一級電気工事施工管理技士の試験スケジュール 一級電気工事施工管理技士の試験は、札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄で年に1回行われます。
2021年は、下記のようなスケジュールで実施されます。
2021年 一級電気工事施工管理技士の試験
試験日 | 一次検定:令和3年6月13日(日) 二次検定:令和3年10月17日(日) |
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試験地 | 札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄 ※会場確保の都合上、周辺都市で実施する場合があります。 |
申込受付期間 | 令和3年1月29日~2月12日 |
合格発表 | 一次検定:令和3年7月16日(金) 二次検定:令和4年1月28日(金) |
受験料 | 学科試験:13,200円 実地試験:13,200円 |
受験までの流れ
受験申込→受験通知→一次検定受験→合格発表→二次検定受験申込→受験通知→二次検定受験→合格発表→合格証明書交付申請→合格証明書交付→資格取得
一級電気工事施工管理技士試験の受験資格
学歴 | 実務経験年数 |
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大学・専門学校 (高度専門士を称する者) |
指定学科:卒業後3年以上 指定学科以外:卒業後4年6ヵ月以上 |
短期大学・5年制高等専門学校 (専門士を称する者) |
指定学科:卒業後5年以上 指定学科以外:卒業後7年6ヵ月以上 |
高等学校・専門学校 (専門課程修了者) |
指定学科:卒業後10年以上 指定学科以外:卒業後11年6ヵ月以上 |
その他 (最終学歴問わず) |
実務経験年数:15年以上 |
二級電気工事施工管理技術検定試験合格者 | 不要 |
二級電気工事施工管理技術検定試験合格後、5年未満で下記の学歴のもの
学歴 | 実務経験年数 |
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短期大学または5年制高等専門学校 (専門士を称する者) |
指定学科:卒業後3年以上 指定学科以外:卒業後9年以上 |
高等学校・専門学校 (専門課程修了者) |
指定学科:卒業後9年以上 指定学科以外:卒業後10年6ヵ月以上 |
その他 (最終学歴問わず) |
実務経験年数:14年以上 |
電気事業法による第一種,第二種 または第三種電気主任技術者免状の交付を受けた者
実務経験年数 | 6年以上 (交付後ではなく、通算の実務経験年数) |
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電気工事士法による第一種電気工事士免状の交付を受けた者
実務経験年数 | 年数は問わない |
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試験概要 ※令和2年度試験の内容です
学科
試験科目 | 電気工学等・施工管理法・法規 |
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試験時間 | 午前:2時間30分/午後:2時間 |
解答方法 | 択一式・マークシート方式 |
合格基準 | 得点60%以上 |
実地
試験科目 | 施工管理法 |
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試験時間 | 3時間 |
解答方法 | 記述式による筆記試験 |
合格基準 | 得点60%以上 |
合格率 過去3年の合格率平均は、学科48.2%、実地67.5%
※実地の数は前年度学科合格者を含みます。
過去3年の学科・実地の合格率は次のとおりです。
学科合格率平均データ
【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。
電気工事施工管理技士検定試験
学科の過去3年の合格率
年度 | 総受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
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2019年度 | 15,048 | 6,128 | 40.7% |
2018年度 | 16,989 | 9,532 | 56.1% |
2017年度 | 17,922 | 8,595 | 48.0% |
2016年度 | 17,774 | 8,178 | 46.0% |
実地合格率平均データ
【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。
電気工事施工管理技士検定試験
実地の過去3年の合格率
年度 | 総受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
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2019年度 | 8,114 | 5,382 | 66.3% |
2018年度 | 12,034 | 8,845 | 73.7% |
2017年度 | 10,493 | 6,556 | 62.5% |
2016年度 | 10,619 | 7,336 | 69.1% |
難易度 一級電気工事施工管理技士の難易度
過去3年の合格率が、学科で約50%・実地で約70%であることを考えると国家資格としては難易度は高くないように思えます。
しかしこの合格率は、受験資格で求められる学歴や資格・経験に伴った知識を身に着けていることが前提ですから、合格率以上に難易度は高いです。
ただし知識や実務経験をしっかりと積み上げ、試験のために時間を取って計画的な勉強をするなら合格は難しくないでしょう。
他の電気系の資格と比べての難易度はどうでしょうか。
過去三年の合格率の平均では第一種電気工事士が62.6%、一級電気工事施工管理技士:68.4%です。
合格率だけを見ると一級電気工事施工管理技士が高いです。
しかし、受験資格に第一種電気工事士の免状取得者が含まれるなど十分な知識や実務経験が求められているので、やはり一級電気施工管理技士試験の難易度が高いと言えるでしょう。
さらに電気系の資格の最高峰と言われる電気主任技術者と比較するとどうでしょうか。
第三種電気主任技術者は受験資格に実務経験が含まれていないので受験者が多く合格率は一桁です。とはいえ、さらに上位の第二種で約15%ですから、電気主任技術者のほうが難易度が高いと言えます。
対策とテクニック 解けそうな問題から手をつけて7~8割の正解を目指す
試験が始まったらすぐに問題全体を概観して、解けそうな問題から手をつけていきましょう。終了時間までに数多くの問題が解けますし、分かる問題から進めることで気持ち的にも楽に試験を勧められます。
合格基準が60%ですから満点を目指す必要はありません。
問題によって配点は変わらないので、出題数の6割正解すれば良いのです。ただし、6割の正解を目指すのではなく7~8割の正解を目指して取り組みましょう。