地下水の水質について知ろう!その特徴と地下水汚染の現実について

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地下水の水質にはどのような特徴があるのでしょうか。
地下水とは、井戸や洞窟の中など地下にある水のこと。
近年、有害物質の投棄などによる地下水の汚染が問題になっていることをご存じでしょうか。
地下水汚染は自然環境や人の健康、生活へ影響を与える「公害」の1つ。
環境基準を満たしているかどうか調査し、対策を考えなければなりません。

  • 地下水の水量や水温はどうなっているのか?
  • 地下水の水質調査を行う方法を知りたい
  • 地下水汚染の原因と対策にはどのようなものがあるのか?

地下水の特徴や地下水汚染について、詳しく調べてみましょう。


1.地下水の特徴

1-1.地下水の水質

地下水は地表水と違い、雨が降ってもにごることはありません。
もちろん、大雨が降っても洪水が起こることはないのです。
日照りが続いてカラになることもないでしょう。
雨の量によって水かさが増えたり減ったりすることはあります。
しかし、川や湖などに比べるとほとんど目立つことはないのです。
また、地下水は温度もほぼ一定で、夏は気温よりも低く、冬は暖かくなるのが特徴。
水温の変化が少ないのも地下水の利点と言えるでしょう。
地下水は水がきれいで飲用に適しています。
水が土や砂のすき間をくぐり抜けている間に、ごみやバクテリアを吸い取ってくれるためでしょう。
だからこそ、地下水汚染の問題が重要視されているのです。

1-2.地下水の水量

地下水は広い範囲に分布しているため、多くの場所で得られます。
川や湖、沼の水は地上のごく限られたところにしかないため、遠い場所では長い水路を作る必要があるのです。
しかし、地下水には量の制限があり、まとまった量の水を得ることは難しくなっています。
土や砂のすき間をとおってくるため、ある土地に一定の時間流れ込む水量は限られているのです。

2.地下水の水質検査方法

地下水には、環境基本法に基づく環境基準が定められています。
近年、土壌汚染による地下水の汚染が明らかになってきているのです。
地下水の水質検査方法とはどのようなものなのでしょうか。
家庭用で自己飲用する場合、水質検査を行う義務はありません。
しかし、飲用する場合には水質検査を実施することが望ましいでしょう。
水質基準は51項目あり、専門機関に依頼すると5万円程度で検査することができます。
一般細菌や大腸菌、塩化物イオン、カルシウム、マグネシウムなどの含有量をチェックすることになるでしょう。
そのほかにも、pH値や味、臭気、色度、濁度などが主な検査内容となります。

3.地下水汚染の原因と対策 

3-1.地下水汚染とは

地下水汚染とは、地下水中に重金属や有機溶剤・農薬・油などの物質や細菌などが含まれている状態を言います。

ただし、その量が自然環境や人の健康、生活への影響を与える程度であることが条件になるのです。
周辺の自然や人への影響がない程度であれば地下水汚染とは言いません。

3-2.原因が化学物質の場合

原因が化学物質である場合、地下水汚染は体感しにくい公害です。
地下に浸透することで目や鼻で体感することができなくなるため「公害の発生」という認識が甘くなりがちでしょう。
結果として、公害の防止対策として低く扱われてしまうことが多くなっています。
また、地下水に浸透した有害物質は、拡散が非常に遅いことから、長期にわたって滞留、蓄積しやすいと考えられているのです。
そのため、汚染発生時期や汚染原因者を特定することが困難でもあります。
体感しにくい対象を未然に防止するためには、認識を高めることが最も重要でしょう。

3-3.地下水汚染の対策

都道府県知事は、水質汚濁防止法に基づき地下水の水質測定を行っています。
測定の結果、汚染が判明した場合は、汚染原因の調査を実施。
汚染原因者を特定し、汚染の防止や浄化の処置を指導しているのです。
また、近年は独自に条例を定め、事業者などに汚染の調査や対策を求める地方自治体が増加しています。
条例は地下水の保全を目的としたものであり、さまざまな規定を定めているのです。
また、事業者自体の汚染による損害賠償、社会的信用問題などの事業リスクを回避するため対策に取り組む例も増えてきています。
具体的には、自主的調査や対策の結果を環境報告書で公表するなどの取り組みがあるのです。
たとえば、有害物質の取り扱いや環境に対する企業の考え方を示している事業者もあります。
そして、水質汚染を防止するために、個人ができることもたくさんあるのです。
生活の中で1人1人が協力していくことで私たちの資源は守られます。
生活排水を少しでも減らすために、合成洗剤を使用しないことも大切でしょう。
自然にやさしいものを使うことは、私たちにとっても地球にとっても安全なことなのです。

4.地下水汚染の影響

4-1.人体への影響

汚染した地下水を直接的、または間接的に摂取した場合、人体にはどのような影響を与えることになるのでしょうか。
人体への影響は、有機物質の種類によっても異なります。
揮発性有機化合物の場合だと、目や皮膚への刺激・頭痛やめまい・吐き気・四肢の知覚異常・麻酔作用・肝臓や腎臓への障害などが考えられるでしょう。
重金属の場合は、急性中毒や慢性中毒・発がん・貧血・皮膚障害・胃腸障害・肝硬変・肝臓障害などの原因になります。
また、土壌汚染により発生する有害物質は、地下水を経由して拡散されていくでしょう。
汚染物質が蓄積された飲料水や農作物、魚介類を摂取することでも、直接的に健康被害の原因となる可能性があるのです。

4-2.水質汚染による公害

水質汚染の影響として代表的なものが、水俣(みなまた)病やイタイイタイ病などの公害です。
汚染された水を体内に吸収してしまうことによって影響が出ている例の1つでしょう。
特に、多くの工場がある場所では、工場排水による水質汚染の影響は強く、川や海も汚染されています。
現在は工場排水についてさまざまな規定があることから、このような被害になる可能性はあまり高くないでしょう。
しかし、今後も問題が起こらないように、水質汚染するような自体にならないように注意していかなければなりません。
公害を受けた被害者はいまだに苦しんでいるでしょう。
また、人間だけでなく、そこに生きる動物や植物もその影響を受けていることも事実です。
私たちが普段食べているものも、水質汚染された場所で育った可能性もあるでしょう。
底質とは、海域や河川、水路などの水底にある土砂やヘドロのこと。
有害物質を含む地下水が川や池に流れ込むと、地下水に含まれていた有害物質が凝集沈殿し、水底に積もるのです。
底質に多くの有害物質が蓄積されると底質汚染が起こり、そこに生きる動植物が影響を受けることになってしまいます。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
地下水の水質調査、地下水汚染の原因と対策についてご紹介しました。
水は限りある資源であり、汚染を防ぎ守っていくのは私たち自身です。
しかし、地下水汚染について理解している人はまだまだ少ないのが現状。
地球に生きるものすべてを守るためにも、しっかりと対策をしていかなければならないということを覚えておきましょう。

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