大気汚染はなぜ起こる?その種類と対策をご紹介します。

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私たちが生きていくためには、水と大気が欠かせません。
しかし、私たちが文明的な生活をしていると、大気汚染が発生するのです。
それはいったいなぜでしょうか?
そこで、今回は大気汚染の種類と対策をご紹介します。
現在は、中国の大気汚染が非常に深刻な問題になっていますが、40年ほど前は日本でも深刻な大気汚染が起こっていたのです。
また、私たちが気をつけることで防げる大気汚染もあります。
興味がある方や公害防止管理者の方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 大気汚染とは?
  2. 大気汚染の種類とは?
  3. 大気汚染の現状とは?
  4. 個人でできる大気汚染対策とは?
  5. おわりに

1.大気汚染とは?

大気汚染とは、大気中に生物にとって有害な微粒子や気体成分が増加して、人体に悪影響が出ることです。
近代になってから発生するようになったと思われがちですが、最古の大気汚染の記録は西暦61年。
ローマに住むセネカが、都市部の家々から発生する煙や生活排水から発生する悪臭を嘆いている手記が残っています。
その当時の燃料といえば薪です。
天然資源ですが、大量に燃やせば有害な物質は増えます。
ですから、山火事や火山の噴火でも大気汚染は発生するのです。
しかし、このような天然資源は規模も小さく時間がたつと同時に消えていきます。
現代の大気汚染はPM2.5などの化学物質が主な原因で、しかも広範囲にわたっているのです。
中には、海を越えてわたってくる汚染物質もあるでしょう。
対策を立てない限り、私たちが文明的な生活をし続ければ大気汚染は進んでいくのです。
また、大気汚染が進むと、主に呼吸器官に強い影響が出ます。
ぜんそくや肺気腫、軽いものではのどや胸の痛みなどを訴えることが多いでしょう。
さらに、大気汚染物質が雨と混じり合うと「酸性雨」になり、植物に強い悪影響を与えるのです。

2.大気汚染の種類とは?

では、大気汚染にはどのような種類があるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

2-1.大気汚染物質とは?

現在、大気汚染の原因となる物質は大きく分けて3種類あります。
「ばい煙」「粉じん」「自動車排気ガス」です。
自動車排気ガスは、皆様もよくご存じでしょう。
車を運転しているとマフラーから発生する黒いガスのことです。
ばい煙というのは、工場から立ち上る煙のこと。
日本でも、40年ほど前までは工場から出るばい煙の中に含まれている、硫黄酸化物が原因で公害病が発生していました。
「四日市ぜんそく」がその代表例ですね。
そのほかにも、すすなどの「ばいじん」やフッ素、鉛、塩素、カドミウムなどの有害物質もばい煙に含まれています。
粉じんというのは、文字どおり細かいちりのようになっている小瀬物質のことです。
最近話題になっているPM2.5も粉じんの一種。
セメント粉、石灰粉、鉄粉などの一般粉じんと、特定粉じんがあります。
ちなみに、現在も裁判が続いているアスベストの粉も特定粉じんに指定されているのです。

2-2.固定発生源と移動発生源とは?

大気汚染をする物質を発生する場所は、工場やゴミ処理場、事業所などや自動車、船舶、航空機などです。
このうち、特定の場所で大気汚染する物質を排出し続けるものを、特定発生源。
自動車など移動しながら物質を排出し続けるものを「移動発生源」といいます。
気汚染を排出する場所というと、工場などをイメージすることが多いですが、現在では自動車などの移動発生源の方がより深刻な影響を与えることもあるのです。

3.大気汚染の現状とは?

大気汚染が深刻な国といえば中国を思い浮かべる人も多いでしょう。
まるで深い霧が発生したような中国の大都市の様子を、テレビなどで見たことがある方もいると思います。
しかし、このような光景はかつて世界中の都市で見られたもの。
産業革命当時のイギリスや、高度経済成長の日本の都市も同じように大気は汚れていました。
現在、日本では法律の整備や汚染物質を大気中へ放出しない設備などの開発、さらに有害物質を可能な限り取りのぞいたガソリンの普及によって大気の状態はかなりよくなっています。
光化学スモッグ注意報などは、あまり聞かれなくなりました。
しかし、現在でも有害物質がゼロになったわけではありません。
朝鮮半島や中国大陸から汚染物質が偏西風にのって飛んでくるのです。
大気は水よりもより広範囲に広がります。
ですから、特定の場所で大規模な大気汚染が起こると、周辺の国々まで影響を受けるのです。
ちなみに、発展途上国と先進国を比較した場合、発展途上国の方が大気中の汚染物質の量が多いという結果が出ています。
先進国としては何とか規制したいところですが、発展途上国は経済の発展を理由に国際的な規制基準を受け入れないところも珍しくありません。

4.個人でできる大気汚染対策とは?

大気汚染の予防というと、国や企業が行うものというイメージが強いでしょう。
しかし、私たちが行える予防法もあるのです。
この項では、その一例をご紹介します。

4-1.ゴミの分別を徹底する

ゴミには、いろいろな種類があります。中には燃やすと大気中に汚染物質を放出する者もあるでしょう。
現在は、多くの自治体が細かいゴミの分別をしています。
中には、ひとつのゴミを2種類以上に分けなければならないものもあるでしょう。
しかし、分別を徹底すれば、汚染物質を大気中に放出しないゴミだけをスムーズに焼却できます。
また、リサイクルできるゴミもあるでしょう。

4-2.野焼きをしない

地方へ行くと、いまだに自宅の敷地内でゴミを燃やしている人もいます。
特に、高齢者の中には「ゴミは自宅で燃やすもの」というイメージを持っている方もいるでしょう。
また、1990年代初めには、自宅に焼却炉を設置すれば補助金を出す自治体もあったのです。
しかし、現在は不用意にゴミを燃やすと大気中に汚染物質をばらまいてしまいます。
ですから、家庭用の焼却炉は使わないようにしましょう。

4-3.できるだけ公共交通機関を利用する

自動車はとても便利です。
しかし、都市部ならば電車やバスなどの公共交通機関も発達しています。
ですから、都市部へ出かける場合はできるだけ電車やバスを利用しましょう。
また、車を運転するときはアイドリングや急発進を控えてください。
最近は、エコで安価な移動手段として自転車も再評価されています。
都市部へ車通勤をしているという方は、自転車通勤に切り替えても大気汚染防止効果があるでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は大気汚染の種類や対策についてご紹介しました。
まとめると

  • 大気汚染は文明の発展とともに起こるようになった。
  • 現在の大気汚染は発展途上国で発生した汚染物質が、風にのって世界中に散らばっていることが原因のひとつ。
  • 国際的な規制を守ろうとしない国も多い。

ということです。
現在、経済的に発展している国のほとんどが、かつて大気汚染を引き起こす物質を大量に放出してきました。
ですから、発展途上国の中には「自分たちだけ空気を汚して発展したのに不公平だ」と思っているケースも少なくありません。
大気汚染を起こさないエネルギーや設備は高価です。
発展途上国の工場では設置できないケースも多いでしょう。
ですから、日本をはじめとする先進国が発展途上国に援助をしています。
それでも、結果が出るまではもう少し時間が必要でしょう。
それまでに、大気汚染が進まないようにできる国ができることをすることが大切です。

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