土木施工管理技士

1級土木施工管理技士の合格発表はいつ?試験結果も解説

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令和2年度に行われる1級土木施工管理技士試験の合格発表日から、すでに発表された学科試験の分析まで、この記事では丸ごと解説しています。また、残念ながら学科試験に不合格だった方にも諦めず再挑戦して頂きたい!という気持ちから、合格まで効率的に学習するためのポイントも合わせてご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

1級土木施工管理技士の合格発表はいつ?

1級土木施工管理技士試験の合格発表はいつでしょうか。令和2年度の日程を見てみましょう。

学科試験 試験日:令和2年7月5日(日)/合格発表日:令和2年8月20日(木)
実地試験 試験日:令和2年10月4日(日)/合格発表日:令和3年1月15日(金)

国家試験はどの資格も試験から合格発表まで3か月くらいかかりますが、1級土木施工管理技士は学科と実地があるので、本当に長いですね。

合格発表は受験者に一般財団法人全国建設研修センターから合否通知書が送付され、不合格者には不合格の旨と合わせて成績も送付によって通知されます。

また、1級土木施工管理技士は国土交通省が所管のため、国土交通省のホームページでも発表されます。

1級土木施工管理技士の試験結果

続いて、近年の試験結果の傾向を見ていきましょう。

令和元年度試験の学科試験合格率と近年の実地試験合格率の推移

<令和元年度の学科試験合格率>
令和元年度の学科試験の結果は以下のようになりました。

受験者数 33,036名(28,512名)
合格者数 18,076名(16,117名)
合格率 54.7%(56.5%)
合格基準 39/65問(37/65問)

()内は平成30年度の実績になります。

平成30年度と比較すると合格率は-1.8%、合格基準は事前公表の通り39問と一見すると厳しい結果のようですが、実数でみると受験者数が4,524人・合格者数が1,959人増加しています。

また、ここ10年間の学科試験合格率の平均は55.4%ということを踏まえると、特別難化したということはなく、例年並みの問題であったといえます。

<過去5年間の実地試験合格率の推移>

年度 合格者数/受験者数 合格率
平成30年度 9,521名/27,581名 34.5%
平成29年度 9,424名/31,414名 30.0%
平成28年度 10,219名/27,846名 36.7%
平成27年度 10,266名/27,547名 37.3%
平成26年度 11,064名/28,010名 39.5%

過去5年間の平均が35.6%なので、合格率・合格者の実数ともに減少傾向にあります。令和元年度も平均よりやや低い結果になるでしょう。

令和元年度試験の学科試験の傾向について

令和元年度学科試験の傾向分析を、分野ごとに解説します。

<土木一般分野>
土木一般は3割が新規問題やアレンジで占められており、問題数の割にはウェイトが大きかったので、難しいと感じた方が多いと思います。また、ひっかけ問題もいくつかあり、素直に上から解いていくとつまずいてしまい焦って誤答に結びつくという結果に繋がり、やや難化した印象です。

<専門土木分野>
本来専門性の高い分野であるという点では、例年並みという印象です。選択問題が多いので得点しやすい人が多かったのではないでしょうか。

<法規分野>
法規は数問難易度の高い問題があったものの、例年並みという印象です。対策をしっかりと行えば得点の土台になる分野といえます。

<共通工学・施工管理分野>
問題Bで全問必須問題となり、得点のウェイトも大きく合格を左右する分野といえます。過去問を中心に勉強をしてきた方にとっては、7割程度が対応できる問題ではありました。反面、新規問題やアレンジの出題も3割と例年より難化した傾向があります。学科の合格率が例年並みであったことを踏まえると、この傾向は続くと思われます。

1級土木施工管理技士の合格発表後にするべきこと

令和元年度の学科試験の合格発表はすでに終わり、残すところは令和2年1月の実地試験の発表を待つのみですが、合格発表で終わりというわけではありません。合格された方は「技術検定合格者」ではありますが、合格証明書の交付申請を行い交付されることで初めて「土木施工管理技士」の称号を得ることができます。

残念ながら不合格だった場合でも、次に挑戦するための準備が必要です。ここからは、それぞれの結果に合わせて、合格発表後にするべきことをご紹介します。

合格証明書の交付申請手続きをする

合格した場合は受験番号が記載された合格通知書がお手元に届きます。技術検定に合格したことはこの合格通知書で証明することができます。ただし、この方法が適用される期間は通知書による通知が行われた日から半年間なので、合格通知書に記載されている申請方法で技術検定合格証明書交付申請を必ず行ってください。

合格できなかった場合は次の試験までの計画を

今回は残念ながら合格できなかった方も諦めることはありません。6割取れば合格できるので、効率の良い勉強法を実施すれば必ず合格できます。ここからは、効率がよくポイントを絞った勉強法をご紹介します。

1)勝利からの逆算
1級土木施工管理技士の試験は午前61問、午後35問の計96問です。選択問題があるので、必要な解答数は65問になります。このうち6割の得点が取れれば合格できるということは、具体的には39問以上正解すれば合格できます。

勝利=合格から逆算をして、「39問を何の分野で積み上げていくか」また、「そのために必要な勉強時間はどのくらいか」を算出しましょう。

2)参考書と問題集は1冊ずつだけ!
いくつも参考書を用意しても結局手つかずであったり、試験の日にどっさり持って行ってもかえって不安になるだけです。これだけは完璧にやったという一冊は自信にも繋がりますので、自分に合うと感じたものを一冊に絞るのがおすすめです。

3)最初に過去問を解いて、自分の苦手分野を知る
どんな勉強でも1ページ目、1問目からやらないと気が済まない方はいると思いますが、資格試験の勉強のゴールはあくまで「合格」です。この方法で勉強を始めてしまうと、1,000ページ近いテキストを見て途方に暮れてしまいます。

効率の良い勉強方法は、まずは過去問をなにも勉強していない状態で解いてみることです。これには二つのメリットがあります。

一つが「問題の傾向を知ることができること」。もう一つが「苦手分野を予め知ることができること」です。

出題傾向を知った後に参考書を勉強することで、どこがポイントなのかが分かりやすくなります。また、どこで得点を稼ぐかという時に、苦手分野でどうしても得点を稼がなければならない場合は、分野ごとに学習する時間を予測することができます。

4)具体的に39問の正解をどの分野で獲得するかを計算する
一般土木・専門土木・法規は全て選択問題なので、必要解答数以内なら難しい問題に時間を費やす必要はありません。特に専門土木・法規は例年並みなので、狙い目です。問題集で苦手分野を把握したら、39問の土台となる分野を決めてから学習をはじめましょう。

5)共通工学・施工管理法から始める
共通工学・施工管理法は必須問題です。また、時間的にも午後の試験なので疲れ切った状態で受けることになります。逆に共通工学の4問・施工管理法の31問の計35問を押さえることができれば、少し余裕が生まれます。

6)少ししかできない日があっても毎日やる
脳には「淡蒼球(たんそうきゅう)」というやる気スイッチがあります。この淡蒼球にやる気を出させる方法=スイッチが本当にあることが、脳科学者の研究で判明しました。スイッチを押す方法はいくつかあるのですが、その一つがBody(ボディ)です。

簡単にいえば、「やる気がなくても体を勉強机に持っていく」です。脳と体では、体が先に生まれました。人は楽しいから笑うのではなく、笑うことによって楽しい気持ちになるのです。やる気を待っていても、いつまで経っても訪れることはありません。逆に体を勉強へ無理やり持っていくことで、やる気が湧いてくるのです。

まとめ

令和元年度の1級土木施工管理技士試験は学科・実地ともに終了し、合格発表を待っている時期ですね。実地試験に合格された方は合格証明書の交付申請を忘れずに行ってください。

残念ながら学科に不合格だった方も、諦めずに再挑戦しましょう。1級土木施工管理技士は取得するだけの価値がある資格です。効率の良い勉強方法もご紹介しておりますので、来年に備えて準備を進めていけば十分に間に合います。

しっかりと計画を立ててから学習に取り組み、モチベーションを維持することができれば、合格は決して難しいものではありません。

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