電験三種に確実に合格するために必要な参考書や勉強方法を解説します。自分に合ったものを選んで着実に勉強すれば合格することも可能なので、ぜひ最後まで読んで勉強に取り組んでください。
目次
電験三種の参考書を選ぶポイント
参考書はかなりの数が販売されているものの、すべての参考書が自分に合うわけではありません。 今回は自分に合った参考書を見つけ、効率よく学習するために、参考書の選び方を解説していきます。
基本を固めることに重点をおく
電験三種は公式や法則に沿った計算が試験に出題されるため、基礎を固めることが非常に重要です。 ただし、ここでいう基礎とは本質を理解することであって、公式の丸暗記ではありません。 電験三種資格は試験問題が科目ごとに分かれているものの、基本となる考え方は共通しています。そのため参考書を選ぶ場合は、基本を固められる内容であるかどうかを基準にして選ぶことをおすすめします。
難しい参考書が役に立つとは限らない
難解な問題を解けた場合、自分の学習のレベルが上がったと思ってしまいがちです。 しかし、内容が難しい参考書が合格に役立つとは限らず、試験で得点を取れない可能性もあります。 そのため、自分の知識レベルに合わせた学習を行うことに加えて、何度も反復できる内容の参考書を選択しましょう。
解説や説明がわかりやすいものを選択する
解説や説明がわかりやすい参考書であれば、学習を行う際にその内容をイメージして記憶することが可能です。 電験三種は、何度も反復して学習を行うことが前提であるため、問題の解説や説明がわかりやすい参考書は自分の記憶を定着させるのにも役立ちます。
出版年度がなるべく新しいものを選ぶ
電験三種の試験には、法律に関する問題も出題されます。法律は改定されることも多く、古い参考書では役にたちません。また、問題も数年ごとに出題傾向が変わるので、可能ならば最新の版を選びましょう。中古を利用する場合はなるべく2~3年以内の版がおすすめです。古い年度のものは法律や問題の傾向が変わっている傾向が高く、おすすめできません。
図が豊富であったり、カラー印刷のものを選ぶ
文章だけの参考書は、理解しにくくイメージも掴みにくいものです。図が豊富だったり重要なか所が色づけされている参考書のほうが理解しやすいでしょう。図はぱっと見でも印象に残りやすく、直前の見直しなどにも向いています。図が豊富だったりカラー印刷だったりする参考書は値段が高めですが、それだけの価値はあります。
通販サイトの場合、口コミを参考にする
現在は通販サイトのほうが参考書の種類が豊富です。しかし、通販サイトの場合は中身が十分に確認できないデメリットもあります。この場合は、口コミを参考にしてください。できるだけ詳しい口コミが書いてある参考書もあり、参考になります。星の数でおすすめ具合を表示しているサイトもありますが、口コミを書いてあるほうが内容がよく分かります。
電験三種のおすすめの参考書
ここからはおすすめの参考書を紹介していきます。 ですがその前に、電験三種の資格試験は【理論・機械・電力・法規】の4科目から構成されていおり、この4科目すべてに合格することで、晴れて電験三種資格試験合格となることを知っておいてください。
みんなが欲しかった!シリーズ
【理論・機械・電力・法規】の4科目がすべてそろっており、わかりやすく解説されています。フルカラーで図解が多い点も魅力でしょう。 初めて電験三種の勉強を始める際におすすめの参考書です。デメリットは基本事項の記載が中心であることで、応用は別の参考書で学ぶ必要があります。
ニューこれだけシリーズ
こちらも4科目すべてそろっています。マンガ、イラストでの説明が多く、わかりやすいという点ではみんなが欲しかった!シリーズと同様です。
スイスイわかるシリーズ
こちらのシリーズも4科目すべてそろっています。内容としては先の2つに比べてやや難しめです。しかし初学者でもスイスイわかるよう丁寧に解説されています。とはいえ完全初学者には先の2つのほうがおすすめです。
完全マスターシリーズ
完全マスターシリーズも4科目すべてそろっています。完全マスターというだけあって、これをマスターすれば合格基準点に到達することも容易でしょう。ただし少々レベルが高いので、最初から完全マスターシリーズに手を出すのはあまり得策ではありません。
誰でもわかる電験参考書シリーズ
誰でもわかるというだけあって、解説がとてもわかりやすいです。デメリットは、電子書籍以外で販売していないことでしょう。そのため電子書籍派の方にのみおすすめできるシリーズです。
電験三種に合格するための参考書の使い方
ここからは、効率よく参考書を使用して学習するためのポイントを紹介していきます。
理論・機械・電力・法規と順番を考慮して学習する
先ほどお伝えしたように、電験三種には【理論・機械・電力・法規】の4科目があります。この4科目のうち、理論から学習を始めることで、電験三種に必要な内容をうまく網羅することができます。 理論で覚えた知識を前提に他の科目の問題が出題されるため、理論はすべての科目の基礎になるといえます。そのため、理論から機械、電力、法規と学習していくことが望ましいといえます。
計算問題に苦手意識がある場合は復習から始める
電験三種の学習を行う場合、中学・高校レベルの数学や理科の知識量によって、理解度が変わってきます。 そのため、計算や合理的な考え方に苦手意識がある人は中学・高校の数学と理科の復習から始めてみましょう。
ポイントを押さえたら早めに実践問題に取り掛かる
参考書を徹底的に使い込むよりも、早めに実践問題に取り掛かるのがおすすめです。 そのほうが試験問題の傾向をつかむことができ、押さえるべき要点がわかるからです。参考書はあくまでも問題を解くためにあるものです。過去問を繰り返し解くなどして、問題の傾向を把握し慣れることに注力しましょう。
参考書を使って電験三種資格の学習を進めるのに向いている人・向いていない人
参考書を使っての学習は、向いている人と向いていない人に分かれます。
参考書が向いている人
参考書を使っての学習は、自分の知識レベルを正確に把握したうえで計画的に学習していく必要があります。 もし計画が崩れた場合でも、自分で軌道修正できる人や計画を最後までやり抜く意志の強い人であれば、参考書を使っての学習が向いているといえるでしょう。
参考書が向いていない人
反対に、計画を立てられない人や計画が崩れた場合立て直すことができない人は、参考書を使った学習には向いていないかもしれません。 しかし参考書が使えなくても、専門学校に通ったり、Eラーニングなどの通信講座を受けたりと様々な学習手段があるため、別の方法からアプローチしてみることも可能です。
まとめ
電験三種の参考書の選び方は?
電験三種の参考書は、「出版年」「印刷のきれいさ」「図の多さ」「わかりやすさ」などで選びましょう。書店で購入する場合は中身をしっかりと確かめ、通販サイトで購入する場合は口コミを参考にしてください。また、人気があるかよりも自分に適したものを選ぶことが重要です。複数の参考書を見比べて選びましょう。
電験三種の参考書での勉強が向いている人と向いていない人の違いは?
参考書を使用した勉強は、自分で計画を立てて学習ができる方向けです。また、自分の知識レベルを把握していることも重要です。まったく知識のない状態から勉強を始める方や、計画的に勉強をしていくことが苦手な方は、ほかの方法が適しているでしょう。専門学校に行く、通信教材を利用するなどほかの方法も探してみることが大切です。
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