管工事施工管理技士

1級管工事施工管理技士は難易度が高い?第一次検定・第二次検定別の難易度

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1級管工事施工管理技士は、空調設備や給排水設備など、配管工事の施工管理に関わる高い技術と知識を持つ専門家として認められる国家資格です。

1級管工事施工管理技士は第一次検定と第二次検定に合格しなければならないため、難易度がどれくらいなのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

こちらでは、第一次検定と第二次検定における、合格率と難易度について解説します。

1級管工事施工管理技士試験の合格率と難易度

1級管工事施工管理技士における、全体の合格率と難易度について見ていきましょう。

1級管工事施工管理技士の合格率

過去5年間における、第一次検定、第二次検定の合格率は次のとおりです。

年度 第一次検定(学科) 第二次検定(実地)
平成28年 49.0% 61.0%
平成29年 44.2% 63.2%
平成30年 33.2% 52.7%
令和元年 52.1% 52.7%
令和2年 35.0%

ご覧のとおり、第一次検定は年度によって合格率に幅があり、過去には33%の年度もあります。一方、第二次検定の合格率は50~60%台をキープしている状況です。

合格率と難易度の関係

1級管工事施工管理技士の合格率は比較的高く、国家試験の中でも比較的やさしい試験に入ります。かといって、誰でも解けるような簡単な試験ではありません。

そもそも1級管工事施工管理技士の受験資格は、学歴や資格を問わないものの、一定の実務経験年数が求められます。

そのため、管工事や施工管理の専門的な知識が必要になるうえに、出題範囲が広いため、合格に向けてしっかり対策することが大切です。

1級管工事施工管理技士の第一次検定・第二次検定の難易度

1級管工事施工管理技士の合格率は、国家試験では比較的高いといえます。しかし、実際の第一次検定と第二次検定は、どのくらいの難易度なのでしょうか?
仕事と勉強を両立する際の注意点を含め、資格取得を目指す方は把握しておきましょう。

第一次検定の難易度は高くない

第一次検定の科目は、管工事施工の知識、空調・衛生、設計図書、施工管理法、法規など、広範囲から出題されます。

第一次検定の合格率が30~50%前後とばらつきがあるのは、年度によって難易度が変わるためです。基本的に過去問と傾向が似ているため、過去問をくり返し解くことで合格率が高まります。

ただし、近年の傾向では、丸暗記では対応できない問題が増えつつあります。原則や原理などの基礎をしっかり理解したうえで、さまざまな知識を習得することが大切です。

また、働きながら資格取得を目指す場合は、勉強時間をいかに確保できるかが合格の分かれ目です。

第一次検定の試験日は管工事の繁忙期でもある9月のため、管工事の繁忙期と重なり、十分な勉強時間がとれないケースも少なくありません。

独学では勉強が進まない場合は、講習会や通信講座を利用するのがおすすめです。

第二次検定は添削が必要

第二次検定の合格率が高くなる要因は、「過去に2級を受験して要領を得ている」、「実務経験が豊富で書く内容に困らない」ことが考えられます。

ただし、新しい問題の出題や出題形式の変更など、年度によって難易度が変動するので注意が必要です。

また、第二次検定はテーマに沿って自分の工事経験を記述します。そのため、現場での実務経験が少ない方や文章が苦手な方にとってはたいへん難しく、独学で対策するには限界があります。

採点につながる記述方法は、第三者の客観的な視点による添削が効果的です。そのため、添削が受けられる講習会に通う、通信講座を受けるなどして、より実践的な第二次検定対策を行いましょう。

2級未取得でも、1級管工事施工管理技士に合格できる?

級の区分がある国家試験では、2級を合格しなければ1級を受験できないケースがよく見受けられます。

しかし、管工事施工管理技士に関しては、2級を取得していなくても、1級の受験資格を満たせば受験が可能です。

2級管工事施工管理技士を取得した場合、5年以上の実務経験を積めば1級の受験資格を満たします。

一方、2級を持っていない場合、大学の指定学科卒業で3年以上、指定学科以外で4年6か月の実務経験年数があれば一足早く受験できるのです。

1級を取得すると大規模な建築工事に携われるため、昇給や転職で有利に働きます。実務経験年数が長い方は管工事の知識が豊富なので、1級から合格できる可能性は十分あります。

建築系など指定学科を大学で学んだ方や、管工事の実務経験年数が長い方は、あえて1級から挑戦するのもよいでしょう。

2021年度の4月より適用される受験資格の緩和について

2021年度の4月より施工管理技士全般の受験資格が緩和されます。2級の第二次検定合格者が第一次検定を受験する場合に限って受験資格は不要です。

第二次検定を受験する際には合格後5年以上の実務経験が必要ですが、2級の第二次検定合格の翌年から、1級の第一次検定は受験できます。

ちなみに、今までは学科試験と実地試験の2種類で施工管理技士試験は実施されていましたが、学科試験が「第一次検定」、実地試験が「第二次検定」に名称が変わります。

また、第一次検定の合格者には新規資格である「技士補」が付与されます。技士補が付与されると第一次検定が免除されて第二次検定を何度でも受験できるとのことです。

技士補になると監理技術者の配置義務が緩和されるといったメリットもあるため、電気通信工事施工管理技士を目指す方にとっては、大きなチャンスといえるでしょう。 積極的に、資格取得を狙ってください。

1級管工事施工管理技士の難易度はあまり高くない

1級管工事施工管理技士の試験は、全体的に見ても難易度はそれほど高くないといえます。これは、第一次検定の合格率が50%前後、第二次検定は60%前後、という数字を見てもわかるでしょう。

ただし、第一次検定は出題範囲が広いうえに、管工事の専門的な知識が求められます。

簡単だからと気を抜かず、過去問をしっかり勉強することが重要です。第二次検定は、実務経験が豊富で記述に困らないことが高い合格率の理由です。

管工事の実務経験年数が長いほど1級をとりやすいため、2級を受験せずに1級から挑戦することも1つの手です。

1級管工事施工管理技士はキャリアアップに役立つ資格なので、管工事に長く携わる方は積極的に受験することをおすすめします。

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