【必読】第一級陸上特殊無線技士の参考書・勉強方法・試験内容は?

このエントリーをはてなブックマークに追加

「第一級陸上特殊無線技士の資格を取得したいけど、勉強法がわからない」「どの参考書を選べばいいのかわからない」など、悩んでいる方は多いでしょう。資格を取得したいとき、勉強法や参考書・テキスト選びは悩むものです。適当に選んでしまうと中途半端に終わり、万全な体制で試験に挑むことはできません。きちんと勉強をして合格するためにも、第一級陸上特殊無線技士の勉強ポイントをつかんでおきましょう。本記事では、第一級陸上特殊無線技士の基礎知識や試験内容・参考書の選び方など詳しく説明します。

  1. 第一級陸上特殊無線技士の基礎知識
  2. 第一級陸上特殊無線技士の試験内容は?
  3. 第一級陸上特殊無線技士の参考書と勉強法
  4. 第一級陸上特殊無線技士の試験概要について
  5. 第一級陸上特殊無線技士に関してよくある質問

この記事を読むことで、第一級陸上特殊無線技士の資格試験合格に必要な情報を手に入れることができます。試験や参考書について知りたい方は、ぜひチェックしてください。


1.第一級陸上特殊無線技士の基礎知識

試験を受ける前に、第一級陸上特殊無線技士とは一体どのような資格なのか見ていきましょう。定義や準拠する法律など詳しく説明します。

1-1.第一級陸上特殊無線技士の定義とは

陸上特殊無線技士は、「無線従事者の一種で電波法第40条第4号ハに政令で定めるもの」と定義されています。陸上における無線設備の技術的な操作は、資格を持っている人がおこなわなければなりません。その資格の1つが「第一級無線陸上特殊無線技士」です。ほかに、「第二級」「第三級」「国内電信級」という資格種類があります。種類によって扱える無線が違い、第一級は以下の技術操作が可能です。

  1. 陸上無線局の空中線電力500W以下の多重無線設備で、30MHz以上の周波数の電波を使用するもの
  2. (1)に掲げる操作以外の操作で、第二級陸上特殊無線技士の操作範囲内に属するもの

1-2.準拠する法律

第一級陸上特殊無線技士を準拠する法律は、「電波法」です。電波法は昭和25年5月に施行されました。電波の公平かつ能率的な利用の確保と公共の福祉増進を目的としています。主に、無線局や無線設備・無線従事者・運用などを記載している法律です。電波法と放送法・電波監理委員会設置法を合わせて、「電波三法」と呼ばれています。

電波法

1-3.主な職務

第一級陸上特殊無線技士は、テレビ局などの固定局から無線測位局など、陸上における無線設備の技術的な操作をおこないます。第二級や第三級は扱える無線局に限りはありますが、第一級はすべての扱いが可能です。警察無線・鉄道無線・陸上のレーダーなどの技術操作はもちろん、無線設備の点検もおこないます。

1-4.必要性

情報化社会と呼べる現代、スマートフォンやパソコンの使用が当たり前になっています。インターネット通信など、無線局・基地局の運営は私たちの生活に必要不可欠です。もし、陸上無線に不具合が発生したときは、すぐに技術捜査できる有資格者が対処しなければなりません。第一級陸上特殊無線技士はすべての無線局における技術捜査ができるので、必要な存在といえます。

1-5.職場・求人

第一級無線技士の主な職場は、テレビ局・携帯電話関連会社・無線設備メーカー・無線設備の保守業務をおこなう会社になります。すべての陸上無線の技術操作ができる第一級陸上特殊無線技士は、就職・転職に有利な資格です。企業・会社のニーズが高まります。

1-6.資格取得のメリット

就職・転職だけでなく、収入にも大きなメリットがあります。第一級陸上特殊無線技士の収入は、およそ400万~500万円以上です。さらに、「資格手当」が支給されるため、収入アップが期待できます。資格手当は、会社や企業によって異なりますが、毎月およそ数千円です。資格手当が支給される会社や企業で経験を積むほど、昇給の可能性も高くなります。

2.第一級陸上特殊無線技士の試験内容は?

第一級陸上特殊無線技士の試験は、どのような内容になっているのでしょうか。きちんと試験を受けるためにも、試験内容を知ることは大切です。試験科目や免除・難易度など詳しく見ていきましょう。

2-1.試験内容

国家資格の1つである「第一級陸上特殊無線技士」は、試験に合格しなければなりません。試験科目や実地試験について説明します。

2-1-1.試験科目・時間

試験は「無線工学」「法規」「英語」「電気通信術」の4科目です。試験問題の形式はいくつかの回答から選択する多岐選択方式になります。試験時間は、無線工学・法規・英語がそれぞれ2時間30分で、法規が2時間です。時間制限があるので、得意分野から回答していきましょう。

2-1-2.実地試験について

第一級陸上特殊無線技士に実地試験はありません。筆記試験だけになるので、勉強しやすい試験です。しっかり問題を理解することが、合格のコツになります。

2-2.免除について

第二級総合無線通信士の資格を取得している方は、試験科目の「法規」が免除できます。しかし、免除を受けるための手続きが必要です。免除の種類はいくつかあるので、以下のURLで確認してみてください。

日本無線協会 無線従事者に関する資料

2-3.難易度・合格率

受験する際、最も気になるのが難易度と合格率でしょう。第一級陸上特殊無線技士の合格率は、およそ20%~40%です。平成28年度における2月期の合格率は36%、6月期の合格率は26%でした。合格率は50%以下になっているため、「やや難しい」資格といえます。合格するには、きちんと計画を立てて勉強を毎日続けていかなければなりません。中途半端な勉強法では試験に落ちてしまいます。

2-4.注意点

第二級・第三級・国内電信級とは違い、第一級陸上特殊無線技士は科目が4科目もあります。時間内で確実に点数を獲得するためには、得意分野から回答することが大切です。わからない問題や苦手な科目は後まわしにしてください。最初に簡単・得意な問題を解いたほうが上手に試験時間を使うことができます。そして、最後の数十分は見直しのための時間に使ってください。

3.第一級陸上特殊無線技士の参考書と勉強法

一体、どんなやり方で勉強すればいいのか、誰でも悩むものです。大切なのは、「自分に合った勉強法」になります。自分のライフスタイルを踏まえながら、勉強法を見つけてください。そして、わかりやすい参考書を選んで勉強を始めましょう。

3-1.参考書選びのポイント

参考書選びのポイントは、自分にとってわかりやすい解説かどうかです。ほかの人がわかる内容であっても自分が理解できなければ意味がありません。たとえ、参考書をすすめられたとしても、自分にとってわかりやすい内容かチェックしてください。難しいと感じたら、ほかの参考書を選びましょう。また、試験の重要ポイントが記載されているかどうかも要チェックです。重要ポイントが記載されていれば、本当に必要な内容だけ頭に入れることができます。

3-2.おすすめの参考書をご紹介

東京電機大学出版局から出ている、吉川忠久著の「第一級陸上特殊無線技士試験 集中ゼミ 第2版」をおすすめします。過去問をベースにした試験対策の内容になっているので、必要な情報だけ入手できる1冊です。「本格的な参考書がほしい!」という方には、同じ出版社・著者の「一陸特受験教室 無線工学」をおすすめします。計算問題の解き方や理論的な基礎が学習できると好評です。以上の2冊を併用すれば、試験対策ができるでしょう。

第一級陸上特殊無線技士試験 集中ゼミ 第2版一陸特受験教室 無線工学

3-3.勉強方法

試験の学習方法は人それぞれ異なります。主な学習方法は、「独学」「スクール」「通信講座」の3つです。それぞれの特徴を説明するので、ぜひチェックしてください。

3-3-1.独学

自分で参考書・過去問を用意して勉強するのが独学です。独学をする方はいますが、わからないところがあれば自分で答えを導き出さなければなりません。調べてもわからない場合、途中でやる気を失う恐れもあります。

3-3-2.スクール

先生のもとで勉強できる方法が「スクール」です。資格取得を目指すスクールは全国各地に多数存在しています。スクールでは、試験のポイントはもちろんのこと、わからない問題も直接先生に尋ねられるのです。しかし、仕事が忙しくなるとスクールにかよえなくなってしまいます。スクールは時間が決まっているので、かよえなくなるとお金が無駄になるでしょう。スクールの費用は高いので気をつけておかなければなりません。

3-3-3.通信講座

仕事と勉強がなかなか両立できない方におすすめしたいのが通信講座です。通信講座は提供されるテキストを使いながら自分のペースで勉強できます。特に、SATの通信講座は試験のポイントを押さえたテキストと映像学習ができるDVDがセットになっているのです。また、DVDはスマートフォンで再生可能なので、休憩時間や移動時間でも気軽に学習できます。さらに、わからないところがあれば、先生にメールで尋ねることができるのです。たくさんのメリットがあるSATの通信講座を、ぜひチェックしてみてください。

SATの通信講座

3-4.勉強のコツ

毎日地道に続けることが勉強のコツです。休みの日に一気に勉強時間をつくる方もいますが、短期集中型は頭の中に入りません。長いスパンで地道に勉強を重ねていったほうが、頭の中に内容をインプットしやすいのです。1日何十分でもいいので勉強を続けてください。たとえば、早起きして勉強をする、寝る前に参考書を読むなど、できることはたくさんあります。

4.第一級陸上特殊無線技士の試験概要について

第一級陸上特殊無線技士の受験資格や試験概要など詳しく説明します。

4-1.受験資格

第一級陸上特殊無線技士の試験を受けるには、受験資格をクリアしなければなりません。受験資格は以下のとおりです。

  • 高等学校・中等学校の電気科または電気通信科を卒業した者
  • 大学・短期大学・高等専門学校・高等学校・中等学校の電気通信に関する過程を有する学科を卒業した者
  • 大学の電気通信に関する過程を有する学科を1年以上修了した者、または高等専門学校の電気通信に関する過程を有する学科を3年以上修了した者 ほか

詳しい受験資格は以下のURLで確認してください。

受験資格

4-2.試験概要

試験日・試験地・受験料・申込方法をご紹介します。

4-2-1.試験日

試験は、6月・10月・2月の年に3回実施されています。試験の主催者は「日本無線協会」です。また、学校など団体からの依頼によって臨時試験を実施することもあります。

4-2-2.試験地

試験地は、東京・札幌・仙台・長野・金沢・名古屋・大阪・広島・松山・熊本および那覇の全国10か所で実施されます。月は同じですが、各地によって開催日が異なるので注意してください。試験地は以下のURLからチェックできます。

試験地および試験日時

4-2-3.受験料

試験を受けるには、受験料と受験票送付用の郵送料が必要になります。第一級陸上特殊無線技士の受験料は、5,352円です。手数料の納付方法は、郵送申請の場合、ゆうちょ銀行または郵便局で支払ってください。協会の窓口に持参する場合は、現金で支払います。インターネット申請の場合は、受付時に方法が伝えられるので従ってください。

4-2-4.申し込み方法

申し込み方法は、郵送・インターネット・協会の窓口と3つあります。郵送の場合は、協会の事務所または一般財団法人情報通信振興会で申請書用紙を手に入れてください。郵便で申請する場合は、封筒の表面に「特殊無線技士用試験申請書請求」と朱書きし、用紙代(120円)・郵送料(82円)の郵便切手を同封して申し込みをします。手軽に申し込みをしたい方は、インターネットがおすすめです。

インターネット申し込みはこちら

5.第一級陸上特殊無線技士に関してよくある質問

第一級陸上特殊無線技士に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.申請書の受付期間はいつからいつまで?

申請書の受付期間は、6月期が4月1日~20日ごろまで、10月期が8月1日~22日ごろまで、2月期が12月1日~20日ごろまでです。ただし、インターネット受付に限り、曜日にかかわらず受付月の1日~20日までになるので注意してください。

5-2.第一級陸上特殊無線技士の過去問がほしい

日本無線協会のホームページから無料でダウンロードできます。過去問をできるだけ多く解き、試験に慣れておきましょう。過去問から似た内容が出るケースもあるので、要チェックです。

日本無線協会 過去問はこちら

5-3.試験科目「無線工学」の具体的な内容とは?

無線工学の詳細は、以下のとおりです。

  • 多重無線設備の理論・構造および機能の概要
  • 空中戦系などの理論・構造および機能の概要
  • 多重無線設備および空中線系などの測定機器の理論・構造および機能の概要
  • 多重無線設備および空中線系などの測定機器の保守・運用の概要

5-4.免許申請方法とは?

試験に合格したら免許申請をしなければなりません。必要な書類は「申請書」「写真」「氏名・生年月日の証明書類(戸籍妙本など)」「1,750円ぶんの収入印紙」「82円切手2枚と310円切手」「封筒2枚」です。免許申請の詳細は、以下のURLをご覧ください。

免許申請

5-5.資格取得後、免許更新は必要なのか?

第一級陸上特殊無線技士は免許更新の必要がありません。1度合格すれば、一生持ち続けることのできる資格です。ただし、免許申請が必要になるので忘れないように気をつけてください。

まとめ

いかがでしたか? 陸上におけるすべての無線局を扱える第一級陸上特殊無線技士は、情報化社会の現代でニーズの高い資格です。有資格者は会社や企業がほしがる人材にななります。転職・就職はもちろんのこと、昇格・昇給の期待もできるのです。ただし、合格率は20%~40%なので、きちんと計画を立てて勉強をしていかなければなりません。試験のポイントを押さえつつ、自分に合った勉強法を続けていけば合格できます。ライフスタイルに合った勉強法を選んでください。無事に合格するためにも、第一級陸上特殊無線技士の基礎知識を把握して、試験のポイントをつかむことが大切ですよ。

このエントリーをはてなブックマークに追加