を中心に、毎年出題されるような問題が多くありますので、出題傾向表を確認し、毎年出題されている項目については、優先的に学習を行い、確実に正解できるようになってください。
問題のパターンをつかむことができれば、法規は得意科目になると思います。

構造 大きくは、構造力学、各種構造、建築材料の3つの分野に分かれます。

構造力学については、主に計算問題となっており理解が必要な分野でもありますので、数学が苦手な人などは特に早い時期から攻略しておきたい分野と言えます。
文系の人など計算が苦手な人にとっては、構造力学以外の部分で点を稼ぐという考えもありますが、解き方をマスターすれば、比較的簡単に正解できる問題もありますので、時間がある早い時期に攻略し、点数を少しでも稼げるようになっておくと後で楽になると言えます。

各種構造については、基本は暗記が中心の学習になりますが、考え方を理解することによって、より頭に入る内容が多くあります。
例えば、「建物は重たくなると、風に対しては有利だが地震には不利。」このような内容については、丸覚えするのではなく、どうしてそうなるのかを理解すれば、正誤判断をすることができます。

建築材料については、そのほとんどが知識を身に付ける暗記が中心の分野になります。内容は難しくありませんので、問題を解きながら、傾向をつかむようにしてください。

構造の具体的な学習の進め方

構造力学は、一見難しそうに感じるかもしれませんが、一度理解してしまえば、確実に解けるようになる問題が多いです。
したがって、法規同様、できるだけ早い時期に取り組み、攻略しておきたい分野です。テキストやビデオ講義の内容は、理解するまで繰り返し学習するようにしてください。一度理解してしまえば、あとは、練習問題を繰り返し解くようにします。

各種構造と建築材料については、暗記をすることが中心の学習になります。隙間時間を利用した学習も有効と言えますので、少しでも時間を見つけて、重要度の高いものから、より多く覚えるようにしてください。
建築材料などは、実物を見ることができますので、積極的に見る機会をつくるといいでしょう。
ホームセンターなどに足を運んでも、いろんな材料を見ることができます。

施工 覚える内容はそれほど難しくなく、覚えることによって得点できる科目

建築現場で仕事をする人にとっては得意な分野になりますが、そうでない人にとってはあまりイメージが湧かない分野になります。
ただし、覚える内容はそれほど難しくなく、覚えることによって得点できる科目ですので、地道に根気よく試験対策に取り組むようにしてください。

施工に限りませんが、テキストで学習する内容は、実物のものを見たり触れたりすると、よりイメージが湧き、記憶にも残るようになります。
なので、建築現場に行く機会が持てる人は、積極的に現場に足を運ぶといいでしょう。いろんなことがテキストとつながってくると思います。

また、建築現場に行く機会がない人も、少し街を歩けば建築している現場を見つけることができると思います。囲いやシートで覆われており、内部が見えないところもあるかもしれませんが、その囲いも、試験に出てくる内容と思って見てください。
足場を組み立てている現場を見つければ、足場の違いも分かるようになってくると思います。何気に見過ごしている通勤路も、意識して見れば、学習材料に溢れていることに気が付くでしょう。

施工の具体的な学習の進め方

暗記が中心の学習になります。テキストやビデオ講義の内容を一通り確認しましたら、あとは、できるだけ多くの問題を解き、出題される内容を把握します。
過去において、何度も出題されている内容が多くありますので、それらを優先的に、少しでも多くの内容を覚えるようにしてください。わかりにくいところやまだ理解が浅いところがありましたら、テキストやビデオ講義で確認すると効果的です。

暗記ものの学習は、5分でも時間があれば行うことができます。1つでも多くの内容を覚えてもいいですし、昨日行なった内容を少しでも見ておくと、より頭に定着しますので、復習に充てるのもいいでしょう。時間を有効に使うことを意識して、学習を進めるようにしてください。