管工事施工管理技士

管工事施工管理技士とは?仕事内容と取得するメリットを紹介

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管工事施工管理技士とは、管工事における施工管理の専門的な国家資格です。

管工事という言葉が一般的ではないため、具体的にどのような工事を仕事にしているのか、ご存じない方も多いでしょう。

こちらでは、管工事の種類と仕事内容、管工事施工管理技士の資格を取得するメリットについて解説します。

管工事施工管理技士とは?具体的な仕事内容を紹介

管工事の種類を踏まえ、施工管理技士が行う仕事内容について紹介します。

管工事の種類

管工事とは、冷暖房設備や空調設備、上下水道設備、吸排気ダクト、ガス管、浄化槽などの配管工事のことを指します。

あらゆる建築物に欠かせない工事ということもあって、常に高い需要をキープしているのが特徴です。

管工事施工管理技士は、国土交通省管轄の国家資格で、配管工事のスペシャリストとして認められます。

管工事施工管理技士の仕事内容

管工事の主な仕事内容は、各設備のパイプやダクトを配置することです。

管工事そのものは無資格でも従事できますが、工事現場における施工や工程、安全を管理する業務には、管工事施工管理技士の資格が必要です。

管工事は建物の規模が大きくなるとともに、配管は複雑になり、配管の種類も増えていきます。

配管ミスは大きな問題に発展しかねないため、詳細な施工計画や工事の工程管理が欠かせません。また、工事現場は事故ゼロで終わることが求められるため、作業の安全を確保することも重要です。

管工事施工管理技士の受験資格緩和について

2級や1級管工事施工管理技士には受験資格があるため、誰でも受験できる資格ではありませんでしたが、2021年度の4月より受験資格が緩和されます。

大きな特徴としては、1級の受験資格が変更されるといった点です。2級の第二次検定合格者が1級の第一次検定を受験する場合に限って受験資格が不要となります。

第二次検定を受験する際には合格後5年以上の実務経験が必要ですが、2級の第二次検定合格の翌年から、1級の第一次検定は受験できます。

ちなみに、今までは学科試験と実地試験の2種類で管工事施工管理技士の試験は実施されていましたが、学科試験が「第一次検定」、実地試験が「第二次検定」に名称が変わります。

また、第一次検定の合格者には新しい資格である「技士補」が付与されるとのことです。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できるとのことです。

技士補になると監理技術者の配置義務が緩和されるといったメリットもあるため、管工事施工管理技士を目指す方にとっては、大きなチャンスといえるでしょう。

管工事施工管理技士を取得するメリット


管工事の作業員からキャリアアップできる管工事施工管理技士ですが、それ以外にもさまざまなメリットがあります。管工事に携わっている方は、資格のメリットを把握しておきましょう。

専任技術者・監理技術者になれる

管工事施工管理技士には1級と2級があり、資格を取得すれば工事現場における重要な役割に就くことができます。

1級では特定建設業の専任技術者、一般建設業の主任技術者および監理技術者になることが可能です。また、2級では一般建設業の専任技術者、主任技術者に従事できます。

専任技術者とは、都道府県知事より許可を受けた管工事業において、営業所ごとに配置する必要がある役割のことです。

管工事施工管理技士の有資格者、または所定の実務経験年数がある人だけが専任技術者として認められます。

また、監理技術者とは、建築一式工事で総額6,000万円以上、それ以外で4,000万円以上の大規模な建設工事において、現場に配置する必要がある役割です。

主任技術者は監理技術者を必要としない、中小規模の工事現場にそれぞれ配置する必要があります。

無資格でも管工事の仕事には就けますが、キャリアアップを目指すのであれば、管工事施工管理技士の資格は取得したほうがいいでしょう。

また、施工管理技士の有資格者は、公共工事の競争入札に参加する際に技術力を証明できます。

公共工事を請け負う際に受ける経営事項審査において、1級施工管理技士は5点、2級施工管理技士は2点が加点されます。

加えて、2021年度の4月より「2級の第二次検定合格者+1級技士補(第一次検定合格者)」には経営事項審査の評価が4点与えられます。

施工管理技士の有資格者を雇うことは企業側にとってもメリットとなるので、昇給や昇進で有利になるでしょう。

需要が高く転職に有利

管工事は、マンションなどの住宅やオフィス、商業施設など、全ての建築物に欠かせない工事です。

つまり、管工事施工管理技士は需要が高いため、資格保有者はさまざまな種類の工事現場で求められる人材となります。

管工事施工管理技士を持つ人材は高齢化が進んでおり、若手の有資格者が不足している状況です。

加えて、建設工事は複雑化、高度化しているため、管工事の若手の技術者を1人でも多く獲得したいという思惑もあります。

無資格で経験を積める管工事に携わり、その後に資格を取得してキャリアアップすることも可能です。建設業界で長く働きたい方は、管工事の世界に挑戦する価値は高いといえるでしょう。

他の資格を取得しやすい

管工事施工管理技士の資格を取得すると、浄化槽設備士、給水装置主任技術者の資格が取得しやすくなります。

浄化槽設備士とは、し尿や雑排水の浄化槽設備において、営業所ごとに配置する必要がある資格です。管工事施工管理技士の有資格者は、この資格の講習会を受講する権利が与えられており、受講後に免許を申請できます。

給水装置主任技術者とは、水道管の配置や修繕などの工事に必要な資格です。管工事施工管理技士の有資格者は、2つの試験科目が免除になるので、一般の受験者よりも有利になります。

また、1級管工事施工管理技士資格を取得した後、実務経験を2年以上積むと「建築設備士」の受験資格が得られます。建築設備士は、空調や換気、給排水などの設計、工事監理の知識があると認められる資格です。建築士にアドバイスができる上位資格なので、実務経験年数をクリアできれば、取得したほうがいい資格といえるでしょう。

管工事施工管理は需要の高い資格

管工事は空調や換気、ガス、上下水道など、あらゆる配管の設置工事のことです。 管工事は資格がなくても携われますが、管工事施工管理技士を取得すると、施工管理業務に従事でき、キャリアアップにもつながります。

管工事施工管理技士には1級と2級があり、1級は大規模な建設現場である特定建設業の専任技術者、一般建設業の主任技術者、監理技術者として認められます。

2級では一般建設業の主任技術者、専任技術者になれるため、規模が小さい建設現場に限られるのが1級との主な違いといえます。

配管工事はさまざまな建築物に欠かせないため、手に職を付けたい方に向いています。また、他の資格も取得しやすくなるため、さらなるキャリアアップも目指せるでしょう。

建設の需要は今後も続くことが見込まれるため、安定した仕事が受けられる管工事施工管理技士の取得をおすすめします。

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