ビルの設備管理はどんなお仕事?ビル設備管理の資格をご紹介!

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「ビル設備管理・メンテナンスにたずさわりたい」「資格を取得してスキルアップしたい」など、ビル設備管理の資格取得を考えている方は多いでしょう。ビル設備管理の資格といえば建築物環境衛生管理技術者があります。建築物環境衛生管理技術者とは何なのか、ビル設備管理の知識を踏まえたうえで一緒にチェックしていきましょう。

  1. ビルの設備管理とは
  2. 建築物環境衛生管理技術者について
  3. 建築物環境衛生管理技術者のための勉強法
  4. ビル設備管理に関連するそのほかの資格
  5. ビルの設備管理、資格に関してよくある質問

この記事を読むことで、ビルの設備管理と関連資格の取得に必要な知識を身につけ、学習ポイントを押さえた効率的な勉強ができます。


1.ビルの設備管理とは

街中には多数のビジネスビル・商業ビルが立ち並んでいますよね。圧倒されるビルの設備を全体的に管理・保守点検をするのがビルの設備管理です。そこで、主なビル設備やビル設備管理の必要性、目的、仕事内容など解説します。

1‐1.主なビル設備とは何か?

大きいビルの中にはあらゆる設備があります。主なビルの設備といえば、電力設備・機械設備・空調設備・給排水設備・空調設備・ボイラーなどです。エレベーターや空調を全体的に管理するのも、ビル設備管理・ビルメンテナンス(ビルメン)の役割になります。

1‐2.ビル設備管理の必要性、目的とは?

ビルには不特定多数の人が出入りします。人が出入りすればするほどビル設備も忙しく稼働するものです。ビルという複雑な設備が入り混じっている巨大な装置を管理・保守していかなければなりません。つまり、ビル設備管理は建物の安全・価値を高めるために必要なものです。ビルの中にいる人、やってくる人がより安全に過ごせるためのメンテナンスでもあります。

1‐3.ビル設備管理の仕事内容は?

ビルメンテナンスの仕事内容は主に、電気設備・空調給排水設備・消防設備・ボイラー管理・巡回、定期点検があります。一体どんな仕事内容なのか解説していきましょう。

1‐3‐1.電気設備

大きいビルはおよそ数千~数万Vもの高圧電流を受電しています。なぜなら、エレベーター、照明、各オフィスのコンセントなど電気の使用場所が多いからです。もし、高圧電流が漏電、ショートしてしまうと大変危険な状態になります。火災・爆発防止のためにも電気設備の管理・監視・点検が必要です。

1‐3‐2.空調給排水設備

空調給排水設備では主に室内の温度や湿度、換気の管理、受水槽、ポンプなどの管理・点検・保守になります。徹底的に管理することで冷暖房機の運転が自由にコントロールできるでしょう。冷暖房効率をあげるためのフィルター掃除なども仕事内容の1つです。ただし、貯水槽など給排水に関係する設備は、外部清掃業者の力を借りることもあります。

1‐3‐3.消防設備

自動火災報知器、スプリンクラー、煙感知器、熱感知器などの消防設備はビル設備に必要不可欠です。最も大切な設備といっても過言ではないでしょう。もし、ビルで火災が起きた場合、逃げ道の確保と同時に消防設備が正常に起動しなければなりません。実際、消防設備の故障によって亡くなったケースはたくさんあります。人の命を守るためにも消防設備の管理・点検は徹底しなければなりません。

1‐3‐4.ボイラー管理

空調、熱湯給水、ポンプなどボイラーが原動力です。大きなビルには必ず巨大なボイラーがあり高温で動かしています。そのため、ボイラーを安全かつ正常に稼働させるには細心の注意を払わなければなりません。

1‐3‐5.巡回、定期点検

ビルの中を巡回して異常がないかどうかチェックするのもビル設備管理の仕事です。巡回して気になったところがあれば修理・点検を実施します。また、排水の汚れや空調機器の定期点検、消耗品の交換も必要です。

1‐3‐6.そのほか

ビル管理設備の腕のみせどころはビル設備の管理・保守だけではありません。いかに省エネか、エネルギーコストを削減できるかどうかが大切なポイントになります。安全な建物を維持するのではなく、さらに価値を向上・維持できるかどうかがビル管理設備の重要なミッションといえるでしょう。

1‐4.ビル設備管理に必要な資格とは?

ビル設備管理に必要な資格といえば建築物環境衛生管理技術者です。通称「ビル管理士」といわれています。ビル管理法において面積3,000㎡以上あるビルはビル管理士を必ず選任しなければなりません。ビル管理設備の仕事に一生たずさわりたいと思っている方はビル管理士の資格を取得しておいたほうがいいでしょう。ほかにも、電気設備の工事・保守点検に必要な資格「第2種電気工事士」と「第3種電気主任技術者」、熱源のプロフェッショナル「ボイラー技士」があります。

1‐5.ビル設備管理の職場、求人について

ビル設備管理の主な職場は、ビル管理・メンテナンス会社になるでしょう。求人をチェックしてみると、ビルメンテナンス・ビル管理・ビルマネジメントといった項目で見つけることができます。ビル設備管理の求人は募集年齢が幅広いです。そのため、転職する人も増えています。「ビルメンテナンス ビルメン 求人」と検索すれば求人情報が出てくるでしょう。効率的に求人を見つけたい方は、「ビルメン転職ナビ」を活用してください。ビルメン転職ナビは設備管理、建築物環境衛生管理技術者などの求人を多数掲載しています。

ビルメン転職ナビ

2.建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)について

ビル設備管理の仕事をするなら建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)の資格を取得したほうが就職・転職に有利です。では、ビル管理士とは一体どんな資格なのでしょうか。ビル管理士の概要を解説します。

2‐1.建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)とは

ビル管理士とは特定建築物の管理をおこない、事実上の最高責任者として働くことができます。ビルの所有者がオーナーになりますが、実際に指導・ビル管理をおこなうのはビル管理士です。しかし、ビル管理士として働くには試験に合格しなければなりません。または、建築物環境衛生管理技術者登録講習会の全過程を修め成績優秀者になれば免状が交付されます。試験を実施しているのは公益財団法人日本建築衛生管理教育センターです。

公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

2‐2.職務、必要性

ビル管理士はビルの価値を維持するための管理業務計画の立案から全般的実施、環境衛生上の維持管理に関する測定・検査、処置など幅広い職務を担当します。全体的状況を把握しつつ改善しなければならないところはすぐに実施する、広い視野を持たなければなりません。ビルの環境衛生を維持するためには指導者となるビル管理士が大きな役割を果たします。

2‐3.受験資格

ビル管理士の受験資格は、定められた建築物での環境衛生・維持管理経験が2年以上ある方です。定められた建築物とは以下のとおりになります。

<建築物の用途別>

  1. 興行場、百貨店、集会場、博物館、美術館、遊技場、図書館
  2. 店舗、事務所
  3. 学校
  4. ホテル、旅館、
  5. そのほか1~4までの用途に似ている場所

2‐4.試験内容

試験科目は全部で7科目あります。

  1. 建築物衛生行政概論
  2. 建築物の構造概論
  3. 建築物の環境衛生
  4. 空気環境の調整
  5. 給水および排水の管理
  6. 清掃
  7. ねずみ、昆虫などの防除

午前(9:30~12:30)の試験では1、3、4の科目、午後(13:00~16:30)の試験では2、5~7の科目になります。

2‐5.試験概要

それでは、さらに詳しくビル管理士の試験概要について見ていきましょう。ビル管理士の試験日や申し込み、試験地、合格率、問い合わせ先を紹介します。

2‐5‐1.試験日

国家資格のビル管理士は年に1回試験が実施されます。試験日は毎年10月上旬の日曜日です。忘れないようにメモしておきましょう。

2‐5‐2.申し込み

試験で気をつけておきたいのが申し込み受付期間です。10月の日曜日が試験日になっていますが、申し込み受付期間は5月上旬~6月中旬と早めになります。申し込み期間が過ぎていた!ということがないよう、覚えておいてください。また、申し込み方法は郵送になります。

2‐5‐3.試験地

ビル管理士の試験地は札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府および福岡市の5か所です。受験地を確認したい場合は、随時ホームページをチェックしておきましょう。

公益財団法人日本建築衛生管理教育センター

2‐6.合格率

ビル管理士の合格率は10%~20%ほどです。平成22年においては受験者数が10,194人に対し、合格者は1,720人で合格率は16.7%でした。合格率が低いと難しいのでは…と不安になるでしょう。しかし、難易度は「普通」です。しっかり勉強をすれば難なく合格できます。

2‐7.問い合わせ先

ビル管理士の試験に関して問い合わせをしたいときは、日本建築衛生管理教育センターのホームページをチェックしてください。電話での問い合わせが可能です。

日本建築衛生管理教育センター問い合わせ先

3.建築物環境衛生管理技術者のための勉強法

ビルメンの資格を取得するにはコツコツと勉強を続けなければなりません。そこで、効率的な学習方法や学習ポイント、主な資格のテキスト、通信教育について解説しましょう。

3‐1.学習方法、学習のポイント

勉強にはテキスト・参考書が必要不可欠です。自分にとってわかりやすい、または試験の重要ポイントが載っているテキスト・参考書を1冊選んでください。何冊も購入する必要はありません。逆に、テキスト・参考書が何冊もあると中途半端になってしまいます。1冊を何度も読み直したほうが試験のポイントを押さえることができるでしょう。

3‐2.主な資格のテキスト、通信教育

主な資格のテキスト・過去問をピックアップしてみました。テキスト・参考書に悩んでいる人はぜひチェックしてください。また、通信教育についても紹介します。

3‐2‐1.ビル管理士 超速マスター

ビル管理士研究会から出版されている「ビル管理士 超速マスター」は短期合格するために重要ポイントが凝縮されたテキストです。要点をわかりやすく解説しているため、試験前日や当日でも役立つでしょう。

3‐2‐2.平成27年版 ビル管理士試験模範解答集

平成21年~26年の6年間に出題された問題を解答・解説つきで紹介しています。テキストである程度勉強した後は、過去問を解いてみてください。ビル管理士試験模範解答集は出題頻度をランクごとにわけています。重要項目だけチェックできるでしょう。

3‐2‐3.通信教育

毎日忙しくて勉強する暇がない…そんな悩みを持っている方におすすめしたいのが通信教育です。通信教育は重要ポイントを押さえているテキストを使って自分のペースで勉強できます。また、通信講座SATのDVD学習ならスマートフォンやテレビで動画を見ながら勉強できるでしょう。あき時間はもちろん、通勤時間も勉強にあてることができます。

通信講座SAT

4.ビル設備管理に関連するそのほかの資格

ビル設備管理に関連する資格にはビル管理士のほかにも、ボイラー技士、電気主任技術者などがあります。どんな資格になるのか、詳しく解説しましょう。

4‐1.ボイラー技士(1級・2級)

ビルメンテナンスでボイラーを扱う際に役立つ資格が「ボイラー技士」です。ボイラー技士はボイラーを扱う専門家になります。1級ボイラー技士は小規模ボイラーから伝熱面積が25㎡~500㎡以内、2級ボイラー技士は小規模ボイラーから伝熱面積が25㎡以内のボイラー設備の取り扱いが可能です。

4‐2.電気主任技術者

電気主任技術者は発電所・変電所・工場・ビルの発電設備や配線といった電気設備の保守監督ができる資格です。第1種~第3種の3つがありそれぞれ取り扱える電圧が異なります。第1種はすべての事業用電気工作物の取り扱いが可能です。第2種は電圧が17万V以内、第3種は電圧が5万V以内の事業用電気工作物になります。

4‐3.そのほか

ほかには電気工事士があります。電気工事士は電気設備に関するプロフェッショナルです。高圧電流を受電しているビルは電気に関する専門知識が必要になるでしょう。ちなみに、第2種電気工事士と第3種電気主任責任者は誰でも受験できますよ。

5.ビルの設備管理、資格に関してよくある質問

ビルの設備管理や資格に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。悩んでいること、疑問に思っていることがあれば解決してから試験に挑みましょう。

5‐1.ビルメンの仕事は楽っていうけれど、本当?

従来のビルメンテナンスは専門業者がおこない管理者は立ち会いだけでした。しかし、現在は管理者に保守・点検業務を任せているところがほとんどです。そのため、ビル設備管理の仕事は昔よりも幅広く内容が増えました。ビルメンが楽だからという理由で就職しないほうがいいでしょう。また、ビルメンは専門の知識が必要で資格保有者でないと雇ってくれない会社・企業が増えています。

5‐2.ビルメンの平均年収・給料が知りたい

ビルメンの平均年収はおよそ350万~700万円です。経験数がゼロのころは年収が低いでしょう。しかし、経験年数が増えれば増えるほど年収もアップします。さらに、資格保有者は企業によって資格手当が出る可能性もあるのです。

5‐3.ビルメンの大手企業といえば?

ビルメンテナンス業界の中でも評価が高いのはNTTファシリティーズ、第一ビルディング、三菱電機ビルテクノサービス、東京海上日動ファシリティーズなど有名どころです。ほかにも、三菱地所ビルマネジメント、三井不動産ビルマネジメント、電通ファシリティマネジメントなど大手企業が並んでいます。

5‐3.ビルメンのブログがあれば教えてほしい

実際にビルメンとして働いている方のブログ「だからビル管はやめられない!」がおすすめです。衛生管理者試験の攻略法や保守管理のこぼれ話などチェックできます。

だからビル管はやめられない!

5‐5.資格取得にかかる費用はいくらか?

ビル管理士の受験手数料は13,900円です。加えて願書の送料や試験地までの交通費、テキスト・参考書代こみで数万円必要になるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?ビル設備管理はビルの運営を支えている設備を管理・点検・保守する大切な仕事です。ビル設備管理があるからこそ、ビルの中で安心して働くことができます。ビル設備管理につきたい人はビル管理士や電気主任技術者など必要な資格を取得してください。資格所有者のほうが就職・転職に役立ちますよ。

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