鉄骨構造で知っておきたいメリットとデメリット

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住宅やマンションでよく利用する鉄骨構造は、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。建築物の管理者やアドバイザーは、その違いをしっかり知らなければいけません。適切なメンテナンスと管理が必要だからです。木造構造や鉄筋コンクリートとの違いや、耐震や耐火性も知るべきでしょう。そこで、鉄骨構造のメリットとデメリットを徹底分析してみました。

  1. 鉄骨構造の特徴
  2. 鉄骨構造のメリット・デメリット
  3. 建築構造の知識を生かそう

1.鉄骨構造の特徴

1-1.軽量鉄骨の構造

鉄骨構造のうち、軽量鉄骨は一般の住宅にも多い構造です。この軽量鉄骨構造で、素早い工程で住宅を建てるメーカーが最近増えています。軽量鉄骨構造は、その名前のとおり、軽い鉄骨を使った工法となり、鉄骨素材の板の厚さは6ミリ以下です。鉄骨構造は、ラーメン構造と呼ばれる壁のない構造となります。しかし、軽量鉄骨は素材が軽いため、枠組みだけでは強度は十分ありません。そのため、壁部分に筋交(すじか)いを入れます。この筋交(すじか)いが入った部分は、壁を壊して部屋をつなげるのが難しく、この点が軽量鉄骨構造は木造構造よりリフォームがしにくい理由です。

1-2.重量鉄骨の構造

重量鉄骨は、ビルで用いることが多い構造です。軽量鉄骨と比べるなら、より本格的な鉄骨構造となります。柱や梁(はり)に重量のある鉄骨を用いるため、壁のない構造が可能です。そのため、柱が数本あるだけで、広いフロアを実現できます。もちろん、一般住宅に重量鉄骨の構造を用いることも可能です。しかし、基礎や地盤へのしっかりした工事が必要になるので、建設費用は高くなります。

1-3.鉄筋コンクリート構造との違い

鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造の違いは、簡単に言えば石と鉄のもつ性質の違いと同じです。鉄筋コンクリートは鉄筋が中に入る構造であり、石の性質と似ています。石は固く、強いものです。しかし、局所的な衝撃によって全体が崩れることもあるでしょう。一方、鉄骨構造は鉄骨の骨組みです。圧力によって鉄は崩れませんが、曲がります。ですから、鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造には、それぞれにメリットがあるのです。その2つのメリットを兼ね備えたのが、鉄骨鉄筋コンクリート構造となります。もちろん、鉄筋鉄骨コンクリート構造は強度がある分、素材や工程などにより多くの費用がかかるでしょう。

2.鉄骨構造のメリットとデメリット

2-1.耐震性はどうか

現在の建築基準法では、どのような構造の建物でも、しっかりと耐震基準に合致しなければいけません。ですから、木造構造でも鉄骨構造でも震度7までの地震には耐えるのです。とはいえ、それぞれの強い点や弱い点があるのも事実でしょう。たとえば、鉄骨構造はゆれに対して粘りづよく耐えます。また、素材が折れないため、完全に倒壊する危険は低いでしょう。同時に、鉄骨構造には木造構造がもつしなやかさはなく、全体の重量は重くなります。そのため、ゆれは木造よりも感じやすいでしょう。この点で、注意するべきポイントがひとつあります。早い工程で行う軽量鉄骨工法は、組み立て作業になるため、接続部分の強度に注意が必要です。そのため、組み立て工法で行う工程では、しっかりと接続部分の強度が確保されているか、メーカーの工法を確かめてください。

2-2.耐火性はどうか

確かに、鉄骨構造は火事に弱くはありません。しかし、火事は多くの場合、建物そのものが燃えるのではなく、家財が燃えて被害が拡大します。ですから、鉄骨構造のほうが木造構造より火事になりにくいということではありません。また、鉄骨は燃焼温度が540度以上で、強度を急激に失います。そのため、強度を失った柱が突然崩壊する可能性もあるでしょう。とはいえ、木造は540度の燃焼温度になったなら、すでに柱や梁(はり)が燃え始めているはずです。そのため、総合的には軽量鉄骨のほうが木造よりも火事に強いと言えます。

2-3.目的で分かれるメリットとデメリット

建物には、それぞれの工法にメリットとデメリットがあります。住宅に木造や軽量鉄骨が多いのは、基礎工事が少なく済み、設計の自由度が高いからです。とはいえ、軽量鉄骨は設計の自由度という面では、木造より不便な部分もあるでしょう。一方、軽量鉄骨は工程が早いため、全体的なコストも低く済みます。また、軽量鉄骨は、木造にあるようなシロアリなどの害虫対策、また結露による建材の劣化対策が不要である点もメリットです。このように、目的に応じて考えるなら、どちらの構造が適切かを判断できるでしょう。

3.建築構造の知識を生かそう

3-1.鉄骨構造の知識が役立つ仕事

日本のように台風や地震が多い地域は、建物の知識を活用できる業種がたくさんあります。現在注目されている資格のひとつは、建築物環境衛生管理技術者です。建設設計時の確認はもちろん、建物が長持ちするためには、定期的なメンテナンスと予想できる危険への対策が必要でしょう。建築物についての総合的な知識を用いるなら、建物を管理し、アドバイスを与えることができます。その点で活躍するのが建築物環境衛生管理技術者という国家資格なのです。面積が3000平方メートル以上ある特定建築物では建築物環境衛生管理技術者を選任しなければいけません。需要も高くやりがいのある仕事です。

3-2.鉄骨構造のメンテナンスにはアドバイザーが必要

鉄骨構造は一般住宅から、アパート、ビルに至るまで幅広く用いられている建築構造です。とはいえ、鉄骨構造の住宅やビルは、メンテナンスフリーではありません。建築物環境衛生管理技術者であれば、十分な知識をもち、いつどのように鉄骨構造の建物へメンテナンスをするべきかを計画できます。建築物環境衛生管理技術者は、建設時のさび止めの程度や環境が鉄骨に与える腐食の影響などを検討し、適切なメンテナンスをアドバイスできるでしょう。建物は正しいメンテナンスをすれば長持ちし、耐震性や耐火性をしっかりと保(も)てます。建築物環境衛生管理技術者は適切なアドバイスを与え、よい計画を練って、建物維持のための節約効果を提供できる立場にいるのです。

3-3.資格を拡大して仕事を拡大しよう

建設や建造物に関係する資格はたくさんあります。しかし、どれも相互に関係のある情報や知識であるため、効率のよい勉強を行って複数の資格をもつことも可能です。建築物に関係する資格をいくつかもつなら、職場でも貴重な人材になり、やりがいのある仕事を楽しめるでしょう。また、身につけた知識や技術を用いて、将来さらに業務の幅を広げることができるはずです。

まとめ

いかがでしたか?鉄骨構造を選ぶべきかどうかは、建物の目的によって判断が変わります。軽量鉄骨と重量鉄骨を比べたときの、費用や設計範囲の違いにも注目しましょう。住宅であれば、耐火や耐震に加え、メンテナンスの必要性も大切な判断ポイントです。建築物環境衛生管理技術者は、その点で適切なメンテナンスのアドバイザーとして重要な役割を果たします。正しい知識を身につけて、やりがいのある仕事を楽しみましょう。

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