管工事施工管理技士

2級管工事施工管理技士の試験内容と試験の申し込み方法

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2級管工事施工管理技士は、冷暖房や換気、ガスなどの配管の設置工事において、施工管理ができる上位資格です。管工事の実務経験年数が1~8年あれば受験できるため、2級から挑戦する方も多くいます。こちらでは、2級管工事施工管理技士の受験を考えている方に向けて、試験内容と申し込み方法について解説します。

2級管工事施工管理技士の試験内容

2級管工事施工管理技士を取得するには、学科試験と実地試験に合格する必要があります。そこで、各試験の特徴や出題傾向など、試験内容の情報を見ていきましょう。

学科試験の出題傾向

学科試験の出題分類は「機械工学等・施工管理法・法規」の3分野があり、そこから以下の6科目に分類されます。

電気、建築

・電気動力一般
・建築一般2問全て解答

分類 科目 分野 必須解答数
機械工学 一般基礎 ・環境工学
・液体力学
・熱力学
4問全て解答
空気設備、衛生設備 ・空調、冷暖房、換気、排煙
・上下水道、浄化槽、給水、給湯
・衛生器具、排水、通気
17問中、9問を選択して解答
建築設備一般 ・配管、風道、消火設備
・ガス設備、保温、機材
・設計図書
5問全て解答
施工管理法 施工管理 ・施工計画、工程管理
・品質管理、安全管理、施工
14問中、12問を選択して解答
法規 法規 ・建築基準法、建設業法
・労働基準法、水道法
・水道法、消防法
・労働安全衛生法・その他
10問中、8問を選択して解答

上記の内容はほんの一部であり、幅広い知識が求められます。しかし、管工事施工管理技士は科目ごとに合格基準点がある「足切り」がなく、「総得点の6割」で合格できるのが最大の特徴です。得意科目の数を増やし、そこで点数を稼げば合格できる可能性は十分あるでしょう。

実地試験はすべて記述式

実地試験は全問が記述式問題で、以下の1~6問のうち4問を解答する形式です。

  必須/選択 分野 出題区分
1 必須問題 設備全般 施工要領図の判読や訂正
2 選択問題 設備全般 空気調和設備における調整事項や留意点など
3 設備全般 給排水設備における調整事項や留意点など
4 選択問題 工程管理 工程管理におけるバーチャート作成
5 法規 建設現場の安全管理や施工などに関する法規
6 必須問題 施工経験記述 管工事の実務経験を、出題されるテーマをもとに記述する

1~5問目では留意点の記述、用語の穴埋め、バーチャート工程表の作成などが出題されます。これらは傾向が大きく変わらないため、過去問で対策することが可能です。

そして、実地試験最大の難関は、必須問題の最後にある「経験記述」でしょう。工程管理や品質管理、安全管理など、施工管理に関するテーマに合わせ、実際に携わった工事で何を重要と考え、どんな措置や対策したかという点をまとめます。独学での対策は難しいため、講習会や通信講座の添削を受けるのがおすすめです。

2級管工事施工管理技士試験の申し込み方法


試験を受験するにあたり、知っておくべき受験資格と申し込み方法について紹介します。

2級管工事施工管理技士の受験資格

2級管工事施工管理技の受検資格は、最終学歴と学科、管工事の実務経験年数で異なります。ただし、受験する試験ごとに受験資格が定められているので確認が必要です。

ここでは、学科・実地試験を同時受験する場合の受験資格をご紹介します。

学歴 実務経験年数
指定学科卒業 指定学科以外卒業
大学
専門学校(高度専門士)
1年以上 1年6ヶ月以上
短大
高等専門学校
専門学校(専門士)
2年以上 3年以上
高校
中学
専門学校(専門士なし)
3年以上 4年6ヶ月以上
その他 8年以上

学科試験のみ、実地試験のみを受験する場合は、上記とは受験資格が異なるため、必ず全国建設研修センターのサイトで受験資格を確認しましょう。

2級管工事施工管理技士試験の仕組み

学科試験には前期(6月)と後期(11月)があり、実地試験は後期のみ行われます。実務経験を問わない学科試験を先に合格しておき、実務経験を積んでから実地試験を受験することも可能です。

受験願書は、全国建設研修センター、地域づくり協会などで購入できます。2級の願書は「学科・実地」、「学科(前期)」、「学科(後期)」、「実地」の4種類があるので間違えないよう注意が必要です。

願書のほかに必要な書類は、住民票、卒業証明書(実務経験8年以上・技能検定合格者は不要)、6か月以内撮影の証明写真です。また、実務経験がある方は、実務経験証明書を作成し、願書と一緒に提出する必要があります。

願書の提出方法は、簡易書留による郵送です。締切日以降に到着した場合、どんな理由や事情があっても受理されないので注意しましょう。

実務経験と認められる業務とは?

受験資格を満たす管工事施工管理の実務経験は、以下の工事内容があげられます。

・冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、換気、給排水・給湯、浄化槽における設置、配管などの設備工事
・都市ガス・プロパンガス・液化ガスなどのガス管、敷地内の下水道などの配管工事

水路の土木工事、敷地外の下水道配管、電気や電話、通信などの配管工事は、実務経験として認められません。また、工事内容の条件を満たしていても、工事業務ではない事務作業、施工管理を含まない単純作業、アルバイト作業員は認められないので注意しましょう。

2級管工事施工管理技士は需要が高いのでおすすめ

2級管工事施工管理技士の学科試験は、科目数の多さと範囲の広さが最大の特徴です。ただし、足切り点がなく、総得点の6割以上の正答率で合格できるため、得意科目を1つでも多くするのが効率的な勉強法といえます。実地試験はすべて記述式で解答するため、過去問だけで対策するには限界があります。特に、自身の実務経験をまとめる経験記述は、講習会や通信講座を受講し、添削してもらうと効果的です。

また、受験資格は、「学科試験と実地試験」、「学科試験のみ」、「実地試験のみ」で内容が異なるので確認が必要です。実務経験と認められる実務経験が定められているので、受験要項を確認し、不備のないようにしましょう。

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