電気工事施工管理技士講座

一級 勉強方法と対策

  1. 勉強する前に知っておくこと
  2. 必要な勉強時間
  3. 抑えるべきポイントと対策
  4. 学習スケジュール

勉強を始める前に 自分のレベルを確認し、無理のない勉強計画を立てる

  1. 問題の傾向と自分のレベルの確認(実務経験や知識量)
  2. 自分にあった勉強法を調べる
  3. 無理のない勉強計画を立てる
SATの電気工事施工管理技士の内容

問題の傾向と自分のレベルの確認

まずどんな問題が出題されるのかを過去数年分の問題を確認しましょう。勉強を始める時点での自分のレベルが分かります。自分の実務経験とも比較して得手・不得手な分野がわかるなら勉強の計画を立てやすくなります。

自分にあった勉強法を調べる

一級を受験する方はほとんど実務についておられる方でしょう。
現場でバリバリ仕事をして経験を積んできたでしょうか。電気に限らず様々な講習などを受けて勉強する機会があったでしょうか。社会人になってから資格試験の勉強を経験してきたでしょうか。

他にも仕事の忙しさによって勉強する時間をどれほど確保できるかも違いますし、モチベーションを維持するのも大変です。
簡単な資格ではないですから、効率良く学べるよう自分にあった勉強法を見つけるのが大切です。

もし、机に向かって勉強するのが得意でないなら、講習会などに参加して学ぶ機会を作るほうが勉強できるかもしれません。通信教材もわからなければ質問ができるのでつまずかずに勉強を勧めていけるでしょう。

他の講習会を受けて勉強する機会があった方も講習を受けるとスムーズに勉強が進むでしょう。
資格試験の勉強経験がある方は最初から独学でも良いと思います。

無理のない勉強計画を立てる

スキル・キャリアアップのために一級電気工事施工管理技士の資格取得を目指しておられるでしょうから、すでに仕事でも忙しくされていることと思います。
ですから無理のない勉強計画を立てることはとても重要です。必ず毎日確保できる時間をベースに考えましょう。毎日30分でも構いません。ポイントは毎日勉強することです。

必要な勉強時間 初学者で300~500時間の勉強が必要といわれています。

殆どの方は6ヶ月から1年をかけて勉強しているようです。
実務経験が豊富な方や他の資格をすでに取得している方は勉強時間が少なくて済むでしょう。

どちらにしても効率よく短期間の勉強での合格を目指しておられると思いますので、計画どおりに時間を取り、集中できる環境を作って勉強をしましょう。

下記に勉強スケジュールをいくつか挙げますので参考になればと思います。

6か月前から勉強を始める方=受験資格を満たしたばかりの方

合計学習時間 500時間程度
平日 2.5〜3時間
土日 3時間

5か月前から勉強を始める方=現場経験は豊富だが座学が久しぶりな方

合計学習時間 400時間程度
平日 2〜2.5時間
土日 3時間

4か月前から勉強を始める方=二級電気工事施工管理技士・電気主任技術者の資格を取得している

合計学習時間 200時間程度
平日 1〜1.5時間
土日 3時間

3か月前から勉強を始める方=第一種電気工事士免状の交付を受けて間もない方

合計学習時間 100時間程度
平日 1時間
土日 1.5時間
SAT教材で短期集中で合格を目指す一級 試験対策とテクニック

抑えるべきポイントと対策 学科は 電気工学等・施工管理法・法規、実地は 施工管理法

学科試験

電気工学は電気に関する基本的な理論などですから、勉強から離れていた方はまず電気の基礎を復習してから勉強しましょう。
この科目には建築に関わる他の分野の出題もあるのでかなり広い範囲の勉強になります。

施工管理法や法規に関しては実務経験から学んでおられることも多いと思いますが、試験ですので引っ掛けがあります。特に法規に関しては特に表現や数値まで正確に覚えましょう。

過去の問題を繰り返し解きましょう。
正答率60%で合格です。
まず、得意な分野は取りこぼしがないようにしましょう。もし得意な傾向の問題で各科目とも正解率が80%を超えるなら、苦手な問題を捨てて得意に集中することも一つの手です。

正解率があまり高くなく、苦手分野がはっきりしたら時間をかけて勉強しましょう。ただし、苦手分野の勉強ばかりしているとモチベーションが下がってくるので、正解率100%ではなく、80%位を目指してやる気を維持してください。

実地試験

安全管理もしくは工程管理の体験記述があります。こちらは過去の問題集からご自身の実務経験を記述式に当てはめて事前に準備しておくとよいでしょう。

普段の書類では何となく伝わるものも記述式の試験では正確さが求められます。て・に・を・はのような基本から正しい文章を書く勉強をしておきましょう。
内容があっているのに文章の正確性がかけて減点されるのはもったいないです。

そして、わからない問題でも空欄にするのではなく、何かしら記入してください。当然のことですが、空欄は0点、でも何かしら記入すると点がつくこともあるようです。

他の問題は学科と同じで過去の問題集を繰り返しておくことが一番の対策になります。
ただし、受験資格最低限の実務経験しかない場合は、実地試験の対策には講習会や通信講座を受けるほうが効率よく勉強できるのでおすすめです。

あなたに合わせた学習スケジュール 自分の得意分野を増やして合格点に到達しましょう。

電気工学 設備や関連分野(関連する建設の分野)が幅広いので効率良く進める
施工管理法 工程や安全管理など、実務に直結する科目
法規 電気工学・施工管理法で学んだ内容をふまえて理解する
実地試験 過去問題を繰り返し、文章作成に慣れる
01

自分の知識や経験に合った学習スケジュール

効率よく学習を進めるために、まずは自分の現在地(知識や実務経験レベル)を理解しましょう。
現在地が分かると自分に必要な学習期間が把握でき、学習スケジュールを立てやすくなります。はじめにご自身が次のA~Cのどのタイプに当てはまるか確認してください。

Aタイプ

実務経験があまり無い場合。

  • 学歴の受験資格により実務経験年数が少なくてよい方
  • 初めて受験される方
  • 電気の知識が無い方
Bタイプ

実務経験はあるが、電気の知識は基礎的なことに限られる場合。

  • 過去に電気系の資格を取得して、施工管理の実務を経験している方
  • 実務経験のみで受験資格のある方
Cタイプ

現在電気工事施工管理業務に携わっている方。

  • 電気工事の施工管理業務に携わっている方(二級を取得していて、一級に挑戦する方)
  • 電気工事施工管理技士の受験経験がある方
02

進め方(スケジュール)

初心者
中級者
上級者
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

4ヶ月目

5ヶ月目

6ヶ月目

電気工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 電気工学等の科目は、電気設備や施工に関連する他の分野(土木・機械・建築)の知識も学ばなければなりません。設備や他の分野は基礎的な事柄ではありますが、実務経験が少ないとイメージできないものも多いでしょう。毎日30分~60分は勉強に当て、継続してコツコツ暗記しましょう。まずは過去問題集などの演習問題を解き、理解できないところは講義動画を見て範囲全般の基礎を学ぶようにしてください。
  2. 電気工学等で学んだことを基に実際の施工計画や管理、品質・安全管理について学びます。実務経験が少ない方はこの分野をより念入りに学ぶ必要があるでしょう。ここでも演習問題にまず取り組み、解説を読んでもイメージが沸かない箇所は実務経験のある方や講師に質問をしましょう。
  3. 法規は、電気工事等の科目や、施工管理法で学んだことを元に勉強をしていくと覚えやすくなります。基本的には建設業法や労働安全衛生法から出題されますが、電気事業法からも出題されることもあります。範囲が広いため、やはり1からテキストを読んでいくよりは演習問題から取り組み、分からない箇所をテキストや動画で確認した方が効率がよいでしょう。
  4. 実地試験の科目は記述式試験です。演習問題に繰り返し取り組み、文章作成に慣れましょう。実地試験ではテーマにあった内容での作文が求められますが、頻出するテーマは「工程管理」「安全管理」「品質管理」です。最低限、この3つのテーマの対策をしておきましょう。施工経験記述問題は実務経験がないと的外れなことを書いてしまう可能性もあります。必ず他の人に添削をしてもらうようにしましょう。
  5. 本試験で解く力をつけるため、練習問題に取り組みましょう。演習問題で学んだことが異なる文章で出題される場合もあります。なぜそのような答えになるのか、正誤の理由を理解することで出題形式が変わっても同じ知識で対応できるようになります。練習問題で間違えた理由が分からない時は、必ず解説を読むようにしましょう。
  6. 練習問題の正答率が上がってきたら、本試験と同じ形式の模擬問題を解いて本番に備えましょう。
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

4ヶ月目

電気工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 実務経験はあるが受験が初めての方は、特に電気工学等の学習に力を入れましょう。用語などは職場で使用している呼称と違うことがあります。講義動画やテキストで正確な呼称や知識を確認しましょう。出題範囲が広いため、実務ではあまり関わっていないことも出題される可能性があります。演習問題で分からなかったところはノートにまとめ、いつでも見直せるようにしましょう。
  2. 実務経験があれば内容をイメージできると思われますので、演習問題をどんどん解いていきましょう。すでに実務で施工管理に携わっていることもあるかもしれませんが、実務でのやり方が試験で出題されるやり方とは異なっている可能性もあります。間違えたところは解説をしっかり読み、自分の経験とずれがないか確認しましょう。
  3. 法規も、実務を通してイメージが湧くはずです。法律特有の言い回しに慣れるように演習問題に繰り返し取り組みましょう。特に数値や状況を正確に覚えるようにしましょう。
  4. 実地試験では自分の工事経験について述べる経験記述の問題があります。ここで注意したいのは、参考書やサイトに載っている例文をそのままコピーしないことです。他の人が作成した文章をコピーしてしまうと不正と見なされる恐れが有ります。あくまでも例文は参考にとどめ、自分自身の経験を書くようにしましょう。過去問題を何度も解くと文章作成に慣れ、得点が取れるポイントも分かってきます。
  5. 各章の演習問題を解いて知識を身につけたら、本試験で解く力をつけていきましょう。演習問題で学んだことが異なる文章で出題される場合もあります。なぜそのような答えになるのか、正誤の理由を理解することで出題形式が変わっても同じ知識で対応できるようになります。練習問題で間違えた理由が分からない時は、必ず解説を読むようにしましょう。
  6. 練習問題に慣れてきたら、本試験と同じ形式の模擬問題を解いて本番に備えましょう。
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

電気工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 既に電気工事施工管理技士の受験経験があり、実務に携わっている方は基礎的な知識は身についているでしょう。電気工学等の出題範囲は広いので、苦手な分野に焦点をあてて勉強し、他の分野は自分の知識や理解を確認するという進め方をします。前回の受験時から期間があいている場合は、出題傾向が変わっている場合があります。最新の出題傾向をとらえた教材を使うように注意しましょう。
  2. 施工管理方法に関しても十分な経験や受験経験を通して要点は理解できているでしょう。テキストの確認と演習問題を通して自身が経験してきたことと学習内容にずれがないか確認するよう細かな点を確認しながら進めていきましょう。
  3. 法規は、数値などを正確に覚える必要があります。まずは演習問題に取り組み、間違えた問題だけを何度も繰り返すと効率良く暗記ができるでしょう。
  4. 実地試験では自分の経験について作文で述べる問題があるため、実務経験が豊富な方は有利です。相手に伝わりやすい文章になっているか、添削サービスなどを利用して確認してもらうとよいでしょう。
  5. ある程度演習問題を網羅したら、早めに練習問題に取り組んでしまいましょう。練習問題で間違えた問題は、解説を読んでなぜ間違えたのかを理解し、苦手な箇所はノートにまとめて見直せるようにしておきましょう。
  6. 練習問題を間違えなくなってきたら、本試験と同じ形式の模擬問題を解いて本番に備えましょう。

独学で合格を狙えるか? 既に二級電気工事施工管理技士を受験済みという方や、電気工事施工管理技士の実務経験があるという方であれば、独学でも過去問題に数年分取り組めば試験を突破できるかもしれません。

しかし、電気工事施工管理技士は電気や建築に関わる広範囲な知識とともに、施工や安全という管理の分野の理解と実務経験も必要です。また、実地試験ではテーマに合わせた記述問題や、自分の工事経験を述べる作文も出題されます。

受験が初めての方や実務経験が少ない方が独学だけで試験を受けようとすると、出題傾向とずれたところに時間をかけてしまったり、実地試験でどのような文章を書けばよいのかが分からなかったりする恐れがあります。
また、参考書の文章だけでは十分に理解ができないというケースも多く発生します。

そのため、講座を受けて講師の方に出題傾向を教えてもらったり、文章を添削してもらったりすれば、時間をかけるべきところに重点的に取り組むことができ、効果的な対策ができます。

しかし、講座を受けられる場所が遠方にしかない方や、仕事の都合で講座の時間に合わせられない方も多いでしょう。

そのような方には、講座を収録した動画や添削サービスを扱っている通信教材を利用することをおすすめします。通信教材であれば自分の好きな時間に受けることができますし、移動時間などで貴重な勉強時間を無駄にすることもありません。