第二種電気工事士

実際はどうなの?第二種電気工事士の仕事内容や魅力を徹底解説!

第二種電気工事士とは

201,154人の方が、この記事を参考にしています。

第二種電気工事士は、電気工事を行う際に必要な資格であり、無資格では携われなかった工事に携われるようになります。

具体的には第二種電気工事士の資格があれば、小型の店舗や住宅などの電気工事を行うことが可能になります。

明確に基準が決められていることから、資格を持っていない人はどれだけ実務経験があったとしても現場に入ることすらできません。

近年は特に現場の安全管理が厳しくなってきているため、より資格の重要性が増してきています。

今回は、そんな第二種電気工事士の仕事内容について具体的に紹介していきます。電気工事士の資格を取得したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

1.第二種電気工事士の仕事内容

まずは第二種電気工事士の仕事内容について紹介していきます。

1−1.建築電気工事

代表的なものとしては建築電気工事があります。恐らく電気工事と言われると真っ先に思い浮かぶのが建築電気工事でしょう。名前の通り、建築現場での電気工事全般を指します。業務の幅は広く、仕事の場所も様々です。

第二種電気工事士では一般住宅や小規模な店舗などの工事がメインなので、エアコンの取付や壁のコンセント設置や店舗の照明などを主に担当します。

第二種電気工事士に関しては現場経験の年数により変わりますが、経験が長い方は職長として電気工事の全体を見つつ、指揮する立場に就きます。

現場経験が浅い方は、現場での戦力として工事を主に行います。

また、第二種電気工事士は複数の現場を掛け持つケースも珍しくありません。建築工事の場合は特にです。工事の期間が数ヶ月単位の長いものもあれば、数日単位の短いものもあるためです。

むしろ電気工事の場合は、複数掛け持ちが一般的です。そのため、その現場単位での進捗状況や他の業者との打ち合わせが必須となってきます。

そして建築の現場は、余裕のあるスケジュールというものはほぼありません。

常に何かしらのトラブルが起こり、スケジュールはタイトになってしまうことが多いのです。

その中で、他の業者や元請け、下請け会社とのやり取りなどをこなして、期日通りに現場を終わらせる必要があります。

また、電気工事は配線作業だけではなく、地下に配管を通すために穴掘りやペンキ塗りなども発生します。

その上で他の業者との綿密かつ迅速な連携が建築電気工事では何より大切になります。

ちなみに、第一種電気工事士との違いは現場の規模の大きさです。

第一種電気工事士は大型施設のメンテナンスや新設、発電所などの工事を主に担当することや、職長としてチームを率いることが多いです。

1−2.ビルメンテナンス

ビルメンテナンス業でも電気工事士は活躍します。

ビルメンテナンスの基本は保守点検で、修理などをするわけではありません。しかし、簡易的な修繕などは行うので、その際に電気工事が必要になります。

電気工事を行うためには、資格がないと工事をすることができないため、電気工事士の資格の重要度は非常に高いです。

点検業務でも、電気工事士の資格があれば、どこが不具合になっているか早めに発見することができるでしょう。

そのため、電気工事士はボイラー技士などと合わせてビルメン4点セットといわれ、ビルメンテナンス業界では必須の資格とされています。

1−3.鉄道電気工事

世界最高基準の安全性と正確さを持っている日本の鉄道を支える仕事です。

発電所から送られてきた電気を、電車用の電圧に変える変電設備のメンテナンスや管理などを行い、鉄道が正確かつ安全に運行できるように尽力します。

また、駅構内の電光掲示板、照明、空調、改札などの電気設備の工事もこの鉄道電気工事に含まれます。

2.第二種電気工事士の仕事内容の魅力と大変な面

ここまでは第二種電気工事士の仕事内容について紹介してきましたが、ここからは仕事の具体的な魅力と大変な面について紹介していきます。

2−1.第二種電気工事士の仕事の魅力

第二種電気工事士は大変な仕事ではありますが、電気工事に携わる場合には確実に必要な資格であり、魅力も非常に多いです。

この資格を持っているだけで、今までよりも格段に仕事の幅は広がります。

2−1−1.技術を評価してもらえる

第二種電気工事士の資格の取得は、筆記試験の合格率が60%前後、技能試験の合格率が70%前後と、そこまで難しい部類ではありません。

しかし資格を取得した後に、未経験者が現場に出ると、仕事量の多さや上手く行かないことなどで悩むことがあるでしょう。

ですが、現場経験を積むことで、資格ではなく技術であなたを評価をしてくれます。

業界的に資格取得はスタート地点に立つ権利で、そこからは現場経験がものをいいます。

そして現場では、いかに臨機応変に対応することができて、技術的に優れているかが重要です。資格はそんな技術の証明として機能するのです。

2−1−2.常に需要のある仕事

第二種電気工事士の仕事は多岐にわたります。

電気工事の資格としては基礎ですが、電気を扱う場合には確実に必要な資格になるため、無資格者では工事現場に入ることすらできません。

社会を支えるインフラ業界において、電気工事士の仕事が今後無くなることはないといえるでしょう。

そして、工事現場でも常に電気工事士は必要とされていますし、人手が足りていないのが現状です。

2−1−3.成長を感じやすい

第二種電気工事士の仕事は、決して楽ではありません。

電気工事の作業だけをしていればいいというわけではなく、現場の統制、元請けとの打ち合わせに他の業種とのすり合わせ、図面の制作、積算、その他書類仕事などがあり、これを現場ごとに並行して行う必要があります。

現場でのスキルが磨かれるのはもちろん、現場を多く経験することで、トラブルが発生した際にどのように対処をすればいいか、などの応用が効くようにもなります。

だからこそ、現場に出れば出るほど自分が驚くほどのスピードで成長していることを感じることができるでしょう。

2−1−4.電気工事作業修了後の達成感

達成感はすべての仕事に対していえることです。

しかし、電気を扱う危険な作業であり、現場で多くの方と協力しながら工事を進めていかなければいけないという仕事の性質上、配線が完了して、現場で電気がついたときの達成感はひとしおでしょう。

2−2.第二種電気工事士の仕事の大変な面

ここでは第二種電気工事士の仕事で大変な面を、実際に現場で確認したことも含めて、紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

2−2−1.体力が必要

電気工事の仕事は、体力勝負といえます。

この点はどの工事現場でも大差はありませんが、設備系は特に体力が重要視されます。
電気工事士の仕事は、配線作業だけでなく、重いものを持ったり、高いところに登ったり、地面を掘ったりと作業は多岐にわたります。

また、工事の期間は正確に決められているところもあれば、他の業者との兼ね合いによって工期がズレたりすることも日常茶飯事です。

他の業者が作業をしている間には予定していた作業が進行できないなど、計画通りにはいきません。

このような場合には臨機応変に違う仕事を行ったり、他の業者や元請けと交渉したりして進捗報告をする必要があります。

現場作業以外の仕事も当然あります。例えば、各種書類の申請や図面を描くケースがあります。

図面を描く場合、基本的には担当者がいます。ですが、配管図や建築図などが現場で変更になることはよく起こります。その場合には現場での修正対応が求められます。

このように、非常に幅広い業務をこなさなくてはならないことからも、体力は重要な要素といえます。

2−2−2.覚えることが非常に多い

覚えることは山のようにあります。

資格を取得した段階では、電気工事の基礎を知っている程度ですので、その知識が現場でそのまま発揮できるかといえば、そうではありません。

落ち着いた場所で工事をする場合と現場での対応は全く違います。

常に現場は慌ただしく動いており、トラブルで作業が全ストップすることなども珍しくありません。

現場に行ってみたら報告とまったく違うケースや、初めて見聞きする状況が展開されていることなど、よくあります。

現場の状況を把握する力と即座に対応する力が必要です。

このような点から、電気工事士は常に新しいことを覚え続けなければなりません。ですので、柔軟な思考ができる方や勉強熱心な方が適している職業かもしれません。

2−2−3.労働時間は工事内容によってバラツキがある

働く時間が一定ではないこともこの業界の特徴でしょう。

小型の店舗は、状況によって夜間工事ということもありますが、朝からの工事が多いです。工場なども同様に朝からの工事が多いです。

オフィスの工事の場合は週末や夜が多いですし、鉄道は基本的に深夜が中心。

マンションなどの住宅の場合は、朝から夕方前ぐらいまでと正確に時間が決められている場合が多いです。

そして工事が終われば、書類仕事を片付けなくてはなりません。このため長時間勤務になることは珍しくはないのです。

様々な業務に対応が可能になる分、働く時間も変動しやすいのです。

3.第二種電気工事士の仕事内容と年収の関係性

ここでは第二種電気工事士の年収について紹介します。

第二種電気工事士の年収は、現場経験によるというのが確実な答えでしょう。

平均では300万~500万程度といわれています。それに加えて、現場経験や役職手当、他の資格との兼ね合い、更には現場の種類によって収入は変動します。

総じて、未経験からスタートした方は、現場経験が少ないため年収はあまり高くはありません。

しかし現場経験を積み、職長や複数の現場を掛け持つことができるようになれば、徐々に年収は上がっていきます。

4.第二種電気工事士の仕事に向いてる・向いていないを判断するポイント

第二種電気工事士は大変な面もある仕事ですが、大型の施設などに携わることができることが魅力の一つです。

そんな第二種電気工事士にはどんな人が向いているのか、ここでは紹介します。

4−1.向いている人の特徴と判断ポイント

向いている人の特徴として、まずはなにより電気工事が好きということです。

スキルや臨機応変な対応力は、現場経験で埋めていくことができます。

しかし、そもそも電気工事が好きではないとまったく長くは続きませんし、向上心がなければ技術はすぐに陳腐化し使い物にならなくなります。

結局は興味・関心を抱いている人が仕事をどんどん覚えていくので、昔から工作が好きだったり、機械のメンテナンスが趣味だったりする人は向いているといえるでしょう。

もう一つの特徴は、コツコツと学び続けることに抵抗がないことです。

現場では、聞きなれない専門用語が飛び交い、見たことのない資材や機材がたくさん使われています。そして、いちいちそれを丁寧に時間をかけて教えてくれる人はいないはずです。

自分で率先して学んでいく必要があるので、少しでも気になったことは調べずにはいられない人や、情報収集が好きな人はぜひ電気工事士を目指してみてください。

4−2.向いていない人の特徴と判断ポイント

ずばり、時間をキッチリ決めて働きたい人や電気工事に興味がない人には向いていません。

臨機応変な対応や知識・スキルの蓄積は、現場をこなせば身につきます。

しかし「勤務時間が定まらないから」「そもそも興味がそんなにない」といった方は、現場をこなすしていくことができず、結果として知識やスキルが身につかないままなので、仕事が続かないでしょう。

先ほどもお伝えした通り、勤務時間は現場によってバラバラです。

夜間工事からそのまま次の現場に朝から向かう、という場合もありますし、連休中などは仕事が入ることもあります。

残業の量も、現場の進捗や会社によってまちまちなので、それらを踏まえた上で自分にとって向いているかどうか判断してください。

5.まとめ

第二種電気工事士は電気工事の中では基礎の資格ですが、無資格者と比べると工事に携われる分、格段に求人の選択肢が広がります。

しかし、資格を取得しても覚えることは山のようにあるため、決して楽して稼げる仕事かといわれればそんなことはありません。

ですが、現場をこなしていけば確実にスキルが身につきますし、電気工事に興味関心がある方にとっては、没頭できる環境が揃っているといえます。

より大きな仕事に携わりたければ、第一種電気工事士を目指すという選択もあります。

このように、向いている人にとっては、非常に魅力にあふれた仕事といえるでしょう。

資格を取得して自身のスキルや知識だけでなく、年収もあげていきたいという方はぜひ参考にしてみてください。
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