労働安全衛⽣法に基づく労働安全衛生診断とは? 受け方を紹介します。

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労働安全衛生診断とは、労働災害を発生させた場合や労働安全衛⽣法78条第1項の規定に基づいて労働局長に安全衛生改善計画の作成を指示された時などに、受けるものです。労働安全・衛生コンサルタントによって行われ、事業者が望めばそのまま労働安全・衛生に関する指導も受けられます。

そこで、今回は労働安全衛生診断や労働安全衛生法についてご紹介しましょう。

  1. 労働安全衛生の基礎知識
  2. 労働安全衛生診断とは
  3. 労働安全衛生診断に関する資格について
  4. 労働安全衛生診断に関するよくある質問

この記事を読めば、労働安全衛生診断を依頼した方がよい場合が分かり、労働安全衛生法に関する知識も深まるでしょう。職場の安全管理や衛生管理に関わる仕事に就いている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。


1.労働安全衛生の基礎知識

はじめに、労働安全衛生の基礎知識についてご紹介します。どのような法律や規則に基づいているのでしょうか?

1-1.労働安全衛生とは

労働安全衛生とは、従業員が安全で衛生的に仕事ができるように定められている規則や法律の総称です。また、職場で安全に働けるように安全管理や安全教育をする安全管理者、衛生管理をする衛生管理者という職務もあります。職場によっては安全衛生委員会が設けられているところもあるでしょう。

1-2.労働安全衛生法とは

労働安全衛生法とは、労働者の安全と衛生に対する基準を定めた法律です。かつては労働基準法の中に労働安全衛生に関する項目がありましたが、1972年(昭和47年)に独立した法律になりました。この法律に基づいて労働災害の防止に関する措置が定められたり、安全管理者・衛生管理者・産業医の選任が義務付けられたりしています。法律ですから、当然守らなければなりません。違反すると罰則があります。

1-3.労働安全衛生規則とは

労働安全生衛生規則は、労働安全衛生法をより細分化した決まりです。たとえば、労働安全衛生法では産業医を選任しなければならない、と定められています。規則の方では「このような業務を行い、何人以上の従業員が所属している場合は産業医を選任しなければならない」とより細かく定められているのです。労働安全衛生法と規則はセットで運用されます。

1-4.法律の目的や必要性

労働安全衛生法は

  • 危険防止基準の設定
  • 責任体制の明確化
  • 労働災害の防止
  • 安全で衛生的な職場づくり

などを目的として定められています。ちなみに労働安全衛生法はすべての職場で適用される法律です。たとえデスクワークが中心のオフィスであっても適用されます。

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