ホルムアルデヒドは人体にどんな影響を与える? 対策や関連資格について

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安価なネイルから検出されたことで再び注目を集めた物質、ホルムアルデヒド。発がん性があるということは広く知られていますが、いったいどのような物質で何に使われているかはご存じない方も多いと思います。

そこで、今回はホルムアルデヒドの影響と対策をご紹介しましょう。実は、ホルムアルデヒドは私たちの身近でたくさん使われている物質なのです。

また、人によって受ける影響に差が出ますので、注意しなければなりません。ホルムアルデヒドの影響や対策を知りたいという方や建築物環境衛生管理技術者は、ぜひこの記事を読んで知識を深めてください。

  1. ホルムアルデヒドっていったい何?
  2. ホルムアルデヒドが人体に与える影響とは?
  3. ホルムアルデヒド対策はどうすればいいの?
  4. シックハウス症候群が疑われたら?
  5. ホルムアルデヒドに関する資格について
  6. ホルムアルデヒドに関するよくある質問
  7. おわりに

1.ホルムアルデヒドっていったい何?

ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色の気体で、有機溶媒として使われるメタノールを空気酸化することで作られます。プラスチックの一種であるフェノール樹脂、メラミン樹脂の原材料としても使われているのです。

ちなみに、このホルムアルデヒドの水溶液が標本などに使われるホルマリンになります。ホルムアルデヒドは安価で作られるので、接着剤や塗料、防腐剤などに広く使われているのです。接着剤や塗料の中には、独特な臭いがするものもありますね。あれが、ホルムアルデヒドの臭いです。

ホルムアルデヒドは2015年に法律によって、建築資材への使用が厳しく制限されるようになりました。そのため、2015年以降に建築されたりリフォームされたりした建物は、安心です。しかし、2014年以前に建築された建物のうち、風通しの悪い部屋などは、ホルムアルデヒドが人体に影響を与えるレベルで残っている可能性があります。

特に、1980年代~90年代にかけて、ホルムアルデヒド入りの塗料や接着剤を使った建築用材で住宅や公共施設がたくさん作られました。また、1990年まではイネやジャガイモの病気を防ぐ農薬としても使われていたのです。ホルムアルデヒドは思っている以上に私たちの生活に密着しています。