第二種電気工事士

第二種電気工事士の難易度を徹底解説!資格取得のメリットや勉強方法も

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第二種電気工事士とは、一般の住宅やオフィスなどの電気工事を行うために必要な資格です。また、電気工事は配線や電気機器の取付などを行う業務を指していて、これから電気工事士として働く上で取得すべき資格の1つでもあります。

第二種電気工事士の難易度は、電験や電気工事施工管理技士などと比較すると取得しやすいものの、試験対策をしなければ合格はできません。

今回は電気工事士へ就職・転職を検討している方へ向けて、仕事内容や第二種電気工事士の資格難易度・勉強方法を解説します。

第二種電気工事士とはどんな資格?

第二種電気工事士は、電気工事の中でも比較的取得しやすく未経験者にもおすすめの国家資格です。まずは、第二種電気工事士の資格概要と、第二種電気工事士で対応できる業務範囲や仕事内容を解説します。

第二種電気工事士の資格概要

第二種電気工事士は国家資格の1つで、500kw未満の電気工作物や自家用工作物の電気工事を行うために必要です。

資格試験は学科試験と実技試験の2種類に分かれていて、実技試験は学科試験と別の日に配線や圧着・その他電気部品の接続をなどを行う試験です。また、配線作業といっても、大規模な作業ではありません。作業台(テーブル)で座りながら作業を進められる内容です。

学科試験はマークシートのみで、4択から正解を選びます。問題数は50問で、合格基準60点以上です。後半で詳しく解説しますが例年合格率が比較的高く、未経験者も受験しやすい難易度で構成されています。

第二種電気工事士の受験資格はありませんので、年齢や学歴・職歴・実務経験など一切関係ないのが特徴的です。また、第二種電気工事士の資格取得に必要な勉強時間は、最短で1ヶ月程度でしょう。

第二種電気工事士を活かした仕事

電気工事士法では資格保有者のみ電気工事を認めているため、非保有者が電気工事を行うと法律違反となり、懲役・罰金刑が下される恐れがあります。

第二種電気工事士で認められている500kw未満の電気工作物や自家用工作物の工事とは、以下のような作業を指します。

(1) 住宅建築と同時に行う屋内配線工事
(2) 照明やコンセントの修理
(3) 照明機器の取付
(4) エアコンの設置工事

このように比較的小規模な電気関係の作業は、第二種電気工事士で対応可能です。また、500kw以上の電気工事を行うためには、第一種電気工事士の資格が必要です。

現場によっては第一種電気工事士の資格が必要なケースも多いため、第二種電気工事士取得後に第一種の資格取得も目指すのがおすすめです。

第二種電気工事士の難易度

続いて第二種電気工事士の試験難易度を、合格率・出題内容・受験資格からそれぞれ解説します。電気関連資格の中でも難易度が比較的低い資格ですが、合格には適切な対策が必要です。

合格率は50%前後で推移

第二種電気工事士は学科試験と実技試験に分かれており、どちらも比較的高い合格率で推移しています。平成25年~令和元年までの合格率をまとめて紹介します。

年度 学科試験 実技試験
平成25年度 62.4% 76.0%
平成26年度 59.0% 74.2%
平成27年度 58.8% 70.7%
平成28年度 58.6% 73.4%
平成29年度 59.1% 68.8%
平成30年度 55.4% 67.5%
令和元年度 65.9% 65.3%

学科試験は毎年50%後半から60%台で推移しています。また、実技試験は60%~70%台と高い水準です。学科試験は熱量計算・三相交流回路の基礎的な計算・電圧降下や抵抗値など基礎的な電気理論で構成されています。公式や回路の流れを理解できれば、多くの問題は対応できるでしょう。また、計算以外の問題は、工具や電気機器の名称・作業方法の正誤判定が中心です。

実技試験は配線・圧着・機器取付など、どれも基礎的な内容のみのため特に難しいポイントはありません。もちろん実技講習など対策は必要ですが、最短1ヶ月程度で配線の手順やスムーズな圧着などを身につけられます。

出題内容は基礎理論が中心

前の項目でも触れていますが、第二種電気工事士の試験問題は基礎的な内容がほとんどです。そのため電気関係の仕事や勉強に関わっていない方も、最短1ヶ月程度で試験対策できるでしょう。特に工業高校電気科出身者の中には、試験が簡単に感じる方もいるのではないでしょうか。

学科試験はマークシート方式で回答し、出題数は全50問です。また、マークシートは四択形式で、計算結果・名称などの正誤判定を中心としています。

1問あたりの点数は2点で、例年では100点満点中60点以上が合格ラインです。また、試験時間は120分と余裕を持たせているのも特徴的です。

技能試験は試験時に配線図と材料が配布され、持参した工具で配線図通りに配線・圧着・接続・機器取付を行います。また、例年1月に候補問題が13種類公表されるので、事前に対策ができるでしょう。

試験時間は40分で、配線図と同様の回路となっているか・傷や配線ミスがないかといった点で評価されます。

受験資格

第二種電気工事士には、年齢・学歴・職歴・電気工事関連の実務経験などの受験資格の条件がないため、誰でもチャレンジ可能です。

また、前年度の第二種電気工事士で筆記試験のみ合格している場合は、次回の試験で筆記試験が免除されます。

第二種電気工事士の資格を取るメリット

ここからは第二種電気工事士を取得するメリットについて解説します。

常に需要のある資格および仕事

第二種電気工事士の資格を取得できれば、就職や転職で有利になるでしょう。

電気は私達が生活する上で欠かすことのできないエネルギーの1つで、電気を必要としない生活は今後も考えにくいところです。

また、AIやIoTなどが発達するほど、電気の需要も高まります。さらに、新たな設備・機器の設置時に電気工事士が必要です。このように、第二種電気工事士の需要は安定しているため、手に職をつけたい方は資格取得を目指してはいかがでしょうか。

もちろん現場で実践的な技術や知識を身に付けなければいけませんので、資格取得後も努力は大切です。

さまざまな現場で活躍できる

第二種電気工事士が必要とされる現場は、一般住宅だけでなく小規模事務所やビル、工場などさまざまです。第一種電気工事士と比較して業務範囲は制限されているものの、複数の現場で活躍できます。

(1) 自動車メーカー
(2) 工場
(3) エアコンなどの家電製品設置工事
(4) 業務用機器の設置、保守点検

活躍できる場が豊富にありますので、将来性は比較的安定しているといえるでしょう。

経験や技術力に応じて年収アップも期待できる

第二種電気工事士の資格取得=ゴールではありません。第二種電気工事士で得た知識だけでは、仕事をこなすことは難しいでしょう。

ですので企業へ就職してから、研修や先輩からの指導・現場作業で少しずつ実践的な技術や知識を磨くことが大切です。そして実務経験や実績を積めば、年収アップも期待できます。

まずは技術力を磨くことから始めましょう。

第二種電気工事士の取得に必要な勉強とは

第二種電気工事士の取得には、事前に勉強時間や勉強方法を確認することが大切です。

勉強時間は一般的にそれぞれ40時間程度

暗記が得意な方や、いつくかの電気理論は知っている方であれば、第二種電気工事士の勉強時間は、学科試験・技能試験それぞれ平均40時間程度でしょう。1日あたり2時間の勉強であれば、20日程でどちらかの試験範囲を網羅できます。

また、毎年学科試験が先に実施されるので、まずは学科試験を1ヶ月程度かけて勉強し、その後技能試験対策を始めるのもおすすめです。

学科試験の勉強方法

学科試験の勉強方法は、まずはテキストや問題集を購入します。また、出題科目の確認を行い、どのような内容を取り扱っているのか全体的な流れを把握しましょう。

あとはテキストや問題集で各項目を覚えたり計算したりしつつ、一通り暗記できたら過去問を解きます。第二種電気工事士試験では過去問と似た出題が多いため、過去問を解くことが合格へ近づくポイントです。

実技試験の勉強方法

実技試験の勉強方法は、圧着工具やニッパー・電工ナイフ・VVFストリッパーなど配線作業などに必要な工具を用意します。そして候補問題の準備・技能試験用のテキストを購入・材料を揃えたうえで、安全に配慮しながら練習しましょう。

電工ナイフなど怪我の危険がある工具も多いため、できれば企業などが定期的に実施している講習会へ参加することをおすすめします。

技能試験合格のポイントは、配線図を読み取れるようになること、そして配線・圧着・取付といった各作業に慣れることです。

まとめ

第二種電気工事士は、電気工事の仕事を始めるために必須の国家資格です。業務独占資格ですので資格を保有していない方は、電気工事士として働くことはできません。

資格試験の難易度は基礎内容がほとんどですので、未経験者も合格を目指せます。また、試験はマークシート方式の筆記試験と、工具を使用した技能試験どちらにも合格する必要があります。

電気工事士はあらゆる場所で需要があり、年収400万円~500万円も目指すことができます。興味がある方は、まず第二種電気工事士の試験対策から始めてみてください。

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