第三種電気主任技術者

電験三種保有者の転職は有利になる?転職事情と有利に進める方法を徹底解説!

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電験三種は、ビルメンテナンスや電気設備などの保守・点検作業では必須の資格のため、資格手当を支給するなどして、一部企業は電験三種の取得を奨励しています。

しかし、資格取得が奨励される一方、第三種電気主任技術者(電験三種)試験の合格率は10%以下で、電験三種は取得難易度が高い資格のため、電験三種保持者は人手不足の状態です。

そこで今回は電験三種が転職にどのように有利に働くのか、そして電験三種を保持していることで転職や就職に有利に働く職業や転職エージェントなどを解説します。

電験三種を取得すると、どのような仕事に就けるのか?

電験三種は電気設備などの保守・点検作業などの業務に必要な資格です。例えば、ホテルや病院などの電気設備管理などがあげられます。また年収は400万円以上の案件も見られます。ここでは電験三種を取得することで転職が有利となる3つの業種を解説します。

ビル管理会社

都市部の商業ビルの多くはビル管理会社に設備管理を委託しているため、ビル管理会社は常に電験三種保持者を確保しておかなければいけません。

業務内容は巡回点検や法定点検、故障対応などで、電気工事士などの業者の手配や作業の立ち会い、必要な書類作成などを行います。

ビル管理会社の中には東証一部上場企業といった好待遇が期待できる企業もあるため、年収アップや充実した福利厚生にも期待できます。

建設会社

建設会社は建設業務だけでなく、電気設備の保守や管理を扱うこともあります。建設会社の求人要項には、電験三種保持者が必要なビルや工場などの施設内における高圧受電装置の保全や管理、機械設備の管理、官公庁関連の業務などもありました。

業務内容としては、工事や管理、トラブル対応の作業監督などがあげられます。

電気設備会社

電気設備は24時間365日の稼働を求められます。このような設備を支える業務はハードですが、より多くの電験三種保持者を好待遇で迎える企業が多いのです。また働き方改革の影響で、残業時間の削減や福利厚生に力を入れている企業も多く、転職先としては魅力的です。

電気設備会社が受け持つ現場には、オフィスビルや工場、商業施設などもあります。よって作業はチームで行うこともあり、作業監督や助監督として協調性やリーダーシップを発揮した働き方を求められることもあります。

電験三種と電気工事士の違い

電験三種の難易度を電気工事士と比較して見ていきましょう。電気工事士は電験三種と比べるとかなり簡単な資格といえます。なぜなら、過去問題で勉強し、暗記をすれば合格できるからです。また、電気工事士の技能試験は、事前に候補問題が発表されるため、事前準備をしっかりすれば合格できるでしょう。とはいえ、電気工事士も試験範囲は広いので、少なくとも1日2時間の勉強を1ヶ月は続ける必要があります。

一方、電験三種は、合格率が10%以下の難関資格です。出題範囲は電気工事士以上に膨大かつ、過去問題と同じ問題がほとんど出ません。つまり、過去問題を繰り返し解くだけの勉強法では合格できないということです。

そのため転職においても大きな違いがあります。電気工事士に関しては、就職先はたくさんありますが、資格取得者もたくさんいるため、大きな武器にはなりません。一方、電験三種の有資格者は、圧倒的に少ないため、転職にも有利に働きますし、現場でも一目置かれる存在になります。電験三種は非常に難しい試験ですが挑戦する価値のある資格といえます。

電験三種を取得した人の転職事情

電験三種を取得すると、転職市場ではどのような評価を受けられるのでしょうか。ここでは電験三種保持者の転職事情を解説します。

企業・業界からのニーズが高く選択肢が多い

電気設備の保守・点検作業を行う企業のほとんどが電験三種保持者を必要としています。電気設備などの保守・点検作業は外部に委託するケースと自社で行うケースがあり、電験三種保持者を歓迎する企業は多いので、転職先の選択肢は少なくありません。

よって自分が理想とする働き方や待遇で迎えてもらえる企業との出会いも増えるでしょう。

実務経験があれば年収が上がりやすい

転職では実務経験が重要視されます。そのため現職の経験を武器に、より年収が高い企業へステップアップすることも可能です。年収が数百万円アップした事例もあります。

電験三種保有をアピールした転職では、経験と実力に見合った年収が得られることが期待できます。

電験三種保有者が転職市場で人気な理由はなに?

電験三種保持者は転職市場でとても人気ですが、なぜ高い人気を得ているのでしょうか。ここでは人気の理由を解説します。

電気主任技術者は必置が義務付けられているうえに、業務独占資格

高電圧設備を設置している現場には電気主任技術者を配置することが法律で義務づけられているため、電験三種保持者は言わば引く手あまたの状態です。

電験三種保持者のライバルは、第一種、第二種電気主任技術者ですが、一般企業では第三種電気主任技術者で十分対応できるため、転職市場では、電験三種保持者はライバル不在の状況です。

取得難易度が高く、保有者が少ないため深刻な人手不足

電験三種は難易度の高さもあり、資格保有者の人手不足は今後も深刻化することが予想されています。その要因として以下の3つがあげられます。

1.オリンピックや大阪万博など電気設備の増加
2.団塊の世代の退職
3.希少価値の高さ

1つ目は、電気設備の増加に対して、供給が足りないことです。延期になった東京オリンピックや2025年の大阪万博など大きなイベントが開かれる際は電気業界の需要が増えるためです。

2つ目は、団塊の世代とよばれる世代が後期高齢者に達することで、退職者が急増することが問題視されています。電気業界においては経験と知識が豊富な技術者を多く失うことにつながるため、影響が大きいといえます。

3つ目は、電験三種の試験が難しすぎて、挫折する人が多いことがあげられます。電気やビル関連の資格は他にもあるため、電験三種を合格するまで挑戦し続ける人が少ないのです。

そのため、電験三種に合格した方は、大変貴重な存在であり、転職の際も大きな武器となります。また、社内でも一目おかれる存在となり、電気について深い知識と経験、技術がある人材と評価されます。

電験三種の資格を活かした転職と実務経験

転職では実務経験が重要視されるため、現職の経験をアピールすることで有利に働きます。実務経験と転職先企業のニーズがマッチすれば、高い年収を得られることも少なくありません。

言い換えると、実務経験がない電験三種保持者は転職市場では若干不利ですが、電験三種の資格を活かせる企業に入社して実務経験を積むことが、今後のキャリアアップに繋がります。

実務経験がなくても諦める必要はない

募集要項に「経験者歓迎」と書かれている求人も多く、電験三種は実務経験があると転職がより有利に働くのは間違いないでしょう。しかし、経験がないからといって諦める必要はありません。

多くの企業が慢性的な資格者不足に陥っているという現状があるため、募集要項に書いていなかったとしても、未経験者や電験三種合格見込み者を歓迎する企業は少なくありません。実際に、電験三種の科目合格を伝えたことで、就職が決まった方もいらっしゃるので、諦めずに挑戦しましょう。

電験三種の有資格者が転職で使うべき転職サービス

電験三種保持者が転職で使えるエージェントや人材紹介会社、転職サイトをご紹介します。

おすすめの転職エージェント・人材紹介会社

電験三種を活かした転職では、業界動向や転職先企業の内情に詳しいエージェントや人材紹介会社を使うことをおすすめします。

特に良いサービスはリクルートエージェントやマイナビエージェントです。どちらもあなたの意向に沿った企業を探して紹介することに長けていますし、転職活動に必要なノウハウも豊富です。

おすすめの転職サイト

転職サイトの中でも特におすすめのサイトは次の3つです。

  • リクナビNEXT
  • doda
  • マイナビ転職

リクナビNEXTは大手企業に強く、マイナビ転職は中小企業に特に強い印象です。dodaはエージェントが企業との間に入るため、転職活動がスムーズに進みます。

まとめ

電験三種は難易度が高いため有資格者が多くありません。また電気設備を有する企業には電験三種保持者の配置が法律で義務づけられていることもあり、電験三種はニーズの高い資格です。

転職においては実務経験が重要視されるものの、電験三種の有資格者は、日本全体で慢性的に不足しています。そのため、最近では経験がなくても資格取得者に来てほしいと希望する企業も増えているようです。

また、電験三種の資格を取得すれば手当がついたり、実務経験を積んでキャリアアップできたりなど多くのメリットがあります。仕事内容や働き方も幅広くなりますので、今から資格取得に向けて勉強を始めてはいかがでしょうか。

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