地盤調査方法とそれぞれの特徴を徹底比較

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地盤調査は建築計画を立てる際に、事前にしっかりと行うべきです。建物完了後に地盤沈下などの問題が生じるなら、依頼主にも施工者にも大きな損害となります。とはいっても、地盤調査方法にはさまざまな種類と特徴があるため、正しい地盤調査のためには知識が必要です。それでは、地盤調査方法と種類、その特徴を徹底比較します。

  1. 地盤調査方法と目的
  2. 地盤調査の種類と特徴
  3. 地盤調査の責任と資格

1.地盤調査方法と目的

1-1.地盤調査はなぜ必要か

個人にとっては、新築住宅は一生の買い物です。地盤がしっかりしていない家は、その後の生活すべてに影響する大惨事になりかねません。また、マンションやビルの地盤に問題があるなら、数多くの入居者に影響します。地盤沈下などが生じるなら、損害と賠償は恐ろしい数字になるでしょう。ですから、地盤調査は建設工事を開始する前に、徹底的に行う必要があるのです。

1-2.地盤調査と法律

地盤調査は施工者が行うべきこととして法律に明記されています。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」のよると、施工者の責任として、家の欠陥を10年間は保証するべきなのです。もちろん、建築時の施工に問題があった場合に限ります。そして、施工時の家の欠陥には、地盤の問題も含むのです。つまり、建築後10年以内に地盤がしっかりしていないことが理由で家が傾くなら、施工者は損害を補償しなければいけません。「施工者が建築前に地盤の調査をしっかりするべきである」というのが理由です。とはいえ、地盤は災害により変化します。地震による液状化現象が原因で住宅の地盤に変化があっても、建築時の欠陥ではないため、施工者が保証するものとはなりません。

1-3.建築会社の生命線

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」は国土交通省のホームページで詳細を確認できます。最近も定期的に改正している法律であり、施工者は建築会社の責任として何が求められるかを常に確認しなければなりません。従来の習慣だけではなく、裁判例なども確かめながら、問題が起こらないように施工をすすめるべきなのです。裁判で負けるなら、会社の信頼にも傷がつき、同時に賠償のための工事を負担しなければなりません。ですから、しっかりした地盤調査を行い、施工者も依頼主も安心できる建設をすすめる必要があるのです。

2.地盤調査の種類と特徴

2-1.スウェーデン式サウンディング試験とその特徴

地盤調査として現在主流なのは、スウェーデン式サウンディング試験です。スウェーデン式サウンディング試験では、スクリューポイントと呼ばれるドリルを地盤に刺します。加重と回転をかけて、その沈み具合で地盤の状況を確認するのです。試験装置も方法も簡易であるため、費用も安くなります。また、試験結果をN値に換算できるのも特徴です。N値とは、地盤の強度を求める試験結果の数値で、標準貫入(かんにゅう)試験値とも呼ばれ、地盤調査の報告の基準として必要なデータとなります。スウェーデン式サウンディング試験の短所は、貫入(かんにゅう)が困難な場所では試験ができないこと、また調査できる深度が10メーターほどになる点でしょう。

2-2.レイリー波探査法とその特徴

レイリー波探査法は、振動を地面に伝えて、その伝わる程度を調べるものです。検出器を用いて数値を算出します。地盤にドリルなどを貫入(かんにゅう)する必要がないので、石などが多い地盤にも使用できるのがメリットです。とはいえ、振動は深いところまでは届かないので、深部の地盤状況まではわかりません。

2-3.ボーリング・標準貫入(かんにゅう)試験とその特徴

ボーリング試験では、地上にサンプラーを打ち込みます。打ち込みに必要な打撃回数に基づいてN値を算出するわけです。土壌の状態もわかるため、細かな情報を取得できるのがメリットと言えるでしょう。また、10メーター以上の深い層についても確認できるのがメリットです。しかし、調査そのものは大掛かりであるため、費用も高くなります。広い作業スペースも必要になるでしょう。

3.地盤調査の責任と資格

3-1. 地盤調査は信頼が大切

地盤調査など建設に必要なデータは、悪質な業者が改ざんするケースもあり、社会問題にもなっています。そのため、有資格者がしっかりと責任を持って作業を行う必要があり、建設会社にとっても、信頼できる資格者を確保するのが大切です。会社の評判にも大きくかかわるため、企業は信頼のおける有資格者をいつも募集しています。

3-2.地盤調査のための資格

地盤調査に関連する資格には、地質調査技士や住宅地盤技術者、地盤品質判定士などがあります。地質調査技士は国土交通省が指定する資格です。一般社団法人全国地質調査業協会連合会が年に1度試験を行います。地盤品質判定士は最近スタートした資格であり、地盤品質判定士協議会が管理する資格です。今後、注目される資格と言えるでしょう。住宅地盤技術者は、NPO法人住宅地盤品質協会が管理する資格であり、信頼のある地盤調査を行うためには、注目されている資格です。

3-3.知識に基づいた管理が大切

地盤調査のためには資格も必要ですが、総合的な建設についての理解度も大切です。そのため、建設会社としては数々の有資格者を必要としつつも、複数の建設関連資格を持つ技術者を求めています。特に、建築施工管理技士がほかの技術資格も持っているなら、活躍できる場面が多く、会社にも大きなメリットとなるでしょう。それぞれの資格には、総合的な建設知識が必要であり、効率よく勉強するなら、複数の資格を同時に取得できます。

まとめ

いかがでしたか?地盤調査方法には種類が多くあり、いずれも正確な調査を行う技術者を必要としています。有資格者がいることは、建設会社にとっても大きなメリットです。そのため、建設に関する複数の資格を効率よく勉強することをおすすめします。会社にとっても貴重な人材となり、やりがいのある仕事にもつながるでしょう。

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