電気主任技術者試験の難易度や試験内容を徹底解説! 受験資格・対策方法も!

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電気に関する仕事に就いていたり、工業系の高校や専門学校に通っていたりする人が取得を勧められる資格に「電気主任技術者」があります。
この資格を取得しておくと、就職の幅が広がったり資格手当がついたりするでしょう。
そこで、今回は電気主任技術者試験の難易度や内容についてご紹介します。
「難易度が高く、何回も挑戦しなければ受からない」というイメージを持っている方も多いですが、電気主任技術者には種類があるのです。
ですから、自分のレベルに合わせて資格をステップアップしていくのも可能でしょう。
将来電気関係の仕事に就きたいという方や、今電気関係の勉強をしているという方はぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. 電気主任技術者とはどんな資格?
  2. 電気主任技術者の種類とは?
  3. 電気主任技術者試験の内容や難易度とは?
  4. おわりに

1.電気主任技術者とはどんな資格?

電気主任技術者とは、事業用電気工作物の工事、維持、運用に関する保安を監督するための責任者になれる国家資格です。
ちなみに、事業用電気工作物とは、変電所や発電所などにあたります。
事業用電気工作物はさらに自家用電気工作物と電気事業用電気に分別されており、扱える電圧によって区別されているのです。
電気主任技術者とは、そんな電気を扱うプロフェッショナル。
電気主任技術者は、一種~三種まであり「電験×種」と略されていわれることも多いでしょう。
電気を扱う仕事に就いている方や将来電気を扱う仕事に就くために高校や専門学校で勉強している方は、取得が進められる資格です。
特に、大学や高等専門学校を卒業すれば試験を受けずに認定されることもできます。
ちなみに、受験資格はなく、工業系の学校を出ていなくても問題なく受験できるのです。
危険物取扱者と似ていますね。
ですから、転職して電気関係の仕事に就いたという方も、問題なくチャレンジできるのです。
試験を受けたい方は電気技術者試験センターの試験案内に基づいて申し込みを行い、所定科目を受験しましょう。
すべての科目に合格すれば電気主任技術者の資格が取得できます。

2.電気主任技術者の種類とは?

では、電気主任技術者の種類はどんなものがあるのでしょうか?
この項では第一種~三種までの資格内容を簡単にご説明します。

2-1.第三種

第三種の電気主任技術者は、50,000V未満の電気設備、5,000kW未満の発電設備の維持・運用・管理を行えます。
事務所、工場、店舗などで、49kWを超える電力が必要となる施設は、高圧受電としなければなりません。
そのため、この高圧受電行っている施設を維持管理するために、電気主任技術者が必要です。
たとえ最も下位の第三種であっても首都圏近郊ならば、特別高圧の高圧受電施設でも維持管理できるでしょう。
ちなみに、第三種は法律で定められた認定校で所定の単位を取得し、1年~3年までの実務経験を積んだ人は、無試験で取得できます。
また、特定の単位だけが不足している方は、その単位分の試験を受ければよいのです。
ですから、工業系の高校、専門学校、大学を卒業した人で電気関係の仕事に就いている人は、半ば自動的に取れる人も少なくありません。

2-2.第二種

第二種電気主任技術者は、17万ボルト未満の電圧の電気設備を管理できます。
50,000Vを超えた受電をする大規模な工場や商業施設は、少なくありません。
しかし、第二種電気主任技術者は、第三種電気主任技術者に比べると数がぐっと少なくなりますので、需要は高くなっています。第三種電気主任技術者の資格を取得した後で実務経験を積み、ステップアップしていってもよいでしょう。
試験の難易度は大学卒業程度のレベルが求められます。
また、第二種の試験はパワーエレクトロニクスなどの専門技術を問われる二次試験があるのです。
そのため、難易度はさらに高くなるでしょう。
これも第三種と同じように特定の単位を取得して実務経験を積めば、無試験で取得できますがそれができる人は少ないです。

2-3.第一種

第一種電気主任技術者の資格を取得すると、管理できる電圧の規制はなくなります。
つまり、どれほど高い電圧の施設でも、逆に家庭用の電気設備でも管理できるでしょう。
第一種電気主任者の資格試験も二次試験まであり、範囲は二種と同じです。
ただし、問われる問題はより高度なものになっています。
第一種電気主任技術者は大学や高等専門学校(高専)などで電気工学の学科を卒業して、電圧50,000V以上の電気工作物の維持管理を行っている人。
もしくは、第二種電気主任技術者の資格を取得し、同じ実務経験を所定の年数以上行っていると認定されるのです。
ですから、第二種電気主任技術者の資格を取得した後、実務経験を積んで認定される人も少なくありません。

3.電気主任技術者試験の内容や難易度とは?

この項では、電気主任技術者試験の内容や難易度についてご説明します。
どんな問題が出題させられるのでしょうか?

3-1.試験内容

電気主任技術者の試験科目は、第三種が「理論、電力、機械、法規」の4科目。
第二種と第一種がこれに加えて「電力・管理、機械・制御」の二次試験があります。
範囲は固定されていますので、自分の受ける種類によって勉強しましょう。
毎年第三種と第一種、第二種の一次試験が9月上旬ごろに行われます。
第三種はこの試験に合格すれば、取得できるのです。
第二種と第一種の場合は、一次試験に合格した人のみ11月下旬に行われる二次試験を受けられます。

3-2.試験の難易度

電気主任技術者は、第三種で10%前後第二種は3%前後、第1種の場合は2%前後になっています。
これだけ見ればかなりの難関資格に思えるでしょう。
また、認定制度によって資格を取得する人がそれぞれ1%ほどいます。
電気主任技術者はどちらかといえば、電気工学を専攻した専門高校生や大学生、さらに工業高校の生徒の受験者が多い資格です。しかし、このような人が受けても、合格率は10%前後なのですからかなりの勉強が必要でしょう。
その一方で、全く畑違いの仕事をしていた人が勉強をした結果電気主任技術者の第三種に合格した例もあります。
ですから、司法試験のように「必ず学校に通って専門の勉強をしなければ合格しない」という試験ではありません。
ただし、全く知識のない状態で勉強をしても合格する可能性は極めて低いでしょう。
また、数々の公式を暗記しなければならないので物理の知識も必要です。
そのため、危険物取扱者のように低年齢の合格者は出ていません。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は電気主任技術者とはどういう仕事なのかということや、資格試験の難易度についてご説明しました。
まとめると

  • 電気主任技術者は電気設備の維持管理をする仕事。
  • 電気主任技術者は一種~三種までの種類がある。
  • 特定の学校を出て単位を取得していれば認定制度も活用できる。
  • 第三種でも合格率が10%を切る難関資格である。

ということです。
難関資格と聞くと、それだけで「もう無理だ」と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、電気工学の勉強をしていれば授業でも習う内容が試験に出ることも少なくないのです。
また、所定の学校を出て単位を取得し、実務経験を積めば認定制度も利用できるでしょう。
ですから、いきなり第一種を取得するのではなく第三種を取得して実務経験を積み、ステップアップしていくことも可能なのです。
司法試験のように合格しなければ職につけないということはありません。
働きながら取得を目指す方も多いのです。

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