危険物取扱者

危険物取扱者の種類と人気資格「乙4」とは?約1ヶ月で取得するための勉強方法

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危険物取扱者試験は消防法によるガソリンや過酸化水素など「危険物」を取り扱う場合に必要な資格です。

中でも乙4」と言われる「危険物取扱者 乙種 4類」は複数ある危険物取扱者試験の中でも多くの仕事に直結しやすい需要の高い人気資格となっています。更に、動画で学べば最短2週間で取得できる、取りやすい資格でもあります。

この記事では、そもそも危険物取扱者試験にはどんな種類があるのか、特に人気の乙4の攻略方法についても紹介します。

 

危険物取扱者試験とは

危険物取扱者試験は消防法による「危険物」を取り扱う場合に必要な資格です。試験は各都道府県で行われ、毎年約40万人が受験しています。

種別は甲種・乙種・丙種に分けられ、このうち甲種の受験は大学で化学の学科・科目を修めるか、乙種資格が必要になりますが、乙種と丙種は誰でも受験することが可能です。

区分

特徴

受験資格

甲種

全種類の危険物が取扱可能

甲種防火管理者・防災管理者の取得可能

大学で化学に関する学科・科目を修めるか、乙種免状取得などの条件があり

乙種

1類~6類に分かれ、それぞれで免許が異なる。

誰でも受験可能

丙種

4類のうち特定の危険物のみ取扱可能

立合業務ができない

誰でも受験可能

 

危険物取扱者 乙種の種類

危険物取扱者試験のうち乙種試験は第1~6類まであり、危険物取扱者試験受験者の全体の8割以上を占めますさらにそのほとんどが乙種第4類(乙4・第4類)の受験者です。

第4類では可燃性液体(ガソリン、軽油、灯油、重油など)生活に身近な石油類の取り扱いがメインなので、様々な職場での需要が高く、受験者が最も多い区分なのです。更に身近な石油類ということもあり初学者でも理解しやすいため、他の危険物取扱者資格と比べても取得しやすい資格と言えます。

 

乙種
区分

内容
取扱可能な危険物(性質)

特徴

 

第一類

酸化性個体 例:塩素酸ソーダ

甲種受験には一類か六類が必要

第二類

可燃性固体 例:硫黄

甲種受験には二類か四類が必要

第三類

自然発火性・禁水性物質 例:カリウム

甲種受験に必須

第四類

可燃性液体 例:ガソリン

身近な石油類を取扱う 受験者多数

第五類

自己反応性物質 例:有機過酸化物

甲種受験に必須

第六類

酸化性液体 例:過酸化水素

甲種受験には一類か六類が必要

 

ちなみに丙種も乙種第4類とほぼ同じ石油類を扱うことができますが、無資格者が取り扱う際の立ち合いが許されるのは甲種と乙種のみです。

例えばセルフ式ガソリンスタンドの営業には、甲種または乙種第4類の危険物取扱者の立ち合い(勤務)が条件になります。

 

人気資格「乙種第4類(乙4)」があると様々な職場で活躍できる!

乙4は取得しやすいにもかかわらず、取得していると様々な職場で活躍できるコストパフォーマンスの高い資格なのです。

実際に乙4の求人は豊富で、例として下記のような現場の案件があります。

  • ガソリンスタンド
  • 石油会社
  • 化学系メーカー
  • タンクローリーのドライバー
  • 自動車整備工場
  • 公共施設の設備管理
  • 薬品会社

 

まずは乙種第4類(乙4)からチャレンジ!

乙4では職場での需要が高く、受験者が最も多い区分です。しかし、その合格率は30%前後と誰でも受かるわけではありません。一方、他の類は60%以上の合格率ですが、これは乙4に合格した人が科目免除を利用して受験するケースが多いためです。

 

乙4の合格率が低いのには受験者数が多いだけでなく、年齢層が比較的高いことにも原因があります。

試験会場に行くと、受験者には中高年者の姿が多く見受けられます。多くの人が「仕事をしながら受験勉強」をせざるを得なく、充分な対策ができないまま試験当日を迎えてしまう人が多いため、合格率も下がるのでしょう。

やはり仕事をしながら資格取得を目指すのであればポイントを抑えて効率良く対策しなければ合格は難しいでしょう。

 

乙4はテキストや講座が充実しているから取り組みやすい!

しっかり勉強時間を確保できるのであれば、乙4は初学者でも十分合格をねらうことができます。

乙4は年間30万人以上が受験するため、他の危険物取扱試験に比べ、試験対策のための書籍や動画講座が充実しているというメリットがあります。

試験も他の種や類に比べ多く実施され、東京の中央試験センターではほぼ毎週実施されています。

 

試験対策は約1ヶ月あれば大丈夫

受験申請は概ね試験の1か月半くらい前に締め切られ、受験に向けての勉強も1ヶ月半くらい前からでも構いません。

試験の出題範囲は物理、化学、法律と多岐にわたり、そのすべてを覚えるのは非常に難しいことです。しかし、試験には「頻出問題」と呼ばれるものがあります。

それらの知識から確実に覚えることで正解率をあげることが可能です。ある程度概要を把握したら問題集に取組み、実際に何が頻出問題かを体感することが大切です。

実際、頻出問題が抑えられた教材で効率よく学習できれば、20時間程度の勉強でも合格することは十分可能です。

動画講座で、1日30分、最短20時間の勉強時間で合格者を輩出しているコースもあります。

 

乙4の試験内容

①「危険物に関する法令」(15問)
②「基礎的な物理学及び基礎的な化学」(10問)
③「危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法」(10問)の3科目で、5肢択一のマークカード方式で行われます。
合格には各科目とも60%以上を正解する必要があります。

 

また、1つでも乙種に合格すると、他の類を受験するときに①②の科目は免除となり、③の科目のみで受験し合格すれば取得できます。
乙種全類の資格を取得すれば、甲種と同様にすべての危険物を取り扱うことができます。

 

まずは物理と化学から勉強する!

試験に向けての勉強は基礎的な物理学及び基礎的な化学から始めるとよいでしょう。この分野は中学や高校の理科で学んだ内容や、普段の生活でも使う知識が含まれています。

これまでの知識で正解できる問題もあり、これに時間を費やしても意味がありません。初めて知ったことや、間違って覚えていたことからチェックしましょう。

このとき自作のノートを作ることをお勧めします。ノートの作成は記憶の定着に役に立ち、さらに直前対策にも役立つ教材にもなります。

この科目で重点項目は「燃焼と消火に関する基礎知識です。燃焼と消火については多く出題されます。特に、燃焼の三要素である可燃物、酸素供給源、点火源は、消火のしくみにもつながります。

 

危険物の性質は徹底的に暗記

危険物の種別ごとの性質、状態(固体か液体か)、特徴、代表的な品名は徹底的に暗記しましょう。乙4試験では他の種別の危険物に関する問題が必ず出題されます。テキストを見ると各類の覚え方の工夫が紹介されています。

たとえば語呂合わせで「固い人に駅で無視された」は「固体が1・2類、液体が6・4類」という意味、「燃えないイチロー」は「1・6類は燃えない(酸化性)」というように、楽しみながら覚える方法もあります。

そして、「指定数量」必ず覚えましょう。危険物取扱者の資格は、指定数量以上の危険物取扱に必要な資格です。第4類の指定数量は計算を伴うものがよく出題されます。

 

法令は最後に

法令の勉強は最後にすることをお勧めします。
法令以外の分野(物理・化学や危険物の性質、そして消火)については関連性がある事柄が多く、ひとつの分野を学べば他の問題にも通用する知識が多数あります。

しかし、法令は状況ごとの取り決めを暗記しなければならず、記憶の維持が大変な分野なのです。しかも他の科目に比べ出題数が多い(15問)こともあります。

ただ、法令にも頻出問題があるため、最低でも頻出問題だけは確実に覚えましょう。

 

最後の仕上げはノートの活用

試験の数日前からは、作成したノートを使って重要事項の確認をします。また、インターネットやスマートフォンの無料アプリにも乙4模擬問題に挑戦できるものがありますので、それらを利用して腕試しと知識の再確認もしてみましょう。

 

試験当日の流れと解答のコツ

当日はあまり早く着いても屋外で待つことになるので、指定された集合時間の15分ほど前で充分です。受験教室に入れるのは試験開始30分前頃からで、教室と座席は受験番号で指定されています。

試験が始まったら、最初は問題用紙に答えを書いていくようにしましょう。試験時間の2時間は充分に余裕がありますから、慌てずに自信のある問題から解答していきます。

試験問題にはテキストでも見たことがない難問が出題される場合があります。しかし、試験は満点でなくても合格できるので、見たことない難問は後回しにしましょう。

また、マークシートへの記入は、問題用紙で2回通り以上確認したあとにまとめてマークするようにしましょう。これはマークミスをしないやり方です。

 

乙4に合格できれば乙種全類も取得しやすくなる

乙4に合格できれば、他の類を取得する場合には、試験の2科目が免除となり、「危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法」(10問・35分)のみで受験できるようになります。

また、すでに乙種免許を持つ人が乙種の他の類を受験しようとするとき、一度に複数の試験を受験し、効率的に資格を取得することもできます。これを「複数受験」といいます。ただし、複数受験の対応は、地域や試験会場によっても異なりますので、事前に地元の消防試験センター支部に確認が必要です。

複数受験では2つずつ取得すると負担が軽くなります。類別によって対象となる品数に違いがありますので、その組み合わせを考えて受験しましょう。

例えば、

  • ともに酸化性で、固体で品目がやや多い1類と、液体で品目が少ない6類の組み合わせ。
  • 次に可燃性固体で品目がやや少ない2類と、自己反応性物質で品目が多い5類の組み合わせ。
  • 自然発火性と禁水性の2つの性質が入り品目も多い3類。

このような組み合わせで、あと3回受験すれば全類合格も大いに可能性があります。

 

おわりに

危険物取扱者は製造業だけでなく、建設や運輸など幅広い産業で活躍の場があり、中高年や女性でも就職にもつながりやすい資格として知られています。難易度もさほど高くなく、受験機会も多いので、スキルアップの第一歩として最適な資格です。まずは乙4から、効率的に勉強して合格を掴み取りましょう!SAT講座なら知識ゼロからでも2週間で合格ラインに到達できます。一度ご検討ください。

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