毒物・劇物取扱者

勉強を始める前に知っておくべき毒物劇物取扱者の事

毒物劇物取扱責任者とは? 毒物や劇物を取り扱う企業にて管理の仕事を担う人のこと

毒物劇物取扱責任者は、毒物や劇物を取り扱う企業にて管理の仕事を担う人のことです。自分や他の従業員、周囲の人間の健康被害を防止する目的で仕事に従事します。

毒物・劇物に関しては、毒物および劇物取締法第7条にて以下のように定められています。

  • 毒物:シアン化水素、水銀、ヒ素など181品目
  • 劇物:アンモニア、過酸化水素、硝酸、硫酸など553品目
  • 特定毒物:四アルキル鉛、モノフルオール酢酸など13品目

また毒物劇物取扱責任者は、毒物・劇物の製造者や販売者、研究機関や輸入事業者などで設置が義務付けられています。そのため、取得することで仕事の幅が広がる資格です。

簡単にはなれない 毒物劇物取扱責任者になれる人

毒物劇物取扱責任者は、誰でも簡単に慣れる仕事ではありません。以下の3つの条件のいずれかに該当した人が従事できます。

項目 条件 詳細
1 毒物劇物取扱責任者試験に合格した人 各都道府県で実施される資格試験に合格していると毒物劇物取扱責任者になれる
2 薬剤師 薬剤師の資格を有している人は毒物劇物取扱責任者になれる
3 厚生労働省で定める学校にて応用化学の学科修了者 厚生労働省にて定めれている大学・高等専門学校・専門課程のある専修学校、高等学校などを卒業すると毒物劇物取扱責任者になれる

ただし、18歳未満の方や毒物・劇物に関して罪を犯して3年未満の方などは毒物劇物取扱責任者になれないため注意してください。

毒物劇物取扱責任者を取得すべきか 取得するメリット3つ

毒物劇物取扱責任者を取得するメリットは、主に以下の3つです。

  • 幅広い業種で仕事の役に立つ
  • 毒物や劇物による健康被害の防止が可能
  • キャリアアップを目指せる

毒物劇物取扱責任者を取得すると、毒物劇物販売業や研究開発施設、塗料や接着剤が使用される工場など幅広い業種で仕事の役に立ちます。そのため、現在よりも仕事の幅を広げて従事可能です。

また、資格を取得することで毒物・劇物に関しての正しい知識が身につくのもメリットです。これまでよりも危険を感知する能力がアップし、先回りして自分を含めた周囲の健康被害の発生を防止できます。

このほか、技術者としてのレベルが上がるでしょう。他の資格や経験を積んで技術者としての付加価値を高めることでキャリアアップにつながります。

仕事内容について 薬品管理が主な仕事です

毒物劇物取扱責任者は、毒物および劇物取締法に遵守して薬品管理を行う仕事です。自分や他の従業員、周囲の人間に健康被害が起きないよう注意しながら毒物・劇物を取り扱います。

具体的には前項でご紹介した毒物・劇物として登録されている品目に対して、以下の内容を取り扱うのが特徴です。

  • 毒物・劇物として登録されている品目の購入・保管・廃棄までを適切に行うための実施・管理
  • 毒物・劇物を取り扱い設備が製造・貯蔵・陳列・運搬などに適しているかの点検・管理
  • 粉じんや蒸気などで飛散しない設備などで毒物・劇物の飛散や漏えいしないための管理
  • 毒物・劇物時を正しい手順で廃棄処理したり購入したりする

毒物・劇物の取り扱いはさまざまなリスクを伴います。そのため、毒物劇物取扱責任者が正しく連絡や通報体制などを整備して健康被害を拡大させないための準備・措置をしておくことが大切というわけです。