土木施工管理技士

2級土木施工管理技士第二次検定の難易度や対策とは

42,330人の方が、この記事を参考にしています。

地震や台風による被害が相次ぎ、建物の老朽化も進んできています。

今では、災害復旧の工事現場で現場監督として重宝されている『2級土木施工管理技士』。2級土木施工管理技士は、学生から社会人まで幅広い世代が受験しています。

この資格を取得するには、一般財団法人全国建設研修センターが実施している2級土木施工管理技術検定試験に合格する必要があります。

試験は第一次検定と第二次検定にわかれており、第一次検定に合格しても第二次検定では不合格だったという人もたくさんいます。

この記事では、2級土木施工管理技士の第二次検定の難易度、対策などについてまとめていますので、是非試験にチャレンジされる方は参考にしてみてください。

2級土木施工管理技士第二次検定の内容

第二次検定(実地)の受験資格

まずは、第二次検定の受験資格から説明します。
2級土木施工管理技士の第一次検定は前期と後期で計2回ありますが、第二次検定は年に1回しかないので注意が必要です。

第二次検定の受験資格は、大きく分けて2つあります。

No第二次検定の受験資格
1当年度の2級土木施工管理技術検定・学科試験の受験者(ただし、「学科試験のみ受験者」を除く。)
2 第一次検定の免除者
第一次検定の免除者の条件は、こちらで詳しく紹介されているのでご覧ください。
参照:(全国建設研修センター HP

※受験資格は制度変更される場合がありますので、詳細については、必ず試験実施機関にてお確かめください。

第二次検定の受験資格は、技術士法や学校教育法によっても免除される場合があるので、公式サイトの情報を必ず確認してください。

ちなみに、2021年度の4月より受験資格が変更されます。 また、今までは学科試験と実地試験の2種類の試験が実施される形式でしたが、学科試験の名称が「第一次検定」、実地試験の名称が「第二次検定」に変わります。

加えて、第一次検定の合格者には、新しい資格である「技士補」が付与されます。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できるとのことです。

技士補の設立や受験資格の緩和のことを考えると、土木施工管理技士を目指す方にとっては大きなチャンスといえるでしょう。積極的に挑戦してください。

第二次検定の出題範囲と形式

次に第二次検定の出題範囲と形式について説明します。

経験記述を含めて、全てが記述式解答で、文章記述・穴埋め・穴埋め選択・計算問題など文字や数字で簡潔に解答しなければなりません。

特に経験記述では、自分が経験してきたことを文章にできるかどうかが問われます。あらかじめ第三者に説明できるような文章力を身に付けるようにしましょう。

問題数と出題内容について以下の表1.にまとめましたのでご覧ください。

問題数は全9題あり、そのうち必須問題が5題、残りは選択問題となります。参考書などの過去問題から出題しやすい内容を事前に把握しておくといいでしょう。

参照:総合資格学院

出題内容はその年によって変わりますが、出題パターンは例年、このような形式ですので参考にしてみてください。表1.は実際に令和元年度に実施された第二次検定の内容です。

2級土木施工管理技士第二次検定の難易度

第二次検定(実地)の合格率

平成26年度から平成30年度までの2級土木施工管理技士 第二次検定の合格率推移を以下の表にまとめました。

年度第一次検定(学科)合格率第二次検定(実地)合格率
平成27年度66.5%35.7%
平成28年度48.3%29.9%
平成29年度前期:58.4% 後期:71.6%34.3%
平成30年度前期:50.3% 後期:63.4%35.0%
令和元年度前期:61.9% 後期:67.1%39.7%
平均60.2%34.9%

表2.を見るとわかるように、第二次検定は平均が34.9%とここ数年は30%台で推移しています。

第一次検定(学科)と比べると合格率が低い

表2.をもう一度見てみると、第一次検定(学科)の平均合格率は60.2%と第二次検定と比較すると高くなっています。

その理由は、四肢択一式である第一次検定は、少なくとも25%の正答率が確保できるので点を取りやすいからです。過去問題を何度も暗記すれば合格率を上げることも可能です。

それに対して、第二次検定は記述式になるので採点する立場になって記述する必要があります。特に経験記述でつまずく人が多いのではないでしょうか。暗記だけでは解答できないので、第一次検定で覚えたキーワードを使いこなせなければ合格することは難しいといえます。

そんな第二次検定の対策について次の項目で詳しく解説していきます。

土木施工管理技士2級第二次検定の対策

第一次検定対策で勉強した内容の理解を深める

第二次検定では、第一次検定の選択問題とは全てが異なる記述式となります。当然、第一次検定と同じ暗記をするなどの勉強方法では合格することは厳しいでしょう。

ですが、第一次検定で覚えた知識の応用的な問題が出題されます。特に各用語の意味や工法について記述できるようにしておきましょう。

第一次検定の試験問題を解けた人でも実際に記述してみるのは結構難しいものです。何度も繰り返し勉強して各用語を接続できる文章が記述できるようにすることが合格への近道といえます。

なお、第二次検定については、参考書よりも講習会や通信料育の模擬試験を積極的に活用したほうが効率よく勉強できます。

経験記述のテーマは全て用意しておく

経験記述のテーマは全部で6種類あります。

No経験記述のテーマ
1施工計画
2工程管理
3品質管理
4出来形管理
5安全管理
6環境管理

その年度によりどのパターンが出題されるかわかりませんが、例年この6パターンから2題が出題されます。実務経験が少ない方にとっては、自分の経験で記述し難いテーマもあると思います。

ですが、どのテーマが出てもいいように、事前に全ての出題に対応できるように準備しておくことが、とても重要です。

ここで大事なのが、全てのパターンをひとつの現場で記述できるように勉強しておくことです。

その理由は、実際に試験で記述するときに複数の現場でのことを思い出すのがたいへんだからです。ひとつの現場だけに決めておけば、暗記する言葉も少なくて済みます。

暗記するといっても、参考書を丸暗記してはいけません。

参考の文章をコピーしない

全体の文章の構成を知るうえで、参考書を活用することはオススメします。文章構成の流れが掴めれば、あとはそれに当てはまるように自分が経験したことを記述していきましょう。

ですが、参考書や例文を丸ごと真似するのは不正になってしまう可能性があるので絶対にやめましょう。

どんな文章でも、人それぞれにクセがあるものです。参考書の例文を書いている人の文章は目立ちますので、採点者が見ればすぐにコピーだとバレてしまいます。

実際に参考書を丸暗記するよりも、自分が経験した記憶を思い出しながら記述をしたほうがスラスラ書けます。

添削をしてもらう

記述式の試験は不慣れな人が多いため、自分ではよくできたつもりでも、相手にはうまく説明できていなかったり、誤字脱字や文章の使い方が変になっていたりと、必ずミスがあるものです。

ですが、これは何度も他の人に添削してもらい、修正していけば直していけます。

添削の方法としては、職場にいる上司から添削してもらってもよいですし、それが難しいようであれば通信教育で添削してもらうという方法もあります。

通信教育の添削サービスであれば、自宅にいながら専門の講師に添削をしてもらえます。

まとめ

今回の記事では、2級土木施工管理技士 第二次検定の難易度、対策についてお伝えしてきました。

過去の合格率の推移からもわかるように、第二次検定は第一次検定よりもかなりハードルが高く設定されています。

第一次検定と比較して問題数は明らかに少ないため、過去問題も少ないのが特徴です。

勉強方法を切り替えるのはたいへんかもしれませんが、自分の言葉でしっかりと書いてあれば必ず合格できます。

何度も文章を書いて修正していけば、あなただけの経験記述ができます。あきらめずに頑張りましょう。

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