第三種電気主任技術者

電験三種はどんな資格?就職事情や求人例もご紹介

23,781人の方が、この記事を参考にしています。

「仕事で電験三種の資格があると有利だよ!」周囲からこんなことを言われて電験三種の資格試験に挑戦することを決めた方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

あるいは、今の職場で電験三種を持っている同僚が、自分よりも好待遇だと感じて資格の取得を目指す方もいるでしょう。

「でも、電験三種がどんな資格かもよくわかっていない…」

ご安心ください。

ここでは電験三種の内容はどういった資格なのか、そしてこの資格を持っていることでどのように有利になるのかなど、電験三種の資格取得をゼロから始める方に向けて基本的な情報をご紹介しています。

1.電験三種は何の資格?

そもそも電験三種とはどのような資格なのでしょうか。電験三種は正式名称を第三種電気主任技術者試験と言います。

こちらは民間資格ではなく国家資格。つまり、電験三種合格者は国家資格の保有者ということです。

では、なぜ電験三種の保有者が仕事上有利になるのでしょうか?

それは、一定以上の工場、商業施設、ビル、鉄道などには電験三種資格保有者を選任する義務が法令上、定められているからです。

つまり、選任していないと法令違反になってしまい、そのため需要は衰えず、仕事上でも資格を有している人が重宝されるのです。

よくある勘違いとして

「電験という資格が3つあり、3点セットで保有していることを電験三種保有」というものがありますが、それは正しくありません。

電気主任技術者試験のうち「第三の区分」ということで電験三種です。

2.電験三種合格者はどんな仕事で活躍できる?

電験三種の資格を保有していると、どのような仕事で活躍できるのでしょうか?

先ほどもご紹介したとおり、電験三種合格者は電気事業法上、第三種電気主任技術者の選任が義務付けられた現場で活躍することが可能です。

ちなみに第三種電気主任技術者は「電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の工事、維持および運用の保安の監督」を行うことができます。

工事の保安監督者として活躍できるので、現場の作業員というよりも、管理監督のようなイメージです。

また、事業用電気工作物とは、下記のような施設の受電設備・電気使用設備のことをいいます。

<事業用電気工作物の具体例>

  • 発電所
  • 変電所
  • ビル
  • 工場

などの受電設備・電気仕様設備

3.合格率は9%前後!狭き門・電験三種

電験三種の資格保有者になるには、国家試験に合格し、国から認められる必要があります。

電験三種は、合格率がわずか9%前後と狭き門で非常に難しい試験です。

試験は、毎年8~9月頃に1回開催されるのみでしたが、2022年の令和4年から試験の制度変更により、年に2回試験が行われることが決まっています。

チャンスは増えますが、試験自体の難度が下がるわけではないので、油断せずに臨みましょう。

受験人数は毎年およそ45,000人ほどですので、一度の試験で全国的に合格できる人数は3,600人から4,000人程度です。このわずか4,000人の中に入り込めると、第三種電気主任技術者として仕事に従事できます。

4.仕事に有利な電験三種の試験内容は?

電験三種の試験内容は大きく分けて4つの科目から成り立っています。

問題自体はマークシート方式で、いわゆる5択問題を解き進めていく出題形式です。

2022年度の制度変更からは、このマークシート方式に加え、パソコン上で試験を受けられるCBT方式が採用されます。

下記に、4科目についてそれぞれ解説します。

電験三種の科目1:理論

一つ目の科目は理論です。文字通り、電気の理論や電子理論、または電気の計測や電子計測に関わる理論的な内容の知識を押さえているかどうかをこの科目の問題でチェックします。

事前に三角関数やベクトルなどの高校数学をしっかり理解していれば、比較的スムーズに理解が進みますが、理論は他の科目の基礎的な部分でもあるので、しっかりと学習をしてから他の科目に進みましょう。

電験三種の科目2:電力

二つ目の科目が電力です。

発電所の原理や仕組み、送電、配電に関する知識が問われます。

発電・送電などは電力会社でもなければなかなか日常的に見られない部分ですが、しっかり理解することが合格への重要なポイントです。

電験三種の科目3:機械

こちらの科目は直流機、誘導機、変圧器、同期機などの電気を発電や電気で駆動させる機械の仕組みを問われる科目です。

前の2科目できちんと理論的な部分を押さえ、そしてこちらの科目で実務に関しての知識を答えることができれば、電験三種合格は6~7合目まで来たといっても決して過言ではありません。

この後に紹介する4つ目の法規についてももちろん理解をしておく必要がありますが、バランス的には理論・電力・機械の知識を総合的に身につけていることが大きなポイントといえるでしょう。

電験三種の科目4:法規

最後は法規です。

この科目は、施設の管理や保安に関する業務の中で必ず資格保有者が知っておかなければならない、さまざまな法律や決まりごと、その他ルールなどの知識が問われます。

また、法律などの暗記問題だけではなく、全体の4割は計算問題で構成されており、ここを理解できるかで大きく難易度が変わります。

前3科目の知識が関連しているために、毎年合格率が上下する科目となっており、この科目だけが合格できなかったという受験生も多くいます。

法規では、バランスよく学習を進めて積み重ねてきた知識を、フルに活用してください。

法規の科目に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
電験三種【法規】の合格点はどのくらい?合格するための勉強方法も公開

5.電験三種保有で広がる求人の幅

求人の幅は、電験三種の資格を保有していることで、無資格の状態よりもはるかに広がるといえるでしょう。

実務経験があるにも関わらず、転職や就職先が中々見つからないという方は、電験三種を保有することにより、就職口を見つけられる可能性が高まります。

電験三種の資格保有者を募集している求人例を2社ほどご紹介します。

・K社

項目詳細
勤務地関東エリア
雇用条件正社員
仕事内容保安業務
電気設備の施工管理
技術コンサルタント
電気調査業務
給料27万円~
年収400万円~

・N社

項目詳細
勤務地関西エリア
雇用条件正社員
仕事内容受変電設備の点検業務
受変電設備の竣工立会試験
電気主任技術者の委託業務
官庁関係申請・届出・手続の代行
給料27万円~
年収400万円~

電験三種の保有資格者を募集している求人の特徴としては、電気主任技術者として電気設備の保安・管理業務を中心に従事するといった点です。

入社した直後でも月収20万円以上支給している企業が多く存在しています。

電験三種の転職

「電験三種の資格を取得しているけど、実務経験はない」という方は少なくありません。

しかし、実務経験を積んでいない未経験者を募集している企業は多く存在しています。

電験三種を取得するまでが難しいので、未経験者でも有資格者というだけで貴重な人材として見られることが特徴です。

続いては、未経験者を募集している求人例を2社ほどご紹介します。

・T社

項目詳細
勤務地東北エリア
雇用条件正社員
仕事内容保安業務
調査業務
広報業務
給料20万円~30万円
年収380万円~520万円

・Y社

項目詳細
勤務地関西エリア
雇用条件正社員
仕事内容ビルメンテナンス業務
電気設備の点検・管理業務
給料23万円~
年収420万円(入社6年目)

未経験者を募集している求人の例としては、電気の保安管理業務を中心に実務経験を積める企業が多いのが特徴です。

経験を積んでいくことで技術者としてのレベルも向上し、年収もアップします。
電験三種取得後は、実務経験の積める企業に転職するのも1つの手段です。

6.電験三種の年収は?

電験三種を取得したうえで仕事に従事する際、気になるのが年収です。
電験三種の年収は平均として400万円~510万円とされています。

最終学歴が高卒でも400万円以上は十分に狙えますし、日本人の平均年収が約410万円なので電験三種の価値の高さがわかります。

また、電験三種は電気主任技術者として従事する際に必要とされており、法律にて設置が義務づけられているため、安定した職業であるのも魅力の1つです。

経験を積んで技術者としてレベルアップすることでキャリアアップも狙えますし、新たな資格を取得することでもさらに向上できるでしょう。

需要と将来性の高い電験三種は、積極的に取得を狙いましょう。

7.電験三種の勉強法・おすすめは?

そんな国家資格である電験三種ですが、内容が非常に難しく正しい勉強方法で学習を進めなければ、途中で挫折する可能性が極めて高い試験です。毎年、受験者の数倍の方が途中で挫折をしています。

単純にテキストを集めて「にらめっこ」しているだけでは知識も頭に入りません。

おすすめの勉強法としては、やはり合格者を多数輩出している勉強法を取り入れることではないでしょうか。

電験三種の勉強法に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
【電験三種】合格者が取り組んできた3つの勉強法を徹底解説!取り組む際の注意点も紹介

8.SATの電験三種対策で1年間を有効に使おう

SATではさまざまな技術系資格取得のための教材を提供していますが、その中でも近年特に人気なのが第三種電気主任技術者講座です。

なぜ注目されており人気なのか、答えはシンプルです。

「合格力」が違うからです。

この講座は、充実したフルカラーテキストの利用と最新のEラーニング技術により、圧倒的な合格率を誇る講師の指導をオンライン上で受けることが可能です。

また、わずか1年間の勉強で4科目合格者が続出しており、その実績も業界各社より注目されています。

合格者の中には、高校時代通学や電気系統の勉強は「からっきし」だったという方も含まれています。

ゼロから始めても合格を目指せるこの講座では、無料サンプルを提供していますので、まずは電験三種の教材サンプルから取り寄せてみませんか?

新しくYoutubeチャンネルを開設しました!視聴者の皆様からの声を元に、有益な情報をどんどん発信していきますので、ご視聴・ご登録よろしくお願いいたします!

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