管工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士の合格率は低い?試験対策のポイントも解説

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1級管工事施工管理技士は、2級管工事施工管理技士の上位資格とも呼べる資格です。

そのため、合格率が低く難易度の高い試験と思われがちですが、実際のところはそうではありません。

試験範囲や難易度を正確に把握し、試験対策のポイントを掴んでおくことで十分に合格が狙える試験です。

ただ、闇雲に勉強しても合格できる試験ではないことは確かなので、まずは合格率や出題範囲などの情報を集めることから始めましょう。

そこで今回は、1級管工事施工管理技士の合格率と試験対策のポイントについて解説します。

1級管工事施工管理技士の難易度がどれくらいなのか、出題範囲や合格率をもとに確認していきましょう。

1級管工事施工管理技士の合格率推移

まず始めに、1級管工事施工管理技士の合格率について解説します。

管工事施工管理技士は10年以上実施されている資格ですが、平均しての合格率や難易度はどのくらいなのでしょうか?

平成22年~令和元年度までの合格率の推移について、確認してください。

実施年度
学科試験 実地試験
合格率 合格率
平成22年 29.2% 60.1%
平成23年 43.2% 46.1%
平成24年 36.4% 49.2%
平成25年 38.9% 67.8%
平成26年 43.4% 60.3%
平成27年 51.2% 50.1%
平成28年 49.0% 61.0%
平成29年 44.2% 63.2%
平成30年 33.2% 52.7%
令和元年 52.1%
平均合格率 42.1% 56.7%

上記が平成22年から今に至るまでの合格率です。

学科試験の合格率についてですが、約30%~50%と変動してはいるものの、一定ライン以上の推移を保っています。

このことから、学科試験の難易度は合格が困難なレベルではないと言えるでしょう。

続いて、実地試験の合格率についてですが、学科試験の1.5倍程度の合格率で推移しています。

1級管工事施工管理士の実地試験は、学科試験に合格した人だけが受験できます。
試験科目としても「施工管理法」だけなので、学科試験と同じ内容です。

そのため、学科試験に合格している人は一定の知識を有しているので、実地試験にも合格しやすいです。

また、1級管工事施工管理技士は、2級管工事施工管理技士の上位資格です。
そのため、受験者の多くが2級管工事施工管理技士を取得してから受験しています。

1度、似たような内容と出題形式の資格を受験しているため、試験に耐性が付いて環境に慣れている人が多いです。

これも1級管工事施工管理技士の合格率に繋がっています。

ただし、知識を有して試験に慣れているからといって勉強せずに合格できる試験ではありません。

試験に対して対策を練っておかないと点数は稼げないでしょう。

では、1級管工事施工管理技士では、どういった問題が出題されるのでしょうか?
次のセクションでは、試験の出題範囲から難易度を見ていきましょう。

1級管工事施工管理技士の試験範囲と難易度

ここでは、1級管工事施工管理技士の試験範囲から難易度を解説します。
試験の範囲の広さや苦手な人が注意するべきポイントについて確認してください。

学科試験

学科試験の出題範囲については、次のとおりです。

時間 形式 出題科目 出題数
午前の部
必須問題
原論 10問
電気工学 2問
建築学 2問
選択問題 空調・衛生 23問
必須問題
設備 5問
設計図書 2問
午後の部
必須問題 施工管理法 17問
選択問題 法規 12問
合計 73問

学科試験は、範囲の広さと応える問題数の多さが難易度の高さに繋がっています。
そのため、1問1問をどれだけ素早く正確に解答するかがポイントになります。

試験には、勉強していくうちに「得意な分野」と「苦手な分野」が生まれますが、選択問題では、得意な分野を伸ばす勉強法を実践しましょう。

選択問題は苦手な分野に挑戦する必要がないため、得意な分野の知識を伸ばすことで、試験の点数を多く稼ぐことができます。

必須問題に関しては、どういった問題が出題されるか分からないため「苦手な分野を減らす」勉強を優先してください。

どんな問題が出題されたとしても、解答できるように対策しておきましょう。

実地試験

実地試験の出題範囲については、次のとおりです。

形式 出題科目 出題数
必須問題 施工経験記述 1問
必須問題 施工要領図 1問
選択問題 空調 1問
衛生 1問
選択問題 工程管理 1問
法規 1問
合計 6問

上記が実地試験の出題範囲と科目になります。
記述問題が多いため出題数は少ないですが、1問あたりの難易度が高いです。

実地試験の合格率は、学科試験と比べるとかなり高いことは前回のセクションでお話ししましたが、油断はしないでください。

学科試験終了から期間を設けられる約3ヶ月の間にしっかりと対策を練っておきましょう。

また、実地試験の記述問題は苦手としている方が多いです。
そういった方は、分野別の問題集を用いて勉強してください。

過去5年以上の問題を苦手な分野・得意な分野に分けて勉強することで、効率的に勉強できます。

自分の実力を底上げして受験することで、実地試験に合格する可能性がより高くなるでしょう。

1級管工事施工管理技士に合格する勉強方法

ここでは、1級管工事施工管理技士に合格するための勉強方法について解説します。

今までのセクションで説明した内容を踏まえた上で勉強法のポイントを紹介するので、勉強をスタートする前に必ず確認してください。

ポイントは全部で3つあるので、それぞれ見ていきましょう。

学科試験の勉強からスタートする

1級管工事施工管理技士の試験では、まず始めに学科試験が実施され、その3ヶ月後に実地試験が実施されます。

そのため、実地試験の勉強は、学科試験が終了してからでも十分に間に合います。
実地試験を受験できるのは、学科試験に合格した人だけなので、まずは学科試験の勉強に集中しましょう。

学科試験についても、試験直前に勉強を開始するのではなく、3ヶ月以上の勉強期間を設けて勉強してください。
試験の対策を計画的に行うことで合格できる可能性は高くなります。

テキストと過去問題集を繰り返し解く

1級管工事施工管理技士の受験者は、多くの人が独学での勉強です。

そのため、勉強は評判の良いテキストと解説の分かりやすい問題集を中心にして行いましょう。

2級管工事施工管理技士で基本的な知識を有している人が多いため、テキストや問題集を中心的に勉強することで合格できる力は身に付きます。

間違えた問題は解説を読んで解き直しながら問題集を3周以上やり込んで、試験の問題に慣れてください。

実地試験の記述問題などは、問題集を解きながら「文章のテンプレート」を構築しておきましょう。

毎日勉強する習慣を付ける

試験の勉強で1番大切なのは「勉強をする習慣」を身に付けることです。
この習慣が身に付かないと絶対に合格できません。

しかし、日中仕事をしている人であれば「仕事終わりに勉強するのは疲れるし時間もあまり確保できない」といった人も少なくありません。

それでも「明日に勉強しよう」と後回しにし続けていると、気付いた時には「試験直前で手遅れの状態」になりかねません。

最初は10分だけでも良いので勉強をする習慣を付けてください。
タイミングは起床後や就寝前、食前や食後などで大丈夫です。

勉強することに耐性が付いてきたら、少しずつ勉強時間を増やしていきましょう。

まとめ

今回の記事では、1級管工事施工管理技士の合格率と試験対策のポイントについて解説しました。

記事の内容について簡単にまとめます。

1級管工事施工管理技士の合格率推移
・学科試験の合格率は、約42.1%
⇒2級管工事施工管理技士の知識を土台にして勉強することで合格できる難易度
・実地試験の合格率は、約56.7%
⇒学科試験に合格できる人であれば、十分に合格できる難易度

1級管工事施工管理技士に合格するための勉強方法
・学科試験から勉強をスタートする
⇒実地試験は、学科試験の約3ヶ月後なので、まずは学科試験から集中する
・テキストと過去問題集を繰り返し解く
⇒分からない問題は、解説を読みながら問題集を3周以上やり込む
・毎日勉強する習慣を付ける
⇒日々の隙間時間を利用して毎日10分だけでも良いので勉強する習慣を付ける

1級管工事施工管理技士は、難易度の高い試験と思われがちですが、実際のところはしっかりと対策することで1発合格が狙える試験です。

ただ、勉強をせずに合格できる試験でもないため、毎日継続して各試験の対策を行いましょう。

今回紹介した試験の実施データを参考に、試験勉強をスタートしてください。

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