消防設備士試験の結果は、自分で確認することが可能です。
しかし、その方法を知らずに過ごしていれば、結果が郵送されるまで合否を確認することができないので、不安が長く続きます。
不安から早く解放されるためにも、自分で合否を確認する方法を把握し、試験の結果が発表されたら郵送される前にネットで検索しましょう。
そこで今回は、消防設備士試験の試験結果と確認方法、結果が出たあとにすることについて解説します。
目次
消防設備士の試験結果はいつ発表されるのか?
まず始めに、試験日から合格発表日までの日程と時間について解説します。
試験の種類が多いため、それぞれで情報の確認が必要です。
令和5年度に開催される(2023年4月~2023年9月)東京都の日程を例に見ていきましょう。
試験日 | 試験の種類 | 合格発表予定日 |
---|---|---|
4/9(日) | 甲種1類 | 5/11(木) |
4/23(日) | 乙種6類 | 5/25(木) |
5/13(土) | 甲種4類 | 6/12(月) |
5/20(火) | 甲種特・2・3・5類 | 6/19(月) |
5/27(土) | 乙種4・7類 | 6/26(月) |
6/10(土) | 乙種6類 | 7/10(月) |
6/17(土) | 甲種4類 | 7/18(火) |
7/1(土) | 甲種1類 | 8/1(火) |
7/15(土) | 乙種1・2・3・5類 | 8/16(火) |
7/22(土) | 甲種4類 | 8/22(火) |
7/29(土) | 甲種特・2・3・5類 | 8/29(火) |
8/5(土) | 甲種4類 | 9/5(火) |
8/11(金) | 乙種4・7類 | 9/11(火) |
8/26(土) | 乙種6類 | 9/26(火) |
9/2(土) | 乙種1・2・3・5類 | 10/3(火) |
9/8(月) | 甲種1類 | 10/18(水) |
9/30(土) | 甲種4類 | 10/31(火) |
上記が試験日と合格発表日の一覧表です。
試験日から約1ヶ月後に合格発表といった傾向にあります。
全国各地の都道府県の試験日程については、消防試験研究センターのホームページにて確認してください。
では、試験の結果を知るにはどうしたらいいのでしょうか?
続いては、消防設備士試験の結果を確認する方法について解説します。
消防設備士試験の結果を確認する方法
消防設備士試験の結果は、消防試験研究センターにて調べることができます。
受験者は、各自で合否を検索し、その結果を確認することができます。
ここでは、試験の合否を調べる方法と過去に実施された試験データを確認する方法の2種類に分けて解説します。
合否を確認する方法
自身が受験した試験の合否を確認する方法についてです。
合格発表日になると試験結果が郵送されてきますが、ネットでも簡単に確認できるので、受験番号を用意して検索してください。
検索するまでの手順は次のとおりです。
1.合格発表のページから試験合格者受験番号掲示画面へ
2.消防試験研究センターの受験番号検索ページを開く。
3.「消防設備士試験」を選択し、「試験地」を選択する
4.「受験日」と「試験種類」を選択する
5.合格者番号と自分の受験番号を照らしあわせて確認する
3~5分で検索できるので、合格発表がされたらすぐに確認してください。
合格率や解答を確認する方法
次に、合格率や解答を確認する方法について見ていきましょう。
消防設備士試験の実施データは、消防試験研究センターに公開されています。
過去に実施された試験の合格率については、消防試験研究センターの「試験実施状況」にて確認してください。
また、「消防設備士試験の過去問に挑戦したい」といった方は、公式ページの「過去に出題された問題」に過去問がまとめられているので、そこから挑戦しましょう。
ただし、消防設備士試験は甲種と乙種で合格基準が異なります。
こちらについては、消防試験研究センターに掲載されている「合格基準」を確認してください。
消防設備士試験の結果が出たらすること
消防設備士試験は、試験が行われてから約1ヶ月で合格発表されますが、試験の結果が出たらすることはあるのでしょうか?
ここでは、結果発表後に行う3つの行動について解説します。
①免状申請をする
試験に合格した方は、消防設備士の免状申請を行いましょう。
申請は簡単に行えるので、合格通知書が届き次第、速やかに手続きを行って下さい。
申請窓口は、各都道府県の消防試験研究センターになります。
また、免状申請に必要な準備物は次のとおりです。
1.免状交付申請書及び試験結果通知書
2.既得免状(現に交付を受けている危険物又は消防設備士免状を持っている方)
3.送付用封筒(郵送で希望される方のみ)
4.手数料2,900円
以上が免状申請についての概要です。
詳しい情報は、消防試験研究センターの「新規免状の交付」にもまとめられているので、自分に該当する申請方法を確認してください。
②定期的に講習を受ける義務がある
申請を終えて免状を終えた人が次に確認する内容です。
消防設備士は、定期的に講習が開催されており、該当者はこれを受講する義務があります。
講習は、1日かけて実施され、受講料は7,000円かかります。
受講せずにいると、受講義務違反により5点減点されるため注意が必要です。※1
※1 初期は20点スタート。過去3年間の減点数が20点を超えると免許返納。
講習の案内は、時期が近づくと郵送されてくるため、忘れることはありません。
将来的に、消防設備士の資格を活かして仕事に就く方であれば、絶対に講習を受講しましょう。
③不合格の場合は次の試験に向けて計画を
試験に不合格だった方は、次の試験に向けて計画を立てましょう。
消防設備士試験は、頻繁に開催されているためチャンスは多いです。
次の試験で合格するために次の3つを把握してください。
1.合格するための勉強時間の目安
2.効率の良い勉強方法
3.過去に実施された試験の出題傾向
上記3つを把握すれば、合格に大きく近づきます。
特に勉強時間については、短期よりも長期的な勉強の方が効果的なので、すぐにでも勉強に取りかかりましょう。
同じ失敗を繰りかえさないためにも、次の試験に向けて実践的な計画を立ててください。
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消防設備士試験の申し込み期限や方法を押さえよう
まとめ
今回の記事では、消防設備士試験の結果発表とその確認方法について解説しました。
記事の内容について簡単にまとめます。
消防設備士試験の結果について
1.合格発表日は試験の種類によって異なる
2.試験の結果は自分で検索できる
3.合格率や過去の傾向を見ながら合格基準を把握する
消防設備士試験の結果が出たらすること
1.免状申請を行う
2.交付後、定期的に講習を受講する
3.試験に不合格だった場合は次の試験に向けて計画を立てる
消防設備士試験は、種類が多く頻繁に開催されているため、合格発表後も他の試験に挑戦することができます。
仕事に役立つ資格なので、積極的に取得していきましょう。