土木施工管理技士

土木施工管理技士の試験内容を押さえよう!

土木施工管理技士の試験内容を押さえよう!

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土木施工管理技士は、多くの現場で実施される土木工事において、技術上の管理を行う国家資格です。

建設業界の施工管理技士として仕事に従事したい方であれば取得しておきたい資格ですが、1級と2級の区分があるため、どちらを受験したらよいかわからない方が多いのではないでしょうか。

従事できる仕事の規模や合格率、受験資格などの部分が異なるため、まずは土木施工管理技士についての情報を集めておきましょう。

そこで今回は、土木施工管理技士の試験内容について解説します。
仕事の内容や1級と2級の違いについても確認してください。

土木施工管理技士とは

土木施工管理技士とは、国土交通省が管轄する施工管理技士の資格で、公共の工事で設置される主任技術者や管理技術者に必須の国家資格です。

従事できる仕事の規模によって1級と2級に分けられていますが、どちらも基本的な役割としては変わりません。

2級を取得すると、一般建設業の土木工事において「主任技術者」として施工計画を作成するだけでなく、現場における技術上の管理に従事できます。

1級を取得した場合は、特定建設業の土木工事において「主任技術者」又は「監理技術者」として現場を管理できます。

土木施工管理技士の仕事内容

建設業の土木工事において技術上の管理ができる土木施工管理技士ですが、具体的な仕事内容としては次のとおりです。

土木施工管理技士の仕事場所 土木施工管理技士の仕事内容
河川、道路、ダム、トンネル、港湾、鉄道、上下水道、災害復旧 工程管理、安全管理、品質管理、原価管理、出来形管理、行政への申請

就ける仕事の規模以外にも1級と2級では、受験資格や試験の詳細が異なります。

次のセクション以降で解説する土木施工管理技士試験の詳細について確認し、必要な情報を集めてください。

土木施工管理技士の試験とは?

土木施工管理技士では、試験種別ごとに試験日や受験資格などが異なります。

土木施工管理技士試験の概要についてみていきましょう。

試験の詳細

土木施工管理技士の試験は、次の日程で実施されます。

項目 資格区分 実施内容
試験日 2級 学科試験(前期):土木のみ
2020年6月7日(日)
学科・実地試験、学科試験(後期)
2020年10月25日(日)
1級 学科試験:2020年7月5日(日)
実地試験:2020年10月4日(日)
受験費用 2級 学科・実地試験:8,200円
学科試験のみ:4,100円
実地試験のみ:4,100円
1級 学科試験:8,200円
実地試験:8,200円
合格基準 2級 得点が総得点の60%以上
1級

上記が土木施工管理技士試験の詳細です。
試験区分によって受験料や日程が変わるため、注意してください。

合格率

土木施工管理技士の合格率について、過去5年間の実施データを参考にしてみていきましょう。

実施年度 土木施工管理技士(1級) 土木施工管理技士(2級)
学科試験 実地試験 学科試験 実地試験
令和元年度 54.7% 45.3% 67.1% 39.7%
平成30年度 56.5% 34.5% 63.4% 35.0%
平成29年度 66.2% 30.0% 71.6% 34.3%
平成28年度 55.0% 36.7% 48.3% 29.9%
平成27年度 54.6% 37.3% 66.5% 35.7%

上記が過去5年間の実施データです。

1級と2級を比較して分かるとおり、合格率に大きな違いがあるわけではないため、従事する仕事に合わせて資格を取得しましょう。

受験資格

土木施工管理技士は、誰でも受験できる試験ではありません。
次に記載する受験資格を満たしている方のみ受験できます。

学歴 区分 実務経験年数
指定学科卒業後※ 指定学科以外卒業後
大学
専門学校「高度専門士」
2級 1年以上 1年6ヶ月以上
1級 3年以上 4年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
2級 2年以上 3年以上
1級 5年以上 7年6ヶ月以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(専門士以外)
2級 3年以上 4年6ヶ月以上
1級 10年以上 11年6ヶ月以上
その他 2級 8年以上
1級 15年以上

※「全国建設研修センター」にて確認してください。

土木施工管理技士の試験内容

1級・2級土木施工管理技士は、それぞれで試験の出題科目が異なります。
次項に記載する表を参考にして、試験の範囲を確認してください。

1級土木施工管理技士の出題科目と試験時間

1級土木施工管理技士の出題科目と試験時間は、次のとおりです。

試験区分 出題科目 出題内容 試験時間
学科試験 土木工学等
  • 土木一式工事の施工に必要な土木工学、電気工学、機械工学、および建築学に関する一般的な知識を有すること
  • 設計図書に関する一般的な知識を有すること
午前
2時間30分
午後
2時間
施工管理法 土木一式工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
法規 建設工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること
実地試験 施工管理法
  • 土質試験及び土木材料の強度等の試験を正確に行うことができ、かつ、その試験の結果に基づいて工事の目的物に所有の強度を得るなどのために必要な措置を行うことができる高度の応用能力を有すること
  • 設計図書に基づいて工事現場における施工計画を実施することができる高度の応用能力を有すること
2時間45分

上記が1級土木施工管理技士の試験内容です。
出題範囲が非常に広いため、試験本番までに長期的な勉強を実践してください。

2級土木施工管理技士の出題科目と試験時間

2級土木施工管理技士では、受験する種別によって試験内容が異なります。
それぞれの出題科目と試験時間については、次のとおりです。

土木

試験区分 試験科目 試験形式 試験時間
学科試験 土木工学等 択一式 2時間10分
施工管理法
法規
実地試験 施工管理法 記述式 2時間

鋼構造物塗装

試験区分 試験科目 試験形式 試験時間
学科試験 土木工学等 択一式 2時間10分
鋼構造物塗装施工管理法
法規
実地試験 鋼構造物塗装施工管理法 記述式 2時間

薬液注入

試験区分 試験科目 試験形式 試験時間
学科試験 土木工学等 択一式 2時間10分
薬液注入施工管理法
法規
実地試験 薬液注入施工管理法 記述式 2時間

上記が2級土木施工管理技士の試験内容です。

種別ごとに試験日も異なるため、先ほどのセクションで解説した試験の日程を確認して間違えないようにしてください。

合格基準

試験の合格基準ですが、1級・2級ともに共通しています。

学科試験、実地試験それぞれにおいて「得点が総得点の60%以上獲得していること」が土木施工管理技士の合格基準です。

どちらかが合格基準に達していないと不合格になるため注意しましょう。

まとめ

今回の記事では、土木施工管理技士の試験内容について解説しました。

1級と2級で従事できる仕事の規模が異なりますが、現場における技術上の管理を行うといった部分は変わりません。

ただし、1級の受験資格を満たすまでに長い実務経験が必要なので、まずは2級の取得からスタートしましょう。

2級を取得して現場で経験を積むことで社会人としてのキャリアアップを狙えますし、同時に1級の実務経験も満たせます。

効率良く資格を取得して業界から重宝される技術者を目指してください。

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