2023年度に行われる1級土木施工管理技士試験の合格発表日から、すでに発表された第一次検定(学科)の分析まで、この記事では丸ごと解説しています。
また、残念ながら第一次検定に不合格だった方にも諦めず再挑戦していただきたい!という気持ちから、合格まで効率的に学習するためのポイントもあわせてご紹介していきます。
目次
1級土木施工管理技士の合格発表はいつ?
1級土木施工管理技士試験の合格発表はいつでしょうか。2023年度の日程を見てみましょう。
項目 | 第一次検定(学科) | 第二次検定(実地) |
---|---|---|
試験日 | 2023年7月2日(日) | 2023年10月1日(日) |
合格発表日 | 2023年8月9日(水) | 2024年1月12日(金) |
国家試験はどの資格も試験から合格発表まで3か月くらいかかりますが、1級土木施工管理技士は第一次検定と第二次検定があるので、どうしても長期間になってしまっています。
合格発表は受験者に一般財団法人全国建設研修センターから合否通知書が送付され、不合格者には不合格の旨と合わせて成績も送付によって通知されます。
また、1級土木施工管理技士は国土交通省が所管のため、国土交通省のホームページでも発表されます。
1級土木施工管理技士の試験結果
続いて、近年の試験結果の傾向を見ていきましょう。
2022年度試験の第一次検定(学科)合格率と近年の第二次検定(実地)合格率の推移
<2022年度の第一次検定(学科)合格率>
2022年度の第一次検定(学科)の結果は以下のようになりました。
項目 | 詳細 |
---|---|
受験者数 | 38,672人 |
合格者数 | 21,097人 |
合格率 | 54.6% |
合格率は、54.6%と比較的高いですが、誰でも簡単に合格できる試験ではありません。試験日までにしっかりと対策をとりましょう。
近年の合格率も55%~60%を推移しています。特別難しくなっているわけでもありませんので、効率よく勉強することで合格する力は身に付くでしょう。
<過去5年間の第二次検定合格率の推移>
年度 | 合格者数/受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2022年度 | 7,032名/24,462名 | 28.7% |
2021年度 | 9,732名/26,558名 | 36.6% |
2020年度 | 7,499名/24,204名 | 31.0% |
2019年度 | 11,190名/24,688名 | 45.3% |
2018年度 | 9,521名/27,581名 | 34.5% |
過去5年間の合格率の平均は約35.2%です。第一次検定よりも第二次検定の方が合格率が低い傾向がありますので、注意しましょう。
さらに詳しく!
土木施工管理技士の受験資格を徹底解説!
1級土木施工管理技士の合格発表後にするべきこと
令和2年度の第一次検定の合格発表はすでに終わり、第二次検定の発表を待つのみですが、合格発表で終わりというわけではありません。
合格された方は「技術検定合格者」ではありますが、合格証明書の交付申請を行い交付されることで初めて「土木施工管理技士」の称号を得ることができます。
残念ながら不合格だった場合でも、次に挑戦するための準備が必要です。ここからは、それぞれの結果に合わせて、合格発表後にするべきことをご紹介します。
合格証明書の交付申請手続きをする
合格した場合は受験番号が記載された合格通知書がお手元に届きます。技術検定に合格したことはこの合格通知書で証明できます。
ただし、この方法が適用される期間は通知書による通知が行われた日から半年間なので、合格通知書に記載されている申請方法で技術検定合格証明書交付申請を必ず行ってください。
合格できなかった場合は次の試験までの計画を
今回は残念ながら合格できなかった方も諦めることはありません。
6割正答できれば合格できますので、効率のよい勉強法を実施すれば必ず合格できます。ここからは、効率がよくポイントを絞った勉強法をご紹介します。
勝利からの逆算
1級土木施工管理技士の試験は午前61問、午後35問の計96問です。
選択問題があるので、必要な解答数は65問になります。このうち6割の得点が取れれば合格できるということは、具体的には39問以上正解すれば合格できます。
勝利=合格から逆算をして、「39問を何の分野で積み上げていくか」また、「そのために必要な勉強時間はどのくらいか」を算出しましょう。
参考書と問題集は1冊ずつだけ!
いくつも参考書を用意しても結局手つかずであったり、試験の日にどっさり持って行ったりしてもかえって不安になるだけです。
これだけは完璧にやったという一冊は自信にも繋がりますので、自分に合うと感じたものを一冊に絞るのがおすすめです。
最初に過去問を解いて、自分の苦手分野を知る
どんな勉強でも1ページ目、1問目からやらないと気が済まない方はいると思いますが、資格試験の勉強のゴールはあくまで「合格」です。
この方法で勉強を始めてしまうと、1,000ページ近いテキストを見て途方に暮れてしまいます。
効率のよい勉強方法は、まずは過去問をなにも勉強していない状態で解いてみることです。
これには2つのメリットがあります。
「問題の傾向を知ることができること」
「苦手分野をあらかじめ知ることができること」
です。
出題傾向を知った後に参考書を勉強することで、どこがポイントなのかがわかりやすくなります。
また、どこで得点を稼ぐかというときに、苦手分野でどうしても得点を稼がなければならない場合は、分野ごとに学習する時間を予測できます。
具体的に39問の正解をどの分野で獲得するかを計算する
一般土木・専門土木・法規は全て選択問題なので、必要解答数以内なら難しい問題に時間を費やす必要はありません。特に専門土木・法規は例年並みなので、狙い目です。
問題集で苦手分野を把握したら、39問の土台となる分野を決めてから学習を始めましょう。
共通工学・施工管理法から始める
共通工学・施工管理法は必須問題です。また、時間的にも午後の試験なので疲れ切った状態で受けることになります。
逆に共通工学の4問・施工管理法の31問の計35問を押さえることができれば、少し余裕が生まれます。
少ししかできない日があっても毎日やる
脳には「淡蒼球(たんそうきゅう)」というやる気スイッチがあります。
この淡蒼球にやる気を出させる方法=スイッチが本当にあることが、脳科学者の研究で判明しました。スイッチを押す方法はいくつかあるのですが、その一つがBody(ボディ)です。
簡単にいえば、「やる気がなくても体を勉強机に持っていく」です。脳と体では、体が先に生まれました。人は楽しいから笑うのではなく、笑うことによって楽しい気持ちになるのです。
やる気を待っていても、いつまで経っても訪れることはありません。逆に体を勉強へ無理やり持っていくことで、やる気が湧いてくるのです。
まとめ
1級土木施工管理技士の令和5年度の合格発表日はいつ?
令和5年度の1級土木施工管理技士の合格発表は、第一次検定が8月9日、第二次検定が2024年1月12日です。
第一次検定と第二次検定の間には試験日も3か月開きがあるので、合格する自信があるなら、一次試験が終ったらすぐに二次試験の勉強補はじめましょう。
二次試験のほうが難易度が高く、合格率も低めです。
1級土木施工管理技士の合格発表後にすることは?
第一次検定に合格した場合、第二次検定の勉強をはじめましょう。
第一次検定に合格して第二次検定の受験資格がない場合は、技術士補の資格取得の手続を行います。不合格だった場合は再試験に向けて勉強を始めましょう。
二次検定に合格した場合、資格取得の事務手続を行います。不合格の場合は再試験の申し込みをします。
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