鉄骨構造で知っておきたいメリットとデメリット

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

住宅やマンションでよく利用する鉄骨構造は、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。建築物の管理者やアドバイザーは、その違いをしっかり知らなければいけません。適切なメンテナンスと管理が必要だからです。木造構造や鉄筋コンクリートとの違いや、耐震や耐火性も知るべきでしょう。そこで、鉄骨構造のメリットとデメリットを徹底分析してみました。

  1. 鉄骨構造の特徴
  2. 鉄骨構造のメリット・デメリット
  3. 建築構造の知識を生かそう

1.鉄骨構造の特徴

1-1.軽量鉄骨の構造

鉄骨構造のうち、軽量鉄骨は一般の住宅にも多い構造です。この軽量鉄骨構造で、素早い工程で住宅を建てるメーカーが最近増えています。軽量鉄骨構造は、その名前のとおり、軽い鉄骨を使った工法となり、鉄骨素材の板の厚さは6ミリ以下です。鉄骨構造は、ラーメン構造と呼ばれる壁のない構造となります。しかし、軽量鉄骨は素材が軽いため、枠組みだけでは強度は十分ありません。そのため、壁部分に筋交(すじか)いを入れます。この筋交(すじか)いが入った部分は、壁を壊して部屋をつなげるのが難しく、この点が軽量鉄骨構造は木造構造よりリフォームがしにくい理由です。

1-2.重量鉄骨の構造

重量鉄骨は、ビルで用いることが多い構造です。軽量鉄骨と比べるなら、より本格的な鉄骨構造となります。柱や梁(はり)に重量のある鉄骨を用いるため、壁のない構造が可能です。そのため、柱が数本あるだけで、広いフロアを実現できます。もちろん、一般住宅に重量鉄骨の構造を用いることも可能です。しかし、基礎や地盤へのしっかりした工事が必要になるので、建設費用は高くなります。

1-3.鉄筋コンクリート構造との違い

鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造の違いは、簡単に言えば石と鉄のもつ性質の違いと同じです。鉄筋コンクリートは鉄筋が中に入る構造であり、石の性質と似ています。石は固く、強いものです。しかし、局所的な衝撃によって全体が崩れることもあるでしょう。一方、鉄骨構造は鉄骨の骨組みです。圧力によって鉄は崩れませんが、曲がります。ですから、鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造には、それぞれにメリットがあるのです。その2つのメリットを兼ね備えたのが、鉄骨鉄筋コンクリート構造となります。もちろん、鉄筋鉄骨コンクリート構造は強度がある分、素材や工程などにより多くの費用がかかるでしょう。

12