消防設備士

プロが教える試験内容について

消防設備士の試験スケジュール 試験は各都道府県の試験センターで、年2回以上実施されます。

乙種には、受験資格はなく、誰でも受験が可能です。
試験日は試験センターごとに異なり、基本的に、前期(4月~9月)に1回、後期(10月~翌年3月)に1回実施されています。
東京などの一部の地域では、前期・後期で複数回の試験が実施されています。

乙種の試験実施概要

消防設備士の試験

試験日 毎年2回以上 ※各試験センターで開催回数はより異なります
・前期:4月~9月
・後期:10月~翌年3月
受験資格 誰でも受験できます
試験会場 各都道府県の試験センター
受験料 3,800円

申し込み方法・受験までの流れ

願書配布、受付、試験は各道府県試験センターで行っています。
受験の申請は、「書面申請」と「電子申請」の2通りがあり、書面申請における願書は、試験センターに直接取りに行くか、郵送で送付してもらうことになります。

試験日、願書受付期間、合格発表日は、各試験会場により異なるので、詳細は、下記の消防試験研究センターのHPよりご覧ください。

試験会場について

試験会場は、全国各都道府県にありますが、地域によって試験会場の数が異なります。
また、希望する試験会場までの距離や、試験会場によって駐車所の有無なども違ってくるため、事前にお近くの試験会場について調べておくと良いでしょう

筆記試験

筆記試験は、3科目があり、四肢択一式のマークシート形式で出題されます。
試験時間は、1時間30分です。

1. 消防関係法令
出題形式 四肢択一式のマークシート形式
問題数 10問
足切りライン 4問
試験時間 1時間30分
2. 基礎的知識
出題形式 四肢択一式のマークシート形式
問題数 5問
足切りライン 2問
試験時間 1時間30分
3. 構造・機能・整備
出題形式 四肢択一式のマークシート形式
問題数 15問
足切りライン 6問
試験時間 1時間30分

実技試験

写真やイラストを見て名称や使用方法を記述で回答します。実際に、消防設備を操作する内容ではありません。
全5問が出題され、試験時間は15分です。

出題範囲 記述式
問題数・配点 5問
試験時間 15分

合格ラインについて

合格ラインは、筆記試験と実技試験で以下の条件を満たす必要があります。

  • 筆記試験各科目で40%以上、全体の出題数の60%以上の正解
  • 実技試験60%以上の正解

筆記試験において、各科目で40%以上という足切りラインが設定されている点に注意してください。
他の科目が満点でも、ひとつの科目が足切りラインを下回ると不合格となるため、苦手科目を作らず、満遍なく学習をする必要があります。

試験科目と合格率・対策 近年の合格率は、乙種4類は35%ほど、乙種6類は35%~40%ほどで推移。

受験データ

 

【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。

乙種4類
2022年の合格率

32.8%
過去3年間の平均
35.0%
年度 総受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 8,449 2,773 32.8%
令和3年度 8,958 3,138 35.0%
令和2年度 3,627 1,349 37.2%
令和1年度 4,092 1,314 32.1%
平成30年度 9,800 3,178 37.2%
平成29年度 10,405 3,367 37.2%
平成28年度 10,072 3,277 32.5%

受験データ

 

【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。

乙種6類
2022年の合格率

38.8%
過去3年間の平均
40.4%
年度 総受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 25,023 9,712 38.8%
令和3年度 25,634 10,240 39.9%
令和2年度 8,879 3,771 42.5%
令和1年度 10,977 4,102 37.4%
平成30年度 21,194 8,476 40.0%
平成29年度 21,623 8,188 37.9%
平成28年度 20,627 7,807 37.8%

 

近年は、乙種4類、乙種6類ともに安定した合格率で推移しています。
直近3年の平均合格率は、乙種4類が35.0%、乙種6類が40.4%の合格率です。

合格率から、だいたい3人に1人ほどしか合格できない試験だと判断でき、難易度はやや高めというところでしょう。

十分な準備をしなければ、合格は難しい試験だということ言えます。