第三種電気主任技術者

【インタビューより】電験三種合格者による「電験三種学習の注意点・学習の進め方」を紹介

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電験三種を受験される方の環境によっては、周りに電験三種合格者が少なく、合格者から直接「リアルな声」を聞くのが難しいケースもあるでしょう。

そこで今回は、SATの第三種電気主任技術者講座を受講され、電験三種合格を勝ち取られた方にインタビューを行い、そのインタビューから電験三種学習の注意点と学習の進め方をご紹介していきます。

電験三種学習はスケジュールの調整に注意

電験三種の試験はご存知の通り、年に1度しかありません。

そのため12ヶ月という期間のなかでスケジュールを組んでいくわけですが、中には、次の電験三種試験まで12ヶ月も残されていないという方もいらっしゃると思います。

そういった場合には、スケジュールの調整が何よりも重要な鍵を握ることとなります。

例えば、4カ月程度しか試験開催まで時間を確保できなかった場合などは、通常想定される学習時間よりも大幅に少ない時間制約の中で学習を進めなければなりません。

そのため出来る限り効率的にスケジュールを管理して学習を進めることが重要です。

このように限られた時間の中で学習を進めるには、厳選された問題などを使い、またときにはビジュアルを使うことで学習を進めると良いでしょう。

以下は、4ヶ月という極めて短い学習期間の中でSATの第三種電気主任技術者講座のテキストやDVDを使って学習を進め、晴れて電験三種合格者となられた方のインタビューコメントです。

(インタビュー動画より)

「朝起きて先生のDVDを見ることを日課にし、あとは隙間時間を上手く使って勉強していました。

本を開かずにDVDで見られるというのはありがたく、「さぁ、勉強するぞ!」という気持ちがなくても、DVDをただ視聴するだけで頭の中に入ってくる感じがしました。

DVDを見るだけで理解できる構成になっているので、とても勉強しやすかったです。」

また限られた時間の中での学習の場合は、隙間時間やライフスタイルに合わせた学習の進め方も重要となります。

この場合、DVDやSATの教材を利用することで、そういった問題を解決することができるケースもあります。

次にご紹介するのは、隙間時間を有効活用し、平日と休日を組み合わせて、極めて短い期間の中で本格的に電験三種の学習を進めた方のインタビューです。

「普段平日は仕事をしていますので、平日の深夜や早朝に、3時間、多くても4時間ぐらい勉強しました。土日と祝日が休みですので、そのときは頑張って8時間とか、日によっては家族の協力も得ながら10時間ぐらい集中的に勉強しました。

実質的に実のある学習ができたのは5月からの4ヶ月間でした。」

(司会)

「それはすごいですね……。短い期間ということもあり、相当力を入れて勉強に取り組まれたと?」

(ゲスト)

「はい、そうですね。もう時間がないっていう自覚がありましたし、5月のゴールデンウィークから勉強をはじめて合格できるような資格じゃないという思いもありました。

けれどまあ、今年こそ何とか合格という思いが強かったので、必死にやりましたね。」

(司会)

「なるほど。最初から4科目合格を目指して全部科目の勉強に取り組んだのでしょうか?それとも『今年は理論に集中して』というように、一部科目に特化して勉強をしていたのでしょうか?」

(ゲスト)

「講座を購入した11月の時点では4科目一発合格を、勉強を再開したゴールデンウィークの時点でも、そのように思っていました。

しかし勉強を進めるうちに、なかなか手強いと感じる分野も出てきまして、ちょっと気持ちが折れそうになったことが、正直ありました。

そのときは『今年は法規と電力だけに絞った方がいいのかな』と考えたのですが、ここで諦めてしまうと、次にもう1年勉強することになるので、どうせもう1年やるんだったら最初から4科目合格を狙って、それでダメだったらもう1年でもいいかなと。

『うまくいけば4科目全部合格して、今年で勉強が終わる!』という思いで、諦めそうになる心と最後まで戦いながら、4科目の勉強を進めました。」

電験三種学習の鍵はインプットとアウトプットのバランスにあり?

電験三種は情報のインプットと、過去問を解くといった形で蓄積した知識をアウトプットする練習の二通りが学習の重要なポイントとなります。

つまり、情報のインプットのみでは試験対策ができているとはいえないわけです。

しかし、電験三種試験までの時間が少ない場合、インプットとアウトプットそれぞれにかける時間のバランスが崩れてしまいがちです。

あくまでも電験三種試験の総決算は試験本番です。

つまりインプットをできる限り効率的に行ったうえで、アウトプットの過去問対策についても本番同様に、あるいは本番と同様の水準でおこなう必要があります。

それでは、過去問対策においてはどのようなポイントがあるのでしょうか?

こちらも、合格者インタビューから紐解いてみましょう。合格者のゲストと、インタビュアー兼講師の会話をピックアップしました。

(ゲスト)

「私がSATを選んだ理由の一つに、インプットが早く終わるということが挙げられます。

単純に、SATのテキストは薄いので、長々とインプットに時間をかけなくていいということですね。

早く過去問演習でのアウトプットに入れるというところが良かったです。

講師の方がDVDの中で『7年間分の過去問を、時間をしっかり計りながら解きましょう』と仰っていました。

例えば、年度によっては理論が難しい年があって、科目ごとのペース配分がわからなかったんですね。一番最初に難しい問題にあたったりとか。

そうしてペース配分がわからなくなったときは、時間を計りながら過去問を解く練習をしていてよかったと感じましたね。

実際に私が受けた年は、理論がとても難しかったのですが、練習がいきて、どこで点数を獲るべきか分かった上で、効率的に進められたと思っています」

(司会)

「確かにそうですね。例年、電験三種の試験問題には傾向がありますよね。

そんな中で、理論の問1・問2などは、受験者が一番最初にぶつかる問題ではないでしょうか。

パッと問題を見ただけで、どう解いたらいいのか分からない程難しく感じる問題が出題され、受験生はそこで焦って、そのまま崩れてしまうというパターンはありますよね。

しかし、過去問を何年分も解くことによって、そういった罠のようなものに引っかからなかったのが功を奏したということですね。

では最後に、今後電験三種にチャレンジされる方は、たくさんいらっしゃると思うのですが、そういった方たちに向けて、アドバイスをお聞かせください。」

(ゲスト)

「電験三種の学習は進め方が重要です。

その中で私は、SATのDVDを使い、学習方法を一から学ばせていただき、電験三種試験に合格できました。

だからこそ電験三種の学習方法に悩んでいる方に、おすすめしたいです。」

まとめ

電験三種に合格された方々の言葉を紐解いてみると、電験三種学習の注意すべきポイントは、スケジュールやペース配分、そして過去問との向き合い方にあるのではないでしょうか。

このようなポイントに注意を払った上で、効率的に学習を進めていくことが、電験三種一発合格への近道といえるでしょう。

 

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