第二種電気工事士

第二種電気工事士の筆記試験とは?概要から対策まで解説

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第二種電気工事士は、電気関係の資格の中でも入門的な位置づけです。筆記試験と技能試験で構成されていて、電気理論など未経験の方も合格を目指すことは可能です。また、筆記試験は暗記問題が中心のため、計算問題が苦手な方も対策しやすい内容となっています。

第二種電気工事士の筆記試験の実施日や合格率などを事前に確認しておきましょう。

ここでは、電気工事業界への転職を検討している方へ向けて、第二種電気工事士の筆記試験の概要や試験対策をわかりやすくお伝えします。

第二種電気工事士【筆記試験】の概要

まずは、第二種電気工事士の筆記試験を解説します。筆記試験は、電験三種や第一種電気工事士より合格率が高く、過去問をベースにした問題が例年出題されています。そのため初めて受験する方も、比較的対策しやすい資格です。

試験概要や合格率などを解説するので、難易度や試験対策の流れについてイメージしてみてください。

出題内容

第二種電気工事士の筆記試験では、120分の試験時間で合計50問の問題を解きます。また、出題形式は、4択から正解を1つ選ぶマークシート方式です。

50問というと多くの問題を解かなければいけないイメージを抱くところですが、マークシート方式ですので記述式よりスムーズに解答できます。

出題科目は、以下7科目となっているのも大きな特徴です。

NO 仕事内容
1 電気に関する基礎理論
2 配電理論及び配線設計
3 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
4 電気工事の施工方法
5 一般用電気工作物の検査方法
6 配線図
7 一般用電気工作物の保安に関する法令

引用:https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html

第二種電気工事士は、他の電気関連資格よりも計算問題が少ない傾向があります。

計算問題は、電気に関する基礎理論や配線設計から主に出題されます。また、抵抗(Ω)や電力の計算や、三相交流回路での電圧や電流の計算など基礎的な内容です。

その他の科目では、配線図の記号名や電気事業法の内容、施工方法、工具や器具の名称と用途などについて問われます。

合格率

第二種電気工事士の合格率は、筆記試験と技能試験を合わせて例年40%台で推移しています。

業務独占資格および国家資格ということもあり、難易度が高いと感じる方もいるかと思います。しかし、実際の試験範囲は、基礎的な内容が多く高校・大学で学ぶ数学は出題されません。

さらに年々合格率は上昇傾向ですし、筆記試験の合格率50~60%台と比較的高い水準です。

なお、令和元年度の合格率は、筆記試験約66%、技能試験65%と、やはり上昇傾向にあります。

筆記試験は過去問をベースにした問題も多く、基礎的な計算式の理解と暗記で対応できます。

筆記試験の免除

第二種電気工事士の筆記試験には、免除制度が存在します。免除制度とは、特定の条件をクリアした受験者のみ筆記試験不要となる仕組みのことです。

また、免除制度の条件は6つあり、うち1つクリアすれば技能試験のみになります。該当する可能性のある方は、とくに確認しましょう。

NO 仕事内容
1 前回の第二種電気工事士筆記試験に合格した方
2 高等学校、高等専門学校及び大学等において経済産業省令で定める電気工学の課程を修めて卒業した方
3 第一種、第二種又は第三種電気主任技術者免状の取得者
4 鉱山保安法第18条の規定による試験のうち、電気保安に関する事項を分掌する係員の試験に合格した方
5 旧自家用電気工作物施設規則第24条第1項(ヘ)及び(ト)の規定により電気技術に関し相当の知識経験を有すると認定された方
6 旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者

引用: https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html

6つの条件の中で、とくに該当しやすい内容は1、2、3の3種類です。

とくに、「前回の第二種電気工事士の筆記試験のみ合格したケース」は、多くの方が当てはまる可能性がある条件です。また、電気工学を修了している方も筆記試験を免除されるので、これまでに学んだ学科を確認してみましょう。

第二種電気工事士【筆記試験】の対策方法

続いては、第二種電気工事士の筆記試験対策について解説します。筆記試験でポイントとなるのは、学習の目的とテキストの使い方です。

参考書と過去問を揃える

第二種電気工事士の筆記試験対策を始めるには、参考書と過去問を購入しましょう。書店では多数の参考書があるので、なるべくイラストとテキストのバランスの取れたタイプから選ぶことが大切です。

テキストのみの参考書は説明が充実しているものの、器具や工具、配線図などを深く理解できません。また、テキストが多すぎる参考書は要点がまとまっていない可能性があります。

なるべく端的にまとめられた参考書を選ぶのが、効率的に学習を進めるためのポイントです。

過去問については、一般社団法人電気技術者試験センターで無料公開されています。しかし、解説がなく復習しにくいため、解説付きの過去問を別途購入しましょう。

参考書を一通り読む

学習を始める時は、まず参考書を一通り読むのが大切です。最初から過去問を解いたとしても、内容が理解できないため非効率的です。

また、参考書を読みながら、単語や説明、配線図記号などを暗記しましょう。出題される問題の多くは、暗記問題ですので暗記を軸に学習する方が効率的です。

とくに、鑑別と配線図の暗記に力を入れましょう。鑑別とは、電気工事に使用する工具や材料などの用途や名称に関する問題です。また、配線図の問題では、配線図記号に関する問題が多く占めます。

過去問題を解く

参考書で各科目を読み込み、暗記学習も一通り進んだあとは、過去問題を解きましょう。

できれば過去10年や15年分の過去問を集め、何度も解くのが大切です。そして80点前後の点数を取得できるまで、参考書での復習と過去問の解き直しを繰り返しましょう。

間違えた問題を放置するのではなく、その日のうちに正しい内容を確認し、なぜ間違ったのか確認するのも大切です。

計算問題も理解しておく

暗記問題の対策だけでは合格点に届かない可能性があるので、計算問題の対策も進めましょう。しかし、計算が苦手な場合は、計算に関する全試験範囲を理解するよりも暗記問題を優先するのがおすすめです。

第二種電気工事士では、計算問題に関して応用問題や過去問と全く異なる問題を出題するのは少ない傾向です。ですので、過去問の傾向と計算式を覚えておくだけでも、本試験で活用できます。

まとめ

第二種電気工事士の筆記試験は、未経験者にとっても取り組みやすい暗記問題を中心とした内容です。計算問題については、三相交流回路の電圧や電流、インピーダンスなど基礎理論のみから出題されます。

出題形式は4択から1つ選ぶマークシート方式で、120分間に50問解きます。また、例年の合格率は60%前後ですので、比較的高い水準で推移しています。

試験対策を始める時は、参考書と過去問を揃えましょう。そして、基礎的な計算式や理論も学習しつつ、鑑別や法令、配線図などの暗記を軸に対策するのが大切です。

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