労働安全衛生法に基づく資格の種類や取得する方法とは?

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

労働安全衛生法とは、労働者が安全かつ衛生的に仕事ができるように定められた法律です。もともとは労働基準法の一部でしたが、昭和47年に独立した法律になりました。この、労働安全衛生法に基づいて、いくつもの資格が定められています。

そこで、今回は労働安全衛生法に基づいて定められている資格について解説しましょう。

  1. 労働安全衛生法とは?
  2. 労働安全衛生法の概要
  3. 労働安全衛生法に定められている資格について
  4. 各種資格の取得方法について
  5. 労働安全衛生法などに対するよくある質問

この記事を読めば、労働安全衛生に関わる仕事についてもよく分かりますよ。安全管理者や衛生管理者の資格取得を目指している方も、ぜひ読んでみてくださいね。


1.労働安全衛生法とは?

労働安全衛生法とは、前述したように労働者が安全かつ健康的に仕事が行えるように職場環境の整え方や、体に有害な物質や危険を伴う作業についての規則を定めた法律です。
また、労働者の健康を保持するために行わなければならないことなども定められており、会社員が毎年1回行う健康診断も、労働安全衛生法によって実施が義務づけられています。
近年は、技術の進歩や安全教育の浸透により、体に有害な物質が原因で起こる労働災害は減少傾向です。その一方で、長時間労働やパワハラに代表される過重労働が原因の労働災害は増加しています。
そのため、労働安全衛生法の徹底が改めて各職場に求められているのです。

2.労働安全衛生法の概要

労働安全衛生法の内容を分かりやすくまとめると

  • 労働者を危険や健康被害から守るための措置
  • 機械・危険物・有害物質に対する規制措置
  • 労働者の就業における措置
  • 労働者の健康保持に対する措置
  • 労働災害を防止するために経営者や労働者が担う義務

このようになります。ですから、経営者や安全管理や衛生管理の職務に就いている方はもちろんのこと、労働者も可能な限り法律に目を通しておくとよいでしょう。特に、労働災害の防止に関する項目は、自分の権利を守るためにも知っておく必要があります。

3.労働安全衛生法に定められている資格について

労働安全衛生法に定められている資格には、

  • 労働者の安全管理や衛生管理を行う資格(安全管理者・衛生管理者・労働安全コンサルタント・産業医など)
  • クレーンや建設機械などを扱う資格や免許
  • 溶接や解体・火薬を使う作業・ボイラーの取り扱いなど、危険を伴う作業を行うことのできる資格
  • 有機溶剤や放射線など体に有害な物質を扱うことのできる資格(放射線技師など)

があります。各種技能士や作業責任者も労働安全衛生法によって定められている資格です。

4.各種資格の取得方法について

この項では、労働安全衛生法に基づいて定められている各種資格の取得方法や難易度についてご説明します。ぜひ参考にしてくださいね。

4-1.講習会を受講して資格を取得する方法

建設機械の取り扱いや危険を伴う作業を行えるようになるための資格などは、技能講習や特別教育を修了することで取得できます。時間はかかりますが比較的取得が容易のため、講習会を受講するチャンスが巡ってきたら、ぜひ受講しておきましょう。転職などにも役立ちます。

なお、講習会や特別教育には誰でも参加できるものと、受講資格を満たす必要があるものがあるので注意しましょう。例えば、安全管理者の場合は一定期間安全管理に関する実務経験がないと、安全管理者になるための講習を受講できません。

4-2.資格試験を受けて取得する方法

衛生管理者やボイラー技士・クレーン運転士などは、資格試験を受けて合格する必要があります。労働安全衛生法に基づいて定められている資格試験は、安全衛生技術試験協会が主催しているので、受験したい試験がある場合は、ホームページに目を通しておきましょう。
資格試験も講習会と同じように、受験資格が必要なものもあれば、特に定められていないものもあります。ですから、資格試験を受けたい場合は、まず受験資格が必要かどうかを確認しましょう。クレーン・デリック運転士のように誰でも受験できる試験ですが、実技試験があるため、実務経験がなければ受けることができない資格などもあります。
また、衛生管理者のように学歴によって受験資格が異なる資格もありますので、注意が必要です。

4-3.資格取得の難易度は?

労働安全衛生法に基づいて定められている資格は、資格取得がどちらかといえば易しいものが多いでしょう。技能講習や特別教育を受講すれば取得できるものはもちろんのこと、ボイラー技士や衛生管理者も独学であってもきちんと勉強していれば、資格取得が可能です。
ただし、実務経験が必要な資格取得にチャレンジする方のほとんどが、仕事をしながら受験勉強をすることになります。そのため、勉強と仕事を両立させる方法に悩む方も多いことでしょう。学生時代のようにまとまって勉強する時間が取れない場合は、短時間でもよいので毎日勉強をする習慣をつけることがおすすめです。休日にまとめて勉強しようと思ってもうまくいきません。1日30分でも通勤時間や昼休みの時間を利用して勉強しましょう。

4-4.労働安全・労働衛生コンサルタントについて

労働安全衛生法に基づいて定められている資格の中で、最も難易度が高い資格が労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタントです。「コンサルタント」と名前がついているとおり、会社からの求めに応じて労働安全や労働衛生の業務が適正に行われているかをチェックし、指導を行える資格になります。
安全管理者や衛生管理者と業務内容はほぼ同じですが、この2つの資格が自社でしか安全管理・衛生管理業務が行えないのに対し、コンサルタントの資格を取得すれば、他社でも行えるようになるのです。そのため、安全管理者や衛生管理者として長年働いてきた方が、独立を考えて取得することも多いでしょう。

労働安全・労働衛生コンサルタントの合格率は20%を切っており、安全衛生技術試験協会が主催する資格の中でも最も難易度が高いものです。また、最低でも5年以上労働衛生や労働安全の実務経験がないと受験資格が得られません。その分、有資格者の地位は高く、取得すれば独立開業への道も開かれています。労働安全や労働衛生に関する資格を取得し、次のステップへ進みたいという方はぜひチャレンジしてみましょう。

5.労働安全衛生法などに対するよくある質問

Q.労働安全衛生法は、従業員が何人以上いる会社に適用されるのでしょうか?
A.従業員が1人以上いる会社すべてに適用されます。

Q.産業医は、医師であれば誰でも選任できるものですか?
A.講習を受けるなどして産業医としての知識を身につけた医師しか選任できません。

Q.労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタントの違いはなんでしょうか?
A.労働安全コンサルタントは、安全管理に関するチェックや指導を来ない、労働衛生コンサルタントは労働衛生に関するチェックや指導を行います。

Q.労働安全・労働衛生コンサルタントの資格を両方取得することは可能でしょうか?
A.不可能ではありませんが、労働衛生・労働安全それぞれの実務経験が必要なため、非常に難しいのが現実です。

Q.労働安全コンサルタントの資格を取得してすぐ独立は可能でしょうか?
A.顧客が付いているならば可能です。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は労働安全衛生法によって定められている資格などについて解説しました。扱い方を間違えると命にかかわる事故を起こす危険性がある機械を扱う資格や、危険な仕事を行える資格などは、大部分が労働安全衛生法に基づいて定められているといってよいでしょう。安全管理者や衛生管理者は、安全かつ衛生に仕事が行えるように職場環境を整えたり教育を行ったりすることのできる資格です。それぞれの資格の特徴を知り、職場で必要とされているものを取得しましょう。

労働安全コンサルタントを最短合格!
DVD+スマホでいつでも学習出来る! 30日間返金保証付!

SATの教材を使えば驚くほど短い学習時間で労働安全コンサルタント試験に合格できます。「学習時間の確保が難しい・・・」「勉強は苦手で・・・」など悩みの方に最適な教材です。最短合格の秘密はこちら→

SATの教材を使い短期間で一発合格された受講生の声をご覧ください。受講生の皆さんが楽々試験をパスされていることが分かります。あなたもSATの教材を使って楽々試験をパスしませんか?

業界初!安心のトリプル保証付き

全額返金保証!/ 合格するまでサポート無料!/ 長期破損保障!

労働安全コンサルタント
最短合格の入り口はこちら