基礎工事の施工法の種類とは?それぞれの特徴について知ろう!

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建物を建築する際、「基礎工事」はとても大切な施工です。
基礎工事をきちんとしているかどうかで建物の耐久性能まで左右します。
建築施工管理技士を目指している人は特に、基礎工事について知識を身につけておかなければなりません。
そこで、基礎工事の施工法の種類や各施工法の特徴、基礎工事における注意点について詳しく説明します。
まさに今、試験を取得するために勉強している人はぜひ参考にしてください。

  1. 基礎工事の施工法の種類
  2. 各施工法の特徴
  3. 基礎工事における注意点
  4. まとめ

1.基礎工事の施工法の種類

基礎工事の種類は主に、「杭(くい)基礎」と「直接基礎」の2つです。
さらに、直接基礎からは「独立基礎」「ベタ基礎」「布基礎」にわかれることになります。
それぞれ、施工法の種類をチェックしていきましょう。
種類はもちろん、工法の内容についても確認してくださいね。

1‐1.軟弱な地盤に採用する「杭基礎」

杭基礎は、地盤の地耐力がおよそ20kN/㎡以下の場合に採用する基礎です。
杭を地面に打ちこむことで地盤を固めて安定を高めます。
軟弱な地盤のままでは建築作業にすすむことはできません。
建物の荷重が地面にかかってしまい、建物全体が不安定になります。
また、杭基礎には「既成杭工法」と「場所打ち杭工法」の2種類にわかれているのです。
「既成杭工法」は。あらかじめ工場でつくった杭を使用します。
一方、「場所打ち杭」は現場で掘った穴の中に鉄筋を挿入して杭をつくるやり方です。
以上のように、杭のつくり方によって基礎の種類が異なります。

1‐2.杭を使わない「直接基礎」

杭基礎と同じく、もう1つ代表的な基礎工事が「直接工事」です。
直接工事は杭などの道具をまったく使わず、地盤に直接基礎をつくります。
一般的に、地盤が安定している土地に採用する基礎工事です。
地盤が良好な状態でなければ採用できません。
また、建築する建物が低層の場合に活用します。
直接基礎には、「ベタ基礎」「フーチング基礎」「独立基礎」「布基礎」など細かい種類にわかれているものです。
ベタ基礎は建物の底面すべてに基礎スラブを構築しています。
フーチング基礎は上部建物の荷重を地業に、建物荷重を直接地盤に伝える仕組みです。布基礎は鉄筋コンクリートが連続している基礎になります。
そして、独立基礎は名前のとおり、基礎が独立している形です。
それぞれ適した地盤や建物があるので、事前にチェックしておきましょう。

1‐3.「特殊基礎」や「ケーソン基礎」

基礎工事の種類にはほかにもたくさんあります。
たとえば、杭基礎や直接基礎にも当てはまらない「特殊基礎」です。
特殊基礎には、鋼管矢板井筒基礎や脚つきソーケン基礎、多柱基礎などがあります。
高いビルや地盤が非常に弱いケースなど、特殊な基礎が必要なときに採用することが多いです。
そして、もう1つの「ケーソン基礎」には、ボックス(設置)ケーソンやニューマチックケーソン、オープンケーソンなどがあります。
そもそも、ケーソンとは水中構造物や防波堤などに採用する工法です。コンクリート製や鋼製の大型の箱を指しています。
地盤や建築場所によって基礎工事が異なることを把握しておきましょう。

2.各施工法の特徴

2‐1.地耐力によって適している施工法

基礎工事は建物を建築する基本的な施工です。
しっかり基礎工事をしたうえで建物を建築していかなければなりません。
杭基礎や直接基礎はそれぞれ“地耐力”によって適切かどうか判断します。
たとえば、軟弱な地盤のうえに建築する際は杭基礎が必要不可欠です。
ただし、地盤が安定している、地耐力が20kN~30kN/㎡以上の場合は直接基礎を採用します。
柱が独立している独立基礎の場合は、玄関ポーチや車庫の屋根などに採用するケースが多いでしょう。
家の荷重に耐えることができるかどうかで施工法の選択が左右します。
最適な基礎工事ができるよう、それぞれの特徴を把握しておかなければなりませんね。

2‐2.一般的に採用しているのは「ベタ基礎」

安定した地盤かつ、一軒家などの低層建築の場合は“ベタ基礎”の採用が一般的です。
基礎の立ちあがりはもちろんのこと、底板のすべてが鉄筋コンクリートになっています。建築物の重量に耐えることができ、不同沈下を防止するのにぴったりな基礎工事です。
また、地震や地面のねじれにも強いため最近では注目度があがりつつあります。
しかし、地盤が弱い場合は「杭基礎」でしっかり固定しなければなりません。
各施工法の特徴を把握しつつ、最適な基礎工事を選択するには“地盤調査”が必要になるでしょう。
地盤調査をしっかりしなければ、基礎工事をすすめることはできません。

3.基礎工事における注意点

3‐1.基礎工事の基本は“地盤調査”

建物の建築において大切な基礎工事は、“地盤調査”が必要不可欠です。
しかし、地盤調査とは一体何を調査するのでしょうか。
主に地盤調査では敷地の履歴や地形、近隣の柱状図、周辺と敷地状況、土質分類などをおこないます。
また、国土交通省にもとづいて許容支持力の算出が必要になるでしょう。
不同沈下の予測や土質の確定、地下水位の推定、地中障害物の有無などを調査します。「徹底的に調査する必要はあるのか?」と思いがちですが、地盤調査は安定した建物を建築する大きなポイントです。
最近の日本は地震が増えてきています。建築物を建てる際、地震対策を気にしている方が非常に増えているのです。
日常生活をすごす家だからこそ、地震に強い家を建てることが大切になります。
安定した住宅こそ、地盤調査や基礎工事をきちんとしているのです。

3‐2.基礎配筋工事は「設計図書」と確認しながら

安定した建物を建築するには、地盤に合った基礎工事を選ばなければなりません。
地盤調査をしっかりおこなって、結果から導き出すことが大切です。
最適な工法を選択するには基礎工事の種類・特徴を知るのはもちろん大切な要素になります。
けれども、基礎工事の種類・特徴を把握するだけではたりません。
基礎配筋工事の内容やすすめ方も把握する必要があります。
特に、基礎背筋工事は「設計図書」を確認しながらすすめていかなければなりません。配筋の形状や配置、レベル、ピッチ、鉄筋の径など細かいところまでチェックしていきましょう。
工事の最中に疑問点やおかしい点があれば、すぐに業者や担当者と相談してください。現場を見ながら調節していくことが大切ですよ。

4.まとめ

基礎工事の施工法の種類や各施工法の特徴、基礎工事における注意点について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
建築施工管理技士になるには、基礎工事の種類やそれぞれの特徴を把握しておかなければなりません。
基礎工事は建築における大切な施工になります。基礎工事をしっかりするかどうかで安定した建物ができるのです。
地盤に合った施工法を選択しなければならないため、まずは「地盤調査」をします。
地盤調査から地耐力を導き出して最適な工法を選択しなければなりません。
基本的に、軟弱な地盤の場合は「杭基礎」、地盤が安定している場合は「直接基礎」を導入することになるでしょう。
種類・特徴や注意点などしっかり頭にいれておいてくださいね。

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