給水装置工事主任技術者

プロが教える試験内容について

給水装置工事主任技術者の試験スケジュール 試験は、毎年1回10月頃に、全国8地区で実施されます。

試験は、8地区に用意された試験会場で、毎年1回、10月頃に実施されます。
受験資格があり、3年以上の実務経験が必要になるので、自身が条件にあるかを事前に確認しておきましょう。

申込み方法が、他の試験とは異なる手続きが必要なので注意しましょう。

受験資格

受験には、給水装置工事に関して、3年以上の実務経験が必要です。
受験資格に該当する実務経験と、該当しない実務経験があるので、事前に確認する必要があります。

実務経験に該当する業務
  1. 給水装置とは、水道事業者の配水管から分岐して設けられる給水管と、それに直結して設けられる給水用具をいいます。
    また、給水装置工事とは、給水装置の設置(新設)又は変更(改造、修繕、撤去)の工事をいい、実務経験には、給水装置の工事計画の立案、給水装置工事の現場における監督その他給水装置工事の施行を計画、調整、指揮監督又は管理する職務に従事した経験、及び、給水管の配管、給水用具の設置、その他給水装置工事の施行を実地に行う職務に従事した経験の他、これらの職務に従事するための技術を習得する見習期間中の技術的な経験も含まれます。
  2. メータの交換、取り付け、取り外しの作業は実務経験に含まれます。
実務経験に該当しない業務
  1. 工事現場への物品の搬入等の単なる雑務及び事務の仕事に関する経験は、実務経験には含まれません。
  2. メータの検針のみの業務は実務経験に含まれません。
  3. 浄水場や配水池等の「水道施設」のみの建設工事は、給水装置工事ではありませんので、実務経験には含まれません。
    また、それらの維持管理業務についても、実務経験には含まれません。

試験スケジュール

試験申込み開始や、試験日、合格発表日などの詳細は、公益財団法人 給水工事技術振興財団のHP上にて、確認をしてください。

令和3年の申込みから合格発表までの流れは以下のようになります。

令和3年の試験スケジュール
令和3年5月24日 ~ 7月2日 受験申請受付開始
令和3年10月1日 受験票発送
令和3年10月24日 一級建築施工管理技士 (必須)・マネジメント経験・鉄骨(S造)構造の施工管理経験
令和3年11月30日 合格発表

申し込み方法詳細

受験申込みは、給水工事技術振興財団のホームページのインターネット申込書作成システムを利用しておこないます。
インターネット申込書作成システムの案内に従って必要項目を入力した後、申請書類をダウンロードし印刷します。
受験手数料の振込みを済ませ、提出書類を揃えたあと、申請書類一式を郵送で提出します。

インターネット申込書作成システムの入力だけで、受験申込みは完了しないことに注意してください。

試験会場について

北海道、東北、関東、中部、関西、中国四国、九州、沖縄の各地区で実施されます。
基本的に各地区に1カ所ですが、関東や関西は、複数カ所の試験会場が用意されています。

試験会場は、毎年同じ施設とは限らないため、給水工事技術振興財団のHPで確認する必要があります。
会場までの経路や必要な時間、駐車場の有無などを試験前に確認しておいてください。

試験科目と合格率・対策 試験範囲は広く、足切り点もあるため、難易度はやや高め!

試験科目について

試験科目は、全8科目があり、全60問、1問につき1点で採点されます。

試験科目は、学科試験1(全受験者)の6科目(全40問)と、学科試験2(一部免除者以外)の2科目(全20問)に区分けされています。

通常、試験は学科試験1と学科試験2の全8科目を受験する必要がありますが、科目免除制度の条件を満たす方は、学科試験2は免除され、学科試験1のみで受験が可能となります。

学科試験1(全受験者共通)

試験科目 主な内容
公衆衛生概論 水道水の汚染による公衆衛生問題に関する知識
水道の基本的な事柄に関する知識
水道行政 水道行政に関する知識
給水装置工事に必要な法令及び供給規程に関する知識
給水装置工事法 給水装置工事の適正な施行が可能な知識
給水装置の構造及び 性能 給水管及び給水用具が具備すべき性能基準に関する知識・給水装置工事が適正に施行された給水装置であるか否かの判断基準(システム基準)に関する知識
給水装置計画論 給水装置の計画策定に必要な知識及び 技術
給水装置工事事務論 工事従事者を指導、監督するために必要な知識

学科試験2(一部免除者以外)

試験科目 主な内容
給水装置の概要 給水管及び給水用具並びに給水装置の 工事方法に関する知識
給水装置施工管理法 給水装置工事の工程管理、品質管理及 び安全管理に関する知識・建設業法及び労働安全衛生法に関する 知識

合格ラインについて

合格ラインには、総得点の他、細かく足切り点が設定されています。
各科目、学科試験1、総得点に設定された足切り点以上の得点をすべて満たすことで合格となります。
苦手科目をなくし、各科目を満遍なく学習することが合格のポイントとなっています。

合格ラインの詳細は以下となります。

  1. 各科目の得点が、それぞれに設定された点数以上であること。
  2. 必須6科目(公衆衛生概論、水道行政、給水装置工事法、給水装置の構造及び性能、給水装置計画論、給水装置工事事務論)の得点の合計が、27点以上であること。
  3. 全8科目の総得点が、40点以上であること。

合格条件一覧

試験科目 各科目
(足切り/問題数)
学科試験1
(足切り/問題数)
総得点
(足切り/問題数)
公衆衛生概論 1問 / 3問 27問/40問 40問/60問
水道行政 2問 / 6問
給水装置工事法 4問 / 10問
給水装置の構造及び 性能 4問 / 10問
給水装置計画論 2問 / 6問
給水装置工事事務論 2問 / 5問
給水装置の概要 4問 / 10問 ― /20問
給水装置施工管理法 4問 / 10

合格率からわかる給水装置工事主任技術者の難しさ 近年の合格率は40%前後。年度により40%を切ることもある。

2019年の給水装置工事主任技術者の合格率は、43.5%です。
過去20年間の平均 42.3%

受験データ

 

【円グラフ】ソースコードでご覧ください。上のdata-valueの値を変えてお使いください*小数点は使用不可です。この文は実際の画面では表示されません。

給水装置工事主任技術者試験
2020年の合格率

43.5%
過去3年間の平均
42.3%
年度 総受験者数 合格者数 合格率
令和2年度 11,238 4,889 43.5%
令和元年度 13,001 5,960 45.8%
平成30年度 13,434 5,066 37.7%
平成29年度 14,650 6,406 43.7%

 

年1回の試験であることと、3年以上の実務経験が必要な試験のため、記念受験は少なく、ある程度の経験と知識を持もった方が受験しています。

近年は、40%前後の合格率ですが、公表されている数値以上に難易度の高い試験だと言えます。
各科目に細かく足切り点が設定されていることもあり、苦手科目があることが致命的となるため、すべての科目を十分な習得度まで引き上げておく必要があります。