第二種電気工事士

第二種電気工事士の試験内容は?試験日や勉強方法も押さえよう

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第二種電気工事士は、一般住宅の電気工事ができる業務独占資格です。工業高校などでも取得できる資格で、筆記試験と技能試験から構成されています。

令和2年度は、新型コロナウイルスの影響もありましたが、令和3年度においては上期試験から実施されます。ただし、公式サイトより情報が更新される場合もありますので、忘れずに確認しましょう。

この記事では、電気工事関係に従事したい初心者の方に向けて、第二種電気工事士の筆記試験の概要をはじめ、試験日と試験難易度をわかりやすく解説します。

第二種電気工事士の試験内容

まずは第二種電気工事士の試験概要や出題内容を、わかりやすく紹介します。

第二種電気工事士は筆記試験と技能試験で構成

第二種電気工事士は、筆記試験と技能試験の2科目で構成されています。そして、資格取得するためには、筆記試験・技能試験どちらも合格する必要があります。

実施団体は一般社団法人電気技術者試験センターです。技能試験は、試験会場で実際に電気工事を行い、正しく接続・圧着されているかが合格のポイントとなります。

技能試験の作業工程は、以下のとおりです。

No.作業工程
1電線の接続
2配線工事
3電気機器および配線器具の設置
4電気機器・配線器具ならびに電気工事用の材料および工具の使用方法
5コードおよびキャブタイヤケーブルの取付け
6接地工事
7電流、電圧、電力および電気抵抗の測定
8一般用電気工作物の検査
9一般用電気工作物の故障箇所の修理

引用:https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html

作業内容は、試験時に渡される配線図を基に、電線とボックスを接続したり、正しい配線の順番でコンセントに電線を接続したりなどです。

第二種電気工事士の技能試験は大掛かりな電気工事ではなく、一般的なテーブルの上に収まるサイズの配線・部品点数です。

また、基本的な作業がほとんどですので、圧着など基礎的な技術を身に付けていれば規定時間内に完了可能といえるでしょう。

第二種電気工事士の試験日程

第二種電気工事士の試験は、年に2回(上期・下期)実施しています。

また、筆記試験と技能試験の日程は異なります。例えば、2021年上期は5月30日に筆記試験、7月17日または18日に技能試験といった日程です。

※下期は10月24日に筆記試験、12月18日または19日に技能試験の実施予定です。技能試験が2日あるのは、全試験地の半分を土曜日、もう半分を日曜日に試験を実施しているためです。

また、筆記試験は同一の試験会場で第一種電気工事士の試験も行うため、午前中に第二種電気工事士の試験をします。試験日程は事前に必ず確認しておきましょう。

ちなみに、第二種電気工事士の上期試験については、下記のスケジュールで実施されます。

試験区分項目日程
筆記試験試験日令和3年5月30日(日)
合格発表日令和3年7月2日(金)
技能試験試験日令和3年7月17日(土)
令和3年7月18日(日)
合格発表日令和3年8月20日(金)

第二種電気工事士の筆記試験の出題内容や特徴

筆記試験の試験時間は120分で、時間内に50問解きます。また、1問当たり2点配分ですので、全問正解で100点満点です。

合格ラインは例年多少の変動はありますが、6割=60点として採点・合否判定されているのが特徴です。ですので、少なくとも6~6.5割以上の正答率を目指して、試験対策を行う必要があります。

ただ、解答は4択のマークシート方式で、一般的に難易度が高いと考えられる記述式問題はありません。難関資格と比較すると、未経験でも合格を目指すことのできる資格といえるでしょう。

試験内容は以下のとおりです。

No.試験内容
1電気に関する基礎理論
2配電理論および配線設計
3電気機器・配線器具ならびに電気工事用の材料および工具
4電気工事の施工方法
5一般用電気工作物の検査方法
6配線図
7一般用電気工作物の保安に関する法令

引用:https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html

電気技術者試験センターでは上記のように記載しています。

わかりやすくまとめると電気工事に関連する法律・作業方法の基本・工具や配線図、記号の正誤判定・基礎的な電気計算の公式や計算の正誤判定といった内容です。

暗記問題を中心としているので、とにかく出題範囲の内容を覚えることが大切です。また勉強方法は後半で詳しく解説します。

第二種電気工事士試験の難易度

続いて、第二種電気工事士の筆記試験の受験資格、出題内容などから難易度を解説していきます。

電気関連の資格の中では、比較的受験しやすい内容ですので丁寧に一つひとつ課題をこなすことが大切です。

第二種電気工事士の受験資格

第二種電気工事士の受験資格は特にありません。つまり、電気関係の業務経験や工業高校出身など、学歴や職歴など一切関係ありませんので、やる気がある方はいつでも挑戦できます。

ただし、技能試験については筆記試験に合格した方のみ受験が可能です。まずは、筆記試験の合格に力を入れて勉強しましょう。

第二種電気工事士の合格率

第二種電気工事士の筆記試験は、毎年50%後半から60%台の合格率で推移しています。令和2年度の筆記試験は合格率62.1%、技能試験は72.4%となっています。

数字だけを見るとわかりにくいところですが、一般的に60%前後は他の電気関連資格よりも高い合格率です。

例えば、難関資格の1つ電験三種は合格率が10%~20%台ですので、いかに60%が高いかということがわかります。

また、筆記試験より技能試験の合格率が高い理由は、事前に出題内容が複数公表され、うち1つが出題されますので事前対策しやすい点もあげられます。

このように第二種電気工事士を合格率からみても、低~中程度の難易度といえるでしょう。

第二種電気工事士の出題内容

第二種電気工事士の出題内容は4択のマークシート方式ですので、わかりやすく間違った選択肢を消去していくと正解にたどりつきやすいという特徴があります。

出題数50問のうち、6割以上の正答率で合格するということは、少なくとも30問正解する必要があります。

ただ、暗記問題で30問近く出題されていますので、計算問題が苦手な方も合格を目指すことができる出題傾向です。

さらに電気関連の専門知識を身に付けていない未経験の方でも、数ヵ月の試験対策を行えば理解できる難易度でもあります。

出題形式・問題の傾向どちらの観点から見ても、第二種電気工事士の筆記試験は低~中程度の難易度といえるでしょう。

また、技能試験は事前に13問の候補問題が発表され、その中から1問が出題されます。出題された問題を欠陥なく施工することで合格が可能です。

候補問題を2周以上練習することで施工速度も上昇しますので、次のセクションで紹介するポイントを確認しながら、技能試験の要点を押さえてください。

第二種電気工事士試験の勉強方法は?

最後に、第二種電気工事士試験の勉強方法を、必要な勉強時間とともに5つのポイントに分けて解説します。

必要な勉強時間

第二種電気工事士の勉強時間は未経験から始める場合、1日2時間を20日間必要です。合計40時間の勉強時間で、少ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。

第二種電気工事士の筆記試験は、基礎的な問題がほとんどです。200時間など膨大な時間をかけるほど、出題範囲は広くありません。

また、ダラダラと時間をかけて勉強するよりも、短期間で基礎・土台を固めて理解するほうが効率的です。

過去問題を繰り返し解く

出題内容は、過去問題もしくは過去問題を少し変えた内容が多いため、過去問題を解く勉強法も忘れないようにしましょう。

また、暗記問題が多いので、繰り返し過去問題と問題集を解くことで、鑑別記号(工具や電気器具の名称や記号などに関する問題)・配線記号問題の対策につながります。

過去問題を解く際は、どこを間違えやすいか確認しましょう。苦手な問題をリストアップし、ミスを繰り返さないよう復習するのも大切です。

配点が多い範囲から対策する

第二種電気工事士の場合は、計算問題より鑑別記号や作業方法・法令の正誤判定の出題が多い傾向です。

ですので、例えば勉強を始める際、工具や配線記号の暗記から進めて、法令・作業方法などの暗記、最後に計算問題を解くといった流れをおすすめします。

全ての内容を理解・正解することが目的ではありません。あくまで第二種電気工事士の筆記試験に合格することが目的です。

そのためには配点が多い範囲から対策し、合格ラインの正答率6割以上を目指しましょう。

暗記部分は語呂合わせを活用する

暗記問題は、何度も書いたり見たりすることで覚えるのが基本です。しかし、それではどうしても覚えられないという方もいらっしゃるでしょう。

暗記方法の1つとして、語呂合わせも活用してみてはいかがでしょうか。

暗記問題の中には、工具や機器の写真と名称・使用方法をセットで出題されることもあるため、語呂合わせでまとめるのも効率的です。

例えば、電線の太さに関する覚え方として、1.6mmは「イチロー」・2.6mmは「ジロー」などがあります。

最近では、第二種電気工事士の語呂合わせをまとめた暗記集も販売されていますので、語呂合わせで覚えたい方は探してみましょう。

試験前は特にアウトプットを中心に

試験前は、第二種電気工事士の参考書を読むだけでなく、過去問題や問題集を繰り返し解いて正答率を少しでも上げましょう。

また、苦手な問題を表で整理し、重点的に復習するポイントも把握しておきます。知識を身に付ける「インプット」も大切です。

しかし、インプットだけでは、実際の問題の流れや思わぬ苦手分野を理解できません。試験が近くなってきたら、特にアウトプット、つまり過去問題・問題集を解くことを意識するのも大切です。

技能試験は複線図から勉強する

第二種電気工事士は、筆記試験とは別に技能試験があります。技能試験は「複線図から勉強して候補問題を2周以上施工する」ことがポイントです。

技能試験は出題内容が難しくないものの、試験時間が40分と限られているため、施工する中で大きなミスが許されません。

そのため、脳内で複線図をイメージして施工するのではなく、試験開始と同時に問題を正しく複線図に書き直す能力が必要です。

最初の2~3分で正しい複線図を書ければ、その後の時間効率は大幅に上がります。候補問題を迷うことなく結線できるでしょう。

このように、技能試験の勉強は複線図から開始してみてください。

まとめ

第二種電気工事士試験は、筆記試験と技能試験の2つに分かれていて、どちらも合格することで資格取得できます。

合格率は例年60%前後と高く、電気関係の勉強が初めての方も挑戦しやすい資格です。そして、筆記試験は暗記問題と計算問題に分かれていますが、ほとんどが暗記問題です。

勉強方法のポイントは、過去問題を繰り返し解き出題傾向をつかむことです。

また、暗記問題が多いので、語呂合わせも活用しながら覚えましょう。技能試験の勉強は複線図から始めるといいでしょう。

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