給水装置工事主任技術者

プロが教える効率的に合格するための勉強法

試験対策・テクニック 試験は全て選択式のマークシート。ただ、あやふやな知識では合格には不十分。

学科試験1(合計6科目)の試験時間は、2時間30分で、問題数が40問、学科試験2(合計2科目)の試験時間は、2時間で問題数は20問です。

学科科目1では、1問あたり4分ほど、学科試験2では、1問あたり6分ほどの時間が与えられているので、試験時間は十分にありますが、詳細に吟味する問題が多いため注意が必要です。

1問1答のように即座に正解に辿り着ける問題もありますが、図や与えられた条件を精査して回答する問題など、回答までにある程度の時間を要する問題もあります。

また、文章の一部が複数空欄になっているような穴埋め問題や、4つの文章のそれぞれについて正誤の組み合わせを求められる問題が出題されるため、他のすべてが分かっていても1つだけ分からないために不正解となることもあります。

4択式のマークシート方式ですが、消去法でなんとなく正解を探せるという認識では、合格することは難しいということを知った上で、学習に取り組む必要があります。

01

独学は可能か?

実務経験が、受験資格となっているため、受験者は事前にある程度の知識を備えた方ばかりです。

この試験は、かなり広い範囲を網羅していないと合格は難しいので、独学で合格が可能な方はごく一部に限られます。
これまでの実務経験において、広く深く業務に携わっているのであれば、独学での合格は可能であると言えます。

独学で合格が可能かどうかの判断は、過去の試験問題に挑戦して、現時点で足切り点を下回る科目がなく、各科目が5割以上あることが最低条件となるでしょう。

年に何回も受験できる試験ではなく、年1回しか受験機会がないため、良質な教材を使用して、可能な限り準備をした状態で一発合格を目指してください。

02

足切り点があるので、苦手科目があると致命傷となる

各科目に足切り点があるので、満遍なく学習する必要があります。

範囲が広いので各科目で満点を狙うのは現実的ではなく、不足している内容をその都度補完し苦手科目が出ないようにすることが重要なポイントとなります。

とにかく範囲が広く、用語以外にも、各種数値や計算問題など多種多様な内容が出題されるため、要点が分かりやすくまとめられた教材や、分かりやすい授業を利用して効率良く学習を進めなければいけません。
効率良く学習できれば、苦手な内容に時間をかけて対策をする時間も確保しやすくなり、各科目で安定した得点を確保できるようになります。

くれぐれも特定の科目に偏りが出るような学習は避け、穴がなくなるような学習を心がけましょう。

03

得点しやすい問題で失点しないこと

得点がしやすい問題は、頻出問題です。
各科目で頻出する内容があるので、それは確実に回答できるようにしましょう。

例えば、「公衆衛生概論」の科目では、消毒及び残留塩素や汚染物質について良く出題される内容ですし、「給水装置工事法」の科目では、サドル付分水栓の穿孔や水道メータの設置について、良く出題されています。

頻出問題は、得点源になるので効率良く得点を稼ぐことができます。
勿論、頻出問題だけで、合格はできませんが、点数の底上げが出来き、足切りの危険性も軽減できるので、得点しやすい問題は確実にマスターしておきましょう。