建築施工管理技士

実際はどうなの?建築施工管理技士の仕事内容や魅力を徹底解説!

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建築施工管理技士は、1級・2級ともに建築に関する工事の管理を専門に行う職業です。また、建築施工管理技士はやりがいのある仕事としてメジャーであるものの、実務に対してマイナスのイメージがつきまとう場合も多いといえます。

では、建築施工管理技士はどのような仕事を行っており、責任の大きさに伴う魅力や大変な面はどのような点なのでしょうか。ここでは、建築施工管理技士の仕事内容について焦点を当てていきます。

1.建築施工管理技士の仕事内容

ここでは、建築施工管理技士の仕事内容の詳細に触れていきます。商業・公共施設、住宅などあらゆる建物に対する施工管理がメインとなるものの、各社との調整・スケジュール調整なども必要です。そのため、建築施工管理は人間性や責任感、管理能力を問われる業務といえます。

1−1.住宅、商業施設などの建物全ての工事を管理する

企業によって取り扱う施設や建物は異なるものの、建築施工管理は建物であればすべて業務の対象となります。そのため、長く自分が関わった建物が残り続けることも多く、住宅や公共施設、工場など人々の拠点を作り上げるといった達成感を得られます。 

1−2.施工計画から竣工までコントロール

建物を作る前には、施工計画が必要です。計画通りに工事を進めるため、業者の選定、必要な部材の選定など工事が始まる前に一定の準備をしなければなりません。

これは他の施工管理でも同じであるものの、建物に関する施工計画は建物の基盤、外観、施工内容全てに大きな影響を与えるため、非常に慎重に工事を進める必要があります。場合によっては設計変更となるケースもあります。

1−3.他業者とのコミュニケーション

建物に関連する工事は、電気・管工事業者と非常に密接に関わっており、建物の内部の配管や電線・電気回路などは建築施工管理とは別の分野です。

そのうえで、それぞれの業者と連携を取りながら工事を進めるだけでなく、建築に関わる業者の安全管理・工程管理が必要です。

2.建築施工管理技士の仕事内容の魅力と大変な面

建築施工管理技士は非常に幅広く、能力だけでなく人間性が問われる業務です。そのため、魅力だけでなく大変な面も存在していることに触れていきます。

2−1.建築施工管理技士の仕事の魅力

建築施工管理技士は、建築に関する施工管理を通して自分のキャリアアップを考えられる仕事だといえます。また、社会貢献にもつながり、資格の取得によって転職やキャリアアップとなる場合も多い職業です。 

2−1−1.建物に関して数十年単位で残る工事に関われる

建物に関する工事は、住宅や公共施設などの建物の種類によって携わる期間が異なります。しかし、自分が業務を行いながら、関わった建物が数十年単位で地図に残ることが大きな達成感につながります。そのため、大変な仕事であってもやりがいを感じている方が多いといえるでしょう。 

2−1−2.工事を通して社会貢献ができる

建物は、人々のライフスタイルを守るために作られることがあります。例えば、災害によって今まで住んだ住宅が失われた場合には、建築施工管理の業務を通して人々の拠点を作り上げることは社会貢献だといえます。

2−1−3.需要があり資格取得によって給料があがる

建築施工管理技士は常に需要があります。住宅だけでなく、あらゆる建物を建てる際に資格が必要であるためです。また、資格の取得によって給料があがるだけでなく、建築士などの資格を目指すといったキャリアチェンジも考えられるようになるでしょう。

2−2.建築施工管理技士の仕事の大変な面

建築施工管理技士の業務は、非常にやりがいのある業務です。しかし、多面的な能力が必要とされるため、大変な面も目立ちます。建築施工管理技士の大変な面についてみていきましょう。

2−2−1.残業が多い

建築施工管理技士は、建物に関する管理を行う仕事です。そのため、建築に関する業務が遅れている場合などは、他の施工管理者にも迷惑がかかります。

そのため、残業が発生しがちな面も多く、工期が遅れた場合にはそれなりのペナルティをうけることになるため、自分の時間よりも工期を優先にしなければなりません。

2−2−2.人間関係に悩みがち

人間には相性があります。しかし、建築施工管理技士はあらゆる施工管理者の中でも関わる人間が多く、コミュニケーションに悩むことも多いでしょう。

施工管理を行う中では、場合によっては数年単位でずっと同じ人と関わり続けなければならないため、人間関係を理由に転職・退職する方も。

2−2−3.資格取得までに時間が掛かる

建築施工管理技士の資格を取得しようとした場合、実務経験が必要です。2級から取得するとしても最短で1年半以上の実務経験が必要であることに加えて、上記のような環境をうまくコントロールしていかなければ資格の取得は難しいといえるでしょう。 

3.建築施工管理技士の仕事内容と年収の関係性

建築施工管理技士の仕事内容は、実際には1級でも2級でも大きく変わりません。扱える工事の範囲が異なるものの、資材の購入やコミュニケーション・他の業者や工事関係者との交渉などの管理能力の高さは人によるためです。

次に建築施工管理技士の仕事内容がイメージしやすいように1日のスケジュールを紹介します。

3-1.建築施工管理技士の1日のスケジュール

建築施工管理技士の出社から退勤までの仕事の流れは以下になります。

7:30 出社
作業着に着替え、当日作業する施工業者と工事内容の流れを確認
8:00 朝礼
当日の業務や注意点を作業員に伝える
8:30 現場をまわる
工事の進捗と現場全体を把握する
11:30 打ち合わせ
作業員のリーダーと翌日の仕事の流れを確認
12:00 休憩
施工業者とコミュニケーションをとりながら休憩
13:00 昼礼
午後の業務に関して変更があれば作業員に伝える
13:30 現場をまわる
進捗を確認、翌日の指示の確認、別の現場があれば移動
17:00 事務作業
事務所で発注書や計画書など書類の作成、全ての現場の進捗と管理、人員や重機の手配など
19:00 退勤

建築施工管理技士の仕事は、全体の進捗の確認、指示、管理事務作業、交渉と幅広い能力が求められます。トラブルなどがなければ、事務作業が終わったら退勤となりますが、残業は多くなりがちです。
また、基本的な1日のスケジュールは上記の通りですが、納期は現場によるので、繁忙期になると残業は増える傾向があります。

現場の規模によっても仕事内容は変わりますが、一般的に、大型工事の現場では、1日1箇所の現場で終わることが多いです。一方、工務店やハウスメーカーでは複数の現場を担当することが多くなります。現場を移動しながら同時に複数を管理する能力が問われます。

3−2.建築施工管理技士の一般的な年収

施工管理技士の資格を有している方の年収の平均は、400万円から500万円ほどです。手当の額や社内での役職・立ち位置によっても年収は異なるものの、主な業務が施工管理であるため、企業によっては上限がすでに見えているというパターンも多いといえるでしょう。

3−3.同じ仕事でも有資格者と無資格者でどれくらい年収が変わるのか

会社での役職・立ち位置を考慮しなくても、有資格者と無資格者では年収に大きな差が生じます。例えば、1級の資格手当が月に3万円だとしたら年間で30万円以上異なり、現場の代表となった場合、残業代を現場の利益から裁量で決められるといった権限がある企業も存在しています。

そのため、無資格者と有資格者では年収の差は数十万円以上といえるでしょう。 

3−4.2級建築施工管理技士を取得する方法

2級建築施工管理技士は、6月前期の学科試験と11月後期の実地試験があります。学科試験に合格すると実地試験を受けることができます。一定の条件を満たしている場合は、学科試験が免除となり、実地試験だけになります。

次に、学科試験と実地試験の科目を紹介します。

学科試験 実地試験
建築学等、施工、施工管理法、法規
  • 「建築」‥‥施工管理法
  • 「躯体」‥‥躯体施工管理法
  • 「仕上げ」‥‥仕上げ施工管理法

※上記のいずれか1つ

学科試験と実地試験のどちらも受験するには受験資格が必要になります。施工管理業務の実務経験と指定学部卒の学歴の詳細に関しては、前もって確認しておきましょう。

3−5.1級建築施工管理技士を取得する方法

1級の受検資格に関しては、工事主任など指導監督の実務経験が必須になります。最低でも3年以上の実務経験が必要になります。もし、建築系や土木系の大学で指定学科がある場合は、2級建築士、2級施工管理技士合格者などの条件を満たしていると、必要な実務経験年数が変わります。

指定学科の4年大学を卒業、もしくは専門学校で高度専門士を取得して卒業した場合は、実務経験は最短の3年以上になります。
一方で、中学卒業のみの場合は、最長の実務経験15年以上が必要になります。

また、指定学科以外でも受験することができますが、指定学科卒業と比較すると実務経験の年数が1年6ヶ月~2年6ヶ月追加になります。ただ、例外として、主任技術者や専任主任技術者の経験がある方は指定の実務経験年数を短縮することができます。

学科試験は6月、実地試験は10月です。実地試験の受験は学科試験合格者、もしくは1級建築士試験合格者は受験が可能です。1級の学科、実地試験の試験科目は、以下の通りです。

学科試験 実地試験
  • 建築学
  • 躯体施工
  • 仕上施工管理
  • 施工管理法
  • 法規
  • 施工経験記述
  • 安全管理
  • 躯体施工
  • 仕上施工
  • 施工管理
  • 法規

1級の試験は総合的な建設工事の知識が問われます。そのため、出題範囲も広く、2級よりも難易度が高くなります。

4.建築施工管理技士の仕事に向いている・向いていないを判断するポイント

建築施工管理技士の仕事内容は誰でもできるものではありません。向き・不向きに加えて、人間性・判断力・管理能力などの複合的な面が問われるためです。そのうえで、ここでは建築施工管理技士に向いている性格や能力の傾向についてふれていきます。

4−1.判断ポイントと向いている人の特徴

建築施工管理技士に向いているかどうかを判断するポイントは以下の通りです。

  • 細かい点に気がつくか
  • 人に対して上手くコミュニケーションを取れるか
  • メンタルが強い
  • リーダーシップがある
  • コミュニケーション能力がある
  • 学習能力が高く、日々の教えを自分の力にできる人

このような人は建築施工管理技士に向いているといえるでしょう。

4−2.判断ポイントと向いていない人の特徴

施工管理技士に向いていないと判断するポイントは、メンタルの強さです。メンタルが弱ければ、コミュニケーションを取る事も難しく、上司や現場の作業者に上手く指示ができないといった悪循環につながります。 

また、資格取得にも実務経験が必要であるものの、資格の取得によって業務の内容が大きく変わるわけではありません。そのため、仕事にやりがいを感じられない場合などは建築施工管理を仕事として継続するのは難しいといえるでしょう。

5.建築施工管理技士の将来性

建築施工管理技士の資格があると、年収が大きく変わるため、受験希望者は年々増えています。また、今後も震災の復興工事など建設ラッシュが見込まれるため、建築施工管理技士の資格の需要も高まっています。

建築施工管理技士には1級と2級がありますが、仕事内容は同じで、建設工事の施工管理を行います。しかし1級になると建設工事ができる規模が大きくなり、役職も上がりやすいため、最終的には1級取得ができるように進めていきましょう。

6.まとめ

建築施工管理の仕事内容は、建物に関する総合管理です。資材・人材・工程など、多くの時間と人とお金を駆使して完成まで建物を竣工まで導く業務といえます。

そして、建築施工管理技士の資格の有無によって年収が大きく異なる点や向き・不向きをふまえたうえで建築施工管理技士の業務を行っていきましょう。

 

 

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