給水装置工事主任技術者

給水装置工事主任技術者の申し込み方法や試験概要を徹底解説

給水装置工事主任技術者の申し込み法と合格率を徹底リサーチ

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給水装置工事主任技術者の資格を取得すると転職やキャリアアップに有利になるため、受験する人が増えています。しかし、給水装置工事主任技術者の資格を取得したいと思っても、最初に何をすべきか、どこから申し込むのか、よくわからない方が多いのではないでしょうか。そこで今回は給水装置工事主任技術者の試験概要や合格率、申し込み方法まで詳しく紹介します。

給水装置工事主任技術者とは

給水装置工事主任技術者は、水道水を安定して供給できるようにする給水設備の工事、施工を認められている唯一の国家資格です。また、指定給水装置工事事業者は事業者ごとに給水装置工事主任者技術者を選定することが義務づけられているため、需要の高い資格です。

では、給水装置工事主任技術者の試験を受けるには、まず何をしたらいいのか、試験概要を含めて見ていきましょう。

給水装置工事主任技術者の受験資格とは

給水装置工事主任技術者の受験資格は「給水装置工事に関して3年以上の実務の経験を有する者」です。
給水装置工事は、主任技術者の監督の元であれば資格がなくても行えます。その際、雇用形態は関係なく、アルバイトや契約社員であっても、実務経験の年数に算定できます。また、複数の会社における実務経験年数を合算することも可能です。その際は、会社単位で証明書が必要になるため、覚えておきましょう。

給水装置工事主任技術者の試験概要

では、給水装置工事主任技術者の試験日や試験科目、合格率、申し込み方法など詳しく見ていきましょう。

試験日

令和元年度の給水装置工事主任技術者の試験は終了したため、令和2年の受験日程の予定をまとめます。

令和2年度給水装置工事主任技術者試験日程(予定※変更になる可能性がございます。)

工程 スケジュール
受験申請受付開始 令和2年5月中旬
受験申請受付締切 令和2年6月下旬
受験票発送 令和2年10月上旬
試験実施日 令和2年10月下旬
合格発表日 令和2年11月下旬

引用:公益財団法人 給水工事技術振興財団

次に給水装置工事主任技術者の試験科目を見ていきましょう。

試験科目

給水装置工事主任技術者の試験科目は、次のように8科目に分かれています。
受験科目と主な内容

試験科目 主な内容
1.公衆衛生概論 水道水の汚染による公衆衛生問題に関する知識を有していること
水道の基本的な事柄に関する知識を有していること
2.水道行政 水道行政に関する知識を有していること
給水装置工事に必要な法令及び供給規程に関する知識を有していること
3.給水装置の概要 給水管及び給水用具並びに給水装置の工事方法に関する知識を有していること
4.給水装置の構造及び性能 給水管及び給水用具が具備すべき性能基準に関する知識を有していること
給水装置工事が適正に施行された給水装置であるか否かの判断基準(システム基準)に関する知識を有していること
5.給水装置工事法 給水装置工事の適正な施行が可能な知識を有していること
6.給水装置施工管理法 給水装置工事の工程管理、品質管理及び安全管理に関する知識を有していること
建設業法及び労働安全衛生法に関する知識を有していること
7.給水装置計画論 給水装置の計画策定に必要な知識及び技術を有していること
8.給水装置工事事務論 工事従事者を指導、監督するために必要な知識を有していること

※管工事施工管理の1級または2級に合格した方は、上記の「3.給水装置の概要」と「6.給水装置施工管理法」が免除されます。次に合格率を見ていきましょう。

合格率

給水装置工事主任技術者の直近5年の合格率は下記の通りです。

過去の受験者数と合格者数

試験実施年 受験者数 合格者数 合格率
2015年(平成27年) 13,978 4,348 31.1%
2016年(平成28年) 14,459 4,875 33.7%
2017年(平成29年) 14,650 6,406 43.7%
2018年(平成30年) 13,434 5,066 37.7%
2019年(令和元年) 13,001 5,960 45.8%

引用:公益財団法人 給水工事技術振興財団

5年通してみると、2019年が合格率45%と高くなっていますが、およそ30%台で推移しています。そのため、難易度が高い試験と言えるでしょう。

合格基準点

給水装置工事主任技術者試験の合格率が低い理由は、科目ごとの合格基準点が決められているためです。合格基準点について詳しく見ていきましょう。

  1. 配点

    配点は、1題につき1点とする。

    (必須6科目計40点、全科目計60点。)

  2. 合格基準

    一部免除者(水道法施行規則第31条の規定に基づき、試験科目の一部免除を受けた者をいう。)においては次の(1)及び(3)、非免除者(全科目を受験した者をいう。)においては次の(1)~(3)の全てを満たすこととする。

    (1) 必須6科目(公衆衛生概論、水道行政、給水装置工事法、給水装置の構造及び性能、給水装置計画論、給水装置工事事務論)の得点の合計が、27点以上であること。

    (2) 全8科目の総得点が、40点以上であること。

    (3) 次の各科目の得点が、それぞれ以下に示す点以上であること。

    項目 科目 点数
    学科試験1 公衆衛生概論 1点
    水道行政 2点
    給水装置工事法 4点
    給水装置の構造及び性能 4点
    給水装置計画論 2点
    給水装置工事事務論 2点
    学科試験2 給水装置の概要 4点
    給水装置施工管理法 4点

    次に受験地について見ていきましょう。

    受験地

    給水装置工事主任技術者の受験地は、下記の8地域で行われます。

    NO 地域
    1 北海道(札幌市)
    2 東北(仙台市)
    3 関東(習志野市/東京都杉並区/横浜市)
    ※関東地区内の試験会場(都市)の指定はできません。
    4 中部(名古屋市)
    5 関西(吹田市)(大阪市/和泉市)
    ※関西地区内の試験会場(都市)の指定はできません。
    6 中国四国(広島市)
    7 九州(福岡市)
    8 沖縄(那覇市)

    受験願書を申請するときは、希望の受験地を選びます。試験会場の場所は、受験票か、給水工事技術振興財団のホームページ(http://www.kyuukou.or.jp)で確認しましょう。

    受験料

    非課税で16,800円です。

    給水装置工事主任技術者の申し込み方法と必要な書類

    給水装置工事主任技術者の受験には、願書の提出が必要です。給水装置の受験願書は、給水工事技術振興財団のホームページ(http://www.kyuukou.or.jp)のインターネット申込書作成システムに従って情報を入力し、ダウンロードしましょう。サイト登録しただけで受験できるわけではないため、注意してください。

    また、受験申請可能期間になると、給水工事技術振興財団のホームページから登録フォームに移動できるようになります。また、受験書類に不備があった場合は、提出日までに修正が完了していないと受験ができません。さらに、受験願書の提出が1日でも遅れると、どのような理由であってもその年は受験できなくなります。そのため、余裕をもって準備しておきましょう。

    免状について

    試験に合格した後、給水装置工事主任技術者免状(以下「免状」という。)を申請すると、厚生労働大臣より給水装置工事主任技術者の免状が交付されます。およそ2ヶ月かかるので注意しましょう。

    また、給水装置工事主任技術者証が必要な場合は発行申請してから給水工事技術振興財団理事長より給水装置工事主任技術者証が発行されるまで、さらに1ヶ月かかります。

    まとめ

    給水装置工事主任技術者は、2019年の合格率が45%と、合格者が半数にも満たない難しい試験です。また、試験範囲も幅広く、科目毎に合格基準点も設けられているため、計画的な試験対策が必要です。ただ、試験はマークシート形式ですので、十分に時間を確保できれば合格は難しくありません。忙しい仕事の合間を縫って勉強時間を作るのは本当に大変なことですが、仕事の調整と勉強時間を確保し、合格を目指しましょう。

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