第三種冷凍機械責任者

冷凍機械責任者の就職や転職事情を紹介!

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冷凍機械責任者の資格は就職や転職に役立ちます。では、具体的にどのような業界への就職や転職に役立つのでしょうか。そして、そもそも冷凍機械責任者とは何をする仕事なのでしょう。

ここでは、冷凍機械責任者の資格内容、資格が役立つ業界、資格を取得することで何ができるようになるのか、合格するためにはどうすればよいのか、などについて解説します。

冷凍機械責任者の仕事とは

冷凍機械責任者の仕事は、冷凍にかかわる高圧ガスを製造する施設で保安を含む統括的な業務を行うことです。

冷凍機械責任者の資格には第一種、第二種、第三種がありますが、それぞれ担当できる業務の範囲が下記のように異なります。

  • 第一種:全ての製造施設に関する保安業務を行える
  • 第二種:1日の冷凍能力が300トン未満の製造施設に関する保安業務を行える
  • 第三種:1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設に関する保安業務を行える

就職・転職に有利?冷凍機械責任者取得のメリット

冷凍機械責任者には一定の需要があります。冷凍設備を扱っている業者は冷凍機械責任者がいないとできない仕事もあるので、何も資格を持たない人よりも採用価値が大きいです。

具体的な求人としては、ビル管理会社、工場などが多いでしょう。常に一定の求人が出ている職種で、人気の職種ながら需要が大きいという特徴があります。

また、個人差はありますが、業界的に業務が比較的楽なわりに収入が多い、残業が少なくて趣味との両立がしやすい、といった声もあります。その結果、まったく別の業界からビル管理会社等に転職するケースも多々あります。

現状ビル管理会社や類似する業界に在籍している方だけでなく、ビル管理、工場に興味を持っている方にも資格の取得メリットがあるでしょう。資格を取得しておけば就職、転職時に有利になり、手当がもらえる可能性もあります。

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資格の取得は業務上役立つというメリットもありますが、就職、転職の際には熱意のアピールになります。資格を取得すればライバルたちから頭一つ抜きん出ることができるでしょう。

とはいえ業界経験者の中には資格保有者も多いため、あくまでも業界未経験者の中では一歩抜きん出るととらえておいたほうがよいでしょう。

冷凍機械責任者の将来性

冷凍機械責任者の資格への需要は現状大きいのですが、資格が必要な業務自体は徐々に減っています。その理由は、冷凍設備や冷蔵設備が進化しているからです。これらの設備の取り扱いが簡易化し、資格なしで取り扱えるようになっているのです。

とはいえ設備が急になくなることはないので、今後も冷凍機械責任者の資格への需要は続くでしょう。

また、資格を持っていると、資格が必要ない業務での信用度も上がります。一定の知識を有している、熱意がある、というアピールになるので、メリットが大きいのです。

冷凍機械責任者の資格はそこまで難しい資格ではないので、本当にこの資格を持っていて役に立つのか、と疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、企業にとっても根強い需要があります。

冷凍機械責任者の資格取得方法

冷凍機械責任者の試験は誰でも受験することが可能です。試験は高圧ガス保安協会が年1回実施しています。基本的に試験は5つの選択肢から正解を選択する形式です。

試験科目は「法令」と「保安管理技術」です。また、講習会を受講すると「保安管理技術」を免除されます。しかし講習会はすぐに終わるわけではなく、3日間、1日あたり7時間の講習を受けることになります。

また講習会の費用は2万円〜3万円かかり、さらに交通費や宿泊費もかかります。講習会を受けたほうが合格は近づきますが、コストパフォーマンスを考えるとあまり良いとはいえません。

その労力と時間があれば、普通に勉強したほうがよいでしょう。そうすればお金もかかりませんし、わざわざ泊まり込みで講習会に行く必要もありません。

第三種冷凍機械責任者試験の合格率

第三種冷凍機械責任者試験の合格率は、年度によって異なります。もっとも受験者の多い第三種冷凍機械責任者の合格率は、35%前後です。

半分以上の人が不合格になっているので難しい試験だと思われるかもしれません。しかし、申し込みをしたけれど会場に来ていない、一応会場に来てはいるけれどほとんど勉強していないといった人もかなりの割合で存在します。

冷凍機械責任者試験の勉強方法

冷凍機械責任者試験の勉強方法の基本は、過去問題を解くことです。

過去問題を解いて解説を読みこんで理解していけば、確実に本番でも解けるようになります。逆に、もっとも間違った勉強方法は、最初にテキストを隅々まで読み込むことです。

これは試験に出てくる部分を効率的に勉強できておらず無駄が多いといえます。試験問題を解くためには、過去の試験問題を攻略するのが一番効率的なのです。

また、過去問題集を購入する際の注意点は、なるべく新しいものにすることです。

古い過去問題もそれほど傾向が異なるわけではありませんが、比較的新しい年度の問題のほうが古い年度の過去問題よりも傾向が似通っています。また、過去問題の解説を読んでも理解できないときは、インターネットで検索するのも一つの手です。

冷凍機械責任者試験は有名な試験でネット上にも情報が多いので、調べれば情報が出てきます。インターネット中心に学習を進めるのはあまりおすすめできませんが、過去問題を中心に学習し、補助的にインターネットを活用するのであれば効率的な学習方法になります。

冷凍機械責任者は就職や転職に役立つ

冷凍機械責任者を取得することで、就職や転職に役立ちます。業務に必要な場合はもちろん、直接業務に使わない場合も、仕事に対する熱意や、一定量の知識を保有していることのアピールになります。

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取得しておいて損のない資格なので、すでに業界に在籍している方もそうでない方も、迷っているなら取得してみてはいかがでしょうか。

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