建築施工管理技士

一級建築施工管理技士の【学科試験】を解説!受験資格から勉強方法まで

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一級建築施工管理技士の学科試験の概要、効率的な勉強方法、難易度などについて解説します。受験者の多くは社会人なので、時間と労力を節約しつつ効率的に学習する意識が重要です。

一級建築施工管理技士【学科試験】の概要

まずは一級建築施工管理技士【学科試験】の概要について解説します。

試験内容

一級建築施工管理技士【学科試験】はすべて択一式で、マークシートを塗りつぶす試験方式です。試験は建築施工管理に関する内容で、科目は「建築学科等」「施工管理法」「法規」です。

建築学科等では、建築一式工事の施工に必要な建築学、土木工学、電気工学、電気通信学及び機械工学に関する一般的な知識などが出題されます。また設計図書に関する知識も問われます。

施工管理法は、建築一式工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識が問われます。法規で問われることは、建設工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識です。

日程

申し込みの日程は以下のとおりです。こちらは令和2年のものですが、例年同じ時期なので参考にしてください。

インターネット申込期間 1月31日(金)~2月14日(金)
書面申込期間 1月31日(金)~2月14日(金)

申し込めば、5月25日(月)に学科試験受験票が送付されます。申し込みから3カ月以上期間が空いてから送付されるので、不要なチラシなどに混ざって捨てないように注意しましょう。そして学科試験が実施されるのは6月14日(日)です。学科試験の合格発表は7月17日(金)です。

受験費用

一級建築施工管理技士の学科試験の費用は9,400円です。ちなみに実地試験も同様に9,400円かかります。決して安い費用とは言えないでしょう。また講習を受ける場合、2日間で50,000円~70,000円程度かかります。

一級建築施工管理技士【学科試験】の受験資格

一級建築施工管理技士【学科試験】は誰でも受験できるわけではなく、次のように一定の要件が求められます。

学歴または資格 実務経験年数
指定学科 指定学科以外
大学
専門学校「高度専門士」
卒業後3年以上 卒業後4年6ヶ月以上
短期大学
高等専門学校
専門学校「専門士」
卒業後5年以上 卒業後7年6ヶ月以上
高等学校
中等教育学校
専門学校(専門士以外)
卒業後10年以上 卒業11年6ヶ月以上
その他 15年以上
2級建築士試験合格者 合格後5年以上
2級建築施工管理技術検定合格後5年未満 短期大学、5年制高等専門学校、専門学校の「専門士」 指定学科:卒業後5年以上 指定学科以外:卒業後9年以上
高等学校、専門学校の「専門課程」 指定学科:卒業後9年以上 指定学科以外:卒業後10年6カ月以上
その他 14年以上

以上のように、一級建築施工管理技士の受験資格は細かく定められています。詳細は公式ページをご確認ください。

一級建築施工管理技士【学科試験】の難易度は?

続いて、一級建築施工管理技士における学科試験の難易度をみていきましょう。

合格率

一級建築施工管理技士【学科試験】の合格率は、40~50%程度です。比較的高い合格率ですが、試験が簡単なわけではありません。受験資格を満たすだけでもかなり人数が絞られ、なおかつ受験者全員が一定以上の知識を有しています。

すでに二級建築施工管理技士の資格を持っていて、実務経験豊富な人も多いでしょう。

現場経験、知識を持ったうえで一級建築施工管理技士向けの勉強もしっかり対策して試験に臨んだ方々の受験結果の合格率のため、計画的に勉強を進めることが大切です。

二級建築施工管理技士との比較

一級建築施工管理技士試験の難易度は、二級建築施工管理技士の2倍以上といわれています。勉強時間の目安は、二級建築施工管理技士が60時間程度、一級建築施工管理技士は75時間程度です。

これは集中して勉強に取り組んだ場合の時間です。

また時間的には一級建築施工管理技士の方が少し長い程度ですが、一級建築施工管理技士を受験する人は二級建築施工管理技士を受験する人よりももともと経験、知識が豊富です。

すでに二級建築施工管理技士の資格を取得している人も多いでしょう。受験者のレベルが明らかに一級建築施工管理技士の方が上なので、試験の難易度も高いと言えます。

一級建築施工管理技士の試験難易度は決して易しくありませんが、一級建築士と比べると一級建築士の方が難易度は高いです。また、一級建築施工管理技士と近い試験としては、一級土木施工管理技士があります。

一級建築施工管理技士と一級土木施工管理技士の難易度を比較すると、同程度です。両方受検する人も多いのですが、同じくらいの難易度という意見が多いです。

一級建築施工管理技士【学科試験】の対策方法

一級建築施工管理技士【学科試験】に合格するには、6割以上の点数を取る必要があります。勉強方法を誤ると合格が遠ざかるので、戦略を立てて効率的に勉強することが必要です。

過去問題から入る

一級建築施工管理技士【学科試験】に合格した人は、過去問題から勉強している人が多いです。特に一級建築施工管理技士【学科試験】の受験者は社会人が多いため、勉強できる時間も労力も限られています。

限られた時間と労力で合格するためには、なるべく効率的に、必要な部分にのみエネルギーを注ぐことが重要なのです。テキストをきっちり読み込むのも一つの手ですが、これだと時間がかかります。

テキストを読み込んで細かく理解した方がすっきりするかもしれませんが、時間と身につく知識量のバランスを意識して勉強するのがおすすめです。とりあえずは解けなくてもいいので過去問題に目を通し、解説を見ながら理解していく方法がよいでしょう。

初回は、解説を理解するために過去問題を解きましょう。解説を見ても理解できない場合はテキストを読む必要があります。

テキストから入るとどうしても実際の試験問題をイメージしないまま学習を進めることになるので、メリハリがつきません。人間の集中力には限界があるので、過去問題を把握したうえでメリハリをつけながらテキストを読んだ方がよいでしょう。

必須問題から学習する

過去問題は、必須問題から解いた方が効率的です。必須問題は絶対に捨てられないので、そこを押さえた方がより得点につながるからです。

まとめ

まずは一級建築施工管理技士の試験概要を把握し、申し込みの準備が整ったらすぐに勉強に取りかかりましょう。
出題範囲は広いですが、効率のよい勉強法を行えば着実に知識が身につきます。
合理的に学習を進めて、短期間での合格を目指しましょう。

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