QC検定

QC検定とは?1級~4級の違いと資格取得のメリットを解説

753人の方が、この記事を参考にしています。

QC検定(品質管理検定)とは、品質管理に関する民間の検定試験です。品質管理に携わる社会人だけでなく、高校生、大学生にとっても役立ちます。QC検定は1級~4級に分かれていますが、等級により品質管理のレベルと受検対象者が異なります。

今回は、QC検定の概要を踏まえ、1級~4級のレベルの違い、資格を取得するメリットについて解説します。

QC検定(品質管理検定)とは?

QC検定とは、品質管理に関する知識を客観的に評価する試験です。実際の試験では、品質管理の手法や考え方、品質管理の実践、改善能力などの知識が問われます。

QCとは「Quality Control=品質管理」の略称であり、サービスや製品の品質管理に取り組むことを品質管理活動と呼びます。

品質管理は、顧客のニーズを満たす品質を保つために行うものです。製造業だけでなく、接客業や飲食業、役所、病院など、サービスを提供する方にとってQC検定は大いに役立つ資格といえるでしょう。

QC検定1級~4級のレベルと対象者

QC検定では、実施する品質管理や改善のレベルに合わせ、1級~4級に分かれています。品質管理と一口にいっても、どのような問題を解決するかによって、必要になる知識が異なるのです。
ではQC検定のレベル別の概要と、受検に適した対象者を見ていきましょう。

QC検定1級のレベルと対象者

QC検定の1級は、組織内で起こるさまざまな問題を品質管理の側面で解決、改善できることを把握しており、かつ自ら主導できるレベルに相当します。解決できない問題がある場合、どのような手法で解決できるのか、具体的な筋道を立てられる能力が問われます。

1級の対象者は、品質管理活動のリーダー、かつ指導的立場になれる人です。最高レベルのため、品質管理の経験者でも難易度が高い試験といわれています。

QC検定準1級のレベルと対象者

QC検定準1級とは、1級試験を受検した際に、以下基準に達した場合に認められるものです。

  • 1級試験の合格基準の内、「a.一次試験」のみ満足した場合。

引用:日本規格協会グループ
https://webdesk.jsa.or.jp/common/W10K0500/index/qc/qc_level2/#level2

準1級と1級の品質管理のレベルと対象者は同じです。ただし、1級と違い、準1級の合格証は発行されません。

QC検定2級のレベルと対象者

QC検定2級では、一般的な職場で発生する品質の問題を、新旧のQC七つ道具を用いて、自ら解決できる能力が問われます。品質管理の実践について十分な理解があり、基本的な品質管理や改善活動が自立的に行えるレベルです。

QC検定2級は、品質管理に関わる部署のリーダーや管理職、スタッフなどが対象者となります。

なお、品質の問題を解決するQC七つ道具とは、品質管理の分析や改善をサポートするフレームワーク(考え方)です。定量的なデータを分析・活用する場面では、旧QC七つ道具が用いられますが、すべての問題が数値として扱えるわけではありません。そこで新しく考え出されたのが、新QC七つ道具です。

旧QC七つ道具

品質管理を定量的に分析する際に用いる手法です。

  • パレート図
  • ヒストグラム
  • 散布図
  • 特性要因図
  • チェックシート
  • グラフ
  • 管理図

新QC七つ道具

言語データを図として整理することで、品質管理における定性的な問題の解決を目指す手法です。

  • 親和図法
  • 連関図法
  • 系統図法
  • マトリックス図法
  • アローダイアグラム
  • PDPC法
  • マトリックスデータ解析法

新旧QC七つ道具を場面によって使い分けたり、組み合わせたりすることで効果的な問題解決が可能です。QC検定2級では、おもに「品質管理の手法」で新旧ともにQC七つ道具に関する問題が出題されています。

QC検定3級のレベルと対象者

QC検定3級は、QC七つ道具の作り方と使い方をほぼ理解し、改善方法の指導があればQC的品質管理問題解決法で問題を解決できるレベルです。基本的な品質管理の実践方法を、知識として理解している必要があります。

品質管理の経験者はもちろん、業種や業態に関わらず職場の問題解決を行う社員、品質管理を学ぶ学生が受検の対象者です。

QC検定4級のレベルと対象者

QC検定4級は、組織で働く際の基本的な品質管理と企業活動を理解し、社内の改善活動を言葉として理解できるレベルです。社会人として最低限知っておくべき仕事の進め方、品質管理の用語の知識は持っている必要があります。

品質管理を初めて学ぶ新入社員や大学生、高校生に適しています。なお、4級に限り、「品質管理検定(QC検定)4級の手引き」から出題されます。問題集やテキストがなくても受検対策が可能であるため、初めて品質管理を学ぶ人は挑戦する価値はあるでしょう。

QC検定を取得するメリット

学生から社会人まで受検できるQC検定ですが、取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか?QC検定に興味がある方は、具体的なメリットを把握しておきましょう。

品質管理の知識を段階的に習得できる

QC検定はレベル別になっているため、初心者でも着実に品質管理の知識が身につきます。品質管理は「職場で教えるもの」という暗黙の了解が続いていたこともあり、品質管理をゼロから勉強できる貴重な機会となります。

QC検定の勉強で得た知識は、業務で実践できる実用性のあるスキルです。4級から上位の等級へと継続的に勉強することで、品質管理のスキルが着実に身につくでしょう。

また、上位資格は管理職が対象であるため、キャリアアップによる待遇面の向上も期待できます。

転職で有利になる

1級や2級などの上位資格を持っていると、品質管理の知識を持っている証拠になります。品質管理は業種や業態に関わらず、組織にとって欠かせない活動です。あらゆる業種の企業で活用できる汎用性の高い知識であるため、転職先の選択肢が増える点もメリットでしょう。

なお、なかにはQC検定の取得を推奨している大手企業もあるので、転職で有利になる可能性も十分あります。

QC検定とは、品質管理の専門的な資格のこと

QC検定は品質管理の知識や実践方法を問う検定試験で、1級~4級のレベルが設けられています。1級や2級は品質管理の経験者が対象で、3級、4級は品質管理経験のない社会人や学生に適したレベルです。
品質管理は業種や業態を問わず、組織で仕事するうえで欠かせません。QC検定を推奨する大手企業も多いため、転職で有利になる可能性もあります。品質管理部門の管理職や社員のみならず、社会人の知識としてQC検定を受検する価値はあるでしょう。

SATのQC検定2級講座の詳細は、こちら

『このブログについてお気づきの点等ございましたらこちらにご連絡下さい』

『QC検定とは?1級~4級の違いと資格取得のメリットを解説』の記事について

取りたい資格・知りたいことをお選びください