労働安全衛生法とは?関連する資格の取得方法や試験内容について

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労働者が安心して働くためには、職場の安全と労働者の健康を確保しなければなりません。そこで、重要ポイントになってくるのが「労働安全衛生法」です。労働者にかかわらず、会社・営業所を運営する方たちにとっても知っておかなければならない法律になります。では、労働安全衛生法とは一体どんな法律なのでしょうか。これから、労働安全衛生法の基礎知識や有資格者・資格試験など詳しく説明します。

  1. 労働安全衛生法(労安法)とは
  2. 労働安全衛生法が定める労働安全衛生規則とは
  3. 労働安全衛生法が定める労働衛生計画とは
  4. 労働安全衛生法の改正とストレスチェックの義務化について
  5. 労働安全衛生法が定める有資格者について
  6. それぞれの資格についての詳細
  7. 労働安全衛生法に関してよくある質問

この記事を読むことで、労働安全衛生法の知識を身につけることができます。労働安全衛生法に基づく資格を取得したい方は、ぜひチェックしてください。


1.労働安全衛生法(労安法)とは

職場・労働者の安全を守るためには、労働安全衛生法(労安法)を把握することが大切です。それでは、一体どんな内容・目的があるのか、詳しく説明します。

1-1.歴史

労働安全衛生法は1972年10月1日に施行された法律です。施行される前、戦後における労働災害の発生や死亡事故が毎年増加していました。なんと、1961年には労働災害で亡くなった人数が6712人とピークに達したのです。その後も6,000人前後の死亡者が出ていたため、国は労働災害防止のために労働安全衛生法を制定しました。結果、施行されてから1975年までの3年間だけで、死亡者数が毎年約2,000人減少したのです。その後も減少傾向は続き、1983年には死亡者数が2500人台にまで少なくなりました。

1-2.概要

労働安全衛生法は省略して「労安法」と呼ばれています。労安法は、13章および附則(法律の規定を補うためにつけ加えた規則)から構成されている法律です。総則から労働災害防止計画・安全衛生管理体制・労働者の就業に当たっての処置など定めています。労働者の安全と衛生については、いずれも労働基準法に規定がありました。しかし、これらの規定を分離独立させてつくられたのが労安法なのです。なぜ、分離独立する必要があったのか、その理由は次の項目「1-3.目的・必要性」で説明します。

1-3.目的・必要性

労安法は労働基準法と異なり、労働災害の防止・危害防止基準の確立・職場における労働者の安全と健康の確保を目的としています。労働災害の発生を防ぐにはどうすれば良いのか、基準を設けることで各事業者は安全対策が徹底できるのです。また、労安法は快適な職場環境の促進と形成を目的としている法律でもあります。

1-4.適用される場所

労働安全衛生法が適用される場所は、「一定の場所で組織的な作業のまとまりがある」ところです。主に、建設物・設備・原材料・蒸気・ガス・粉じんなどを扱っている事業所になるでしょう。作業場では私たちにとって有害となる物質が飛んでいます。そのため、事業所は労働安全衛生法に基づいて健康障害の防止や労働者の健康・生命の保持に努めなければなりません。以下に、労働安全衛生法のURLを記載しているので、ぜひチェックしてください。

労働安全衛生法