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消防設備士乙種第6類の科目免除とは?早見表で解説

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消防設備士乙種第6類(乙6)には、科目免除があります。
乙種の場合では消防関係法令の「法令共通」が免除の対象です。

ただし、科目免除をせずに受験申込をしてしまうと、免除の対象科目を何度も受験することになり、資格を取得するまでに長い期間を必要とします。

専門科目の勉強に集中するためにも免除申請は忘れずにしておきましょう。

科目免除についての情報を集め、消防設備士を資格区分ごとに効率よく取得することが大切です。

そこで今回は、消防設備士乙6の科目免除について解説します。
表を見ながら、試験の科目免除について確認してください。

消防設備士乙6とはどんな資格?

まず始めに、消防設備士乙6がどういった資格なのかを解説します。
資格を取得することで就ける仕事と取得するメリットについて確認しましょう。

消防設備士乙6は消火器の点検と整備ができる資格

消防設備士乙6は、取得することで消火器に関わる仕事に就けます。

学校やビルなどに多数設置されている消火器の点検などを行うことができるため、非常に需要の高い資格です。

また、乙6には、性別・年齢・学歴といった受験資格が一切無く、誰でも受験するこができます。

難易度も高い試験ではないため、消防設備士の中でも乙6は受験者の多い国家試験です。

就職や転職を有利にしたい方には、おすすめの資格といえるでしょう。

消防設備士乙6を取得するメリット

消防設備士乙6は誰でも受けられることがわかりました。では、資格を取得するメリットはどういったものがあるのでしょうか?

メリットとして「就職や転職に有利」「給料・手当がアップする」があげられますが、1番は「資格の需要度が高い」ことです。

消火器は、どんな建物にも設置されています。

一般家庭や大型の建物まで、火災が発生した際の被害を少なくするために消火器は必要不可欠な存在です。

消火器に関わる資格である乙6は、活動場所の広さがこういった建物全体になるため、非常に需要度の高い資格であることがわかります。

消防設備士乙6の試験概要

続いて、消防設備士乙6の試験概要について解説します。
試験科目や試験会場など、試験に必要な情報はここで集めましょう。

試験科目

消防設備士乙6は、「筆記試験」と「実技試験」の2種類があります。
実技試験といっても、実際に施行したりすることはありません。

それぞれの試験科目については、次のとおりです。

試験区分 試験科目 出題数
筆記試験
消防関係法令 10問
基礎的知識 5問
構造・機能・整備 15問
合計 計30問
実技試験 5問

上記が消防設備士乙6の試験科目です。

範囲が広い試験ではありませんが、それぞれの科目について専門的な知識を必要とするため、勉強時間はそれなりに確保してください。

合格率・難易度

消防設備士乙6の合格率と難易度について、過去5年間の実施データをもとに見ていきましょう。

過去5年間の実施データについては、次のとおりです。

実施年度 合格率
令和元年度※ 37.8%
平成30年度 39.1%
平成29年度 37.9%
平成28年度 37.8%
平成27年度 39.2%

上記から、消防設備士乙6の合格率は約30%~40%と比較的高く、初めて受験する方でも一発合格が狙える難易度だといえます。

筆記試験と実技試験の要点を整理し、効率の良い勉強を継続することで合格する力は身に付くでしょう。

受験料

試験の受験料は3,800円です。

支払いは、郵便局の窓口から行います。
申込期限までに支払いを完了させましょう。

試験会場

消防設備士乙6の試験会場は、各都道府県で異なります。
試験の日程なども異なるため、受験する地域の予定を確認してください。

日程と試験会場は、消防設備士試験研究センターの「試験日程」 から確認できます。

自分の受験する都道府県を選択して「試験会場」の項目をクリックすると試験会場も表示されるので、申込と一緒に情報を集めておきましょう。

申込方法

試験の申込方法ですが、「書面申請」と「電子申請」の2種類があります。

書面申請は、各都道府県にある「消防試験研究センター」にて受験の願書をもらい、必要事項を記載して申請する方法です。

電子申請は、消防設備士試験研究センターの「消防設備士試験」 ページから必要事項を記載し、受験料を振り込むことで申請する方法です。

どちらの方法でも簡単に申込ができるため、自分に合った方法で乙6の申込を完了させましょう。

消防設備士乙6の科目免除とは?

次に、消防設備士乙6の科目免除について解説します。

科目免除とは「消防設備士の資格や技術士等の資格を有していれば、申請することにより試験の一部が免除される制度」のことです。

消防団員として5年以上勤務し、消防学校で所定の教育を修了している方も試験の一部が免除されます。

ここでは、免除される科目と申請方法について確認しましょう。

指定の資格を取得していると免除になる乙6の科目

指定の資格を取得していることで免除になる乙6の科目については、次のものがあります。

取得区分 免除科目
消防設備士甲5・乙5 ・消防関係法令「法令共通」
・基礎的知識
消防設備士甲1~甲4 ・消防関係法令「法令共通」
消防設備士乙1~4、7類
電気工事士 ・基礎的知識(電気に関する部分)
・構造・機能及び工事・整備(電気に関する部分)
電気主任技術士 ・基礎的知識
・構造・機能・及び工事・整備(電気に関する部分)
技術士 ・基礎的知識
・構造・機能及び工事・整備
日本消防検定協会又は指定検定機関の職員で、型式認証の試験の実施業務に2年以上従事した方 ・基礎的知識
・構造・機能及び工事・整備
消防団員(5年以上勤務、かつ機関科修了) ・基礎的知識
・実技試験

上記が、他の資格を有することで免除になる乙6の科目です。
なお、上記は一例となりますので、詳細は以下のページをご確認ください。
一般財団法人 消防試験研究センター

乙6以外の消防設備士を取得している場合は、消防関係法令の「法令共通」が免除され、技術士等の資格を有すると「機械」と「電気」が免除されます。

もし、科目免除に該当する資格を有しているのであれば、試験の一部を免除し、勉強する範囲を減らして試験に挑みましょう。

消防設備士乙6を取得していると免除になる科目

消防設備士乙6を取得していると、他の消防設備士の試験を受験する際に試験科目が一部免除されます。

免除される科目について、資格区分ごとに見ていきましょう。

資格区分 免除科目
甲1~甲5 免除科目なし
乙1~乙4、乙7 ・消防関係法令「法令共通」
乙5 ・消防関係法令「法令共通」
・基礎的知識

上記が、消防設備士乙6を取得することで免除される科目です。

甲種を受験する際には科目が免除されませんが、乙種を受験する際には消防関係法令の「法令共通」が免除されます。

結果として、勉強する内容が資格区分ごとの専門知識のみとなるため、かなり効率的に資格が取得できます。

乙6以外の資格も取得するのであれば、科目免除を利用して効率的に資格を取得していきましょう。

科目免除の申請の仕方

消防設備士の科目免除の申請方法についてですが、基本的には受験を申し込む際に証明書類を提出することで免除の申請を行います。

提出する書類については、それぞれの資格で違います。
間違えて提出すると科目免除が適用されないため、必ず確認してください。

免除の該当者 証明書類
消防設備士 消防設備士免状のコピー
電気工事士 電気工事士免状のコピー
電気主任技術者 電気主任技術者免状のコピー
技術士 技術士第2次試験もしくは本試験の合格証明書又は技術士登録証のコピー
日本消防検定協会又は指定検定機関の職員で、型式認証の試験の実施業務に2年以上従事した方 型式承認試験の実施業務の従事証明書
消防団員として5年以上勤務し、消防学校の教育訓練のうち専科教育の機関科を修了した方 消防団員として5年以上勤務したことを証明する書類と消防学校の教育訓練のうち専修教育の機関科を修了したことを証明する書類の両方

上記が、免除申請に必要な証明書類です。

申請自体は難しいものではないため、証明書類だけを間違えないようにだけ注意してください。

消防設備士乙6の勉強方法

最後に、消防設備士試験の乙6に合格するための勉強方法について解説します。

ポイントは全部で3つです。
全て重要なので、それぞれ確認していきましょう。

①筆記試験の勉強から開始する

消防設備士試験は、「筆記試験」と「実技試験」の2種類ありますが、まずは筆記試験の勉強からスタートしてください。

実技試験は筆記試験に合格していないと採点されません。
乙6に合格するためには、筆記試験の合格が最初の条件です。

また、筆記試験には「消防関係法令」「基礎的知識」「構造・機能及び工事・整備の方法」の3科目出題されます。

知識がゼロの状態で始めるのであれば、まずは「消防関係法令」からスタートしてください。

消防設備士に関する基礎的な知識が多く含まれているため、効率的に勉強を進めることができます。

②過去問題を繰り返し解いて対策する

消防設備士乙6の試験では、過去問題と類似した問題が多く出題されます。
そのため、勉強は過去問題を中心に進めていきましょう。

ただし、最初は解けない問題のほうが多いでしょう。
そういった際には、テキストや問題集を併用して勉強してください。

ネット上の過去問題などは掲載数が少ないため、詳しい解説が付いた問題集を用いることで勉強の効率がはるかにアップします。

問題集だけではわからない箇所や苦手な分野などは、テキストを用いて徹底的に克服することで、より点数を稼ぐことができるでしょう。

③1日1時間の勉強を1ヶ月以上継続する

これは、どの試験でも共通していえることですが、試験勉強を継続することは非常に大切です。

消防設備士乙6の場合は、1日1時間の勉強を1ヶ月以上継続してください。
消防設備士の勉強期間は「1日3時間の勉強を10日以上」といわれています。

しかし、1日3時間の勉強は、社会人の受験者には厳しいのが現状です。

そのため、勉強期間を長くし、1日の勉強時間を減らすことで勉強のモチベーションを維持させることができます。

最初は、10分の勉強からスタートしても大丈夫です。

少しずつ勉強時間を長くしていき、試験勉強を私生活の中に取り込むようにしてください。

まとめ

今回の記事では、消防設備士乙6の科目免除について解説しました。
記事の内容について、簡単にまとめます。

<消防設備士乙6はどんな資格>
・乙6には受験資格がない
⇒年齢や性別、学歴に関係なく誰にでも受験できる

・需要が高く仕事がなくならないのが最大のメリット
⇒消火器を設置している建物全てが仕事の対象となるため

<消防設備士乙6の試験概要>
・乙6の合格率は約30~40%
⇒初めて受験する人でも一発合格が狙える難易度

・受験料
⇒3,800円

・申込方法
⇒「書面申請」と「電子申請」の2種類がある

・科目免除の申請方法
⇒試験の申込みと一緒に証明書類を提出することで申請が完了する

<消防設備士乙6の勉強方法>
・筆記試験の勉強から開始する
⇒知識がゼロの場合は「消防関係法令」から勉強を始めると効率的

・過去問題を繰り返し解いて対策する
⇒乙6は過去問題と類似した問題を多く出題するため

・1日1時間の勉強を1ヶ月以上継続する
⇒少しずつでもよいので勉強をする習慣を身に付ける

消防設備士乙6は、勉強せずに合格できる簡単な資格とはいえませんが、正しい勉強方法で対策をすることで合格できるだけの力は必ず身に付きます。

試験の難易度に対して、需要が非常に高い資格でもあるため、消防設備士を受験する方で資格区分に悩んでいる人は、消防設備士乙6から取得しましょう。

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