電気通信工事施工管理技士講座

二級 勉強方法と対策

  1. 勉強する前に知っておくこと
  2. 必要な勉強時間
  3. 抑えるべきポイントと対策
  4. 学習スケジュール

勉強を始める前に 自分のレベルを確認し、無理のない勉強計画を立てる

  1. 出題分野の確認と自分のレベルの確認(知識や実務経験)
  2. 自分にあった勉強法を調べる
  3. 無理のない勉強計画を立てる
SATの電気通信工事施工管理技士の内容

問題の傾向と自分のレベルの確認

2019年度新設の資格なので、過去問題は第1回目の令和元年度の分しかありません。問題を良く見てみると、電気工事施工管理技士試験と類似した問題がいくつか出題されているのがわかります。また、国土交通省の「電気通信工事施工管理技士に求められる知識と能力」 から出題分野の確認をしておきましょう。
自分の実務経験とも比較して得手・不得手な分野がわかるなら勉強の計画を立てやすくなります。

自分にあった勉強法を調べる

現場でバリバリ仕事をして経験を積んできたでしょうか。通信に限らず様々な講習などを受けて勉強する機会があったでしょうか。社会人になってから資格試験の勉強を経験してきたでしょうか。今回が初めての試験になるでしょうか。

過去の問題が1回しかない試験ですので、数年分の過去問を繰り返して勉強する方法をとる ことができません。したがって、試験に合格するためには、テキストで基礎的な学習をする ことが大事になります。時間を無駄にしないためにも、家では勉強しづらいと思うなら講習会などに参加して学ぶ機会を作るほうが確実に学べるかもしれません。

通信教材も質問してわからないところを確認しながら勉強を進められるのでサクサク勉強を進めたい人には向いています。
今まで他の資格試験の勉強経験がある方なら最初から独学も可能かもしれません。

学生の方が学科試験のみを受験する場合は上記に講習会や通信教材もいいですが、学校の先生に教えてもらうのもよいでしょう。

無理のない勉強計画を立てる

スキル・キャリアアップのために二級電気通信工事施工管理技士の資格取得を目指し、仕事で忙しい中で試験対策をする方も多いでしょう。
傾向がつかめない資格ですから、自分に合った無理のないスケジュールを早めに組むことは重要です。必ず毎日確保できる時間をベースに考えましょう。毎日30分でも構いません。ポイントは必ず毎日、集中して勉強することです。

必要な勉強時間 初学者で200時間~の勉強が必要といわれています。

2019年度が最初の試験となるため、合格者の勉強時間などの情報が殆どありません。
そこで、試験の科目内容や数・受験資格に求められる年数が似ている二級電気工事施工管理技士試験を参考に必要な勉強時間を考えてみましょう。

二級電気工事施工管理技士試験は初学者で200~時間の勉強が必要といわれ、殆どの方は6ヶ月から1年をかけて勉強しています。
合格に関する全体像が見えない資格ですから早めに始めることをおすすめします。
繰り返しますが、過去の問題集がない現状を考えると勉強時間を電気工事施工管理技士のは1.5〜2倍とってもよいでしょう。

下記に勉強スケジュールをいくつか挙げますので参考になればと思います。

6か月前から勉強を始める方:学生や実務経験で受験資格を満たした方

合計学習時間 300時間程度
平日 1時間〜
土日 3時間

4か月前から勉強を始める方:現場経験は豊富だが座学が久しぶりな方

合計学習時間 250時間程度
平日 1.5時間
土日 3時間

かなり多く時間を見積もっているように見えるかもしれませんが、試験範囲の全体を網羅することを考えると必要な時間といえます。

SAT教材で短期集中で合格を目指す二級 試験対策とテクニック

抑えるべきポイントと対策 学科は 電気通信工学等・施工管理法・法規、実地は 施工管理法

学科試験

電気通信工学は電気通信に関する基本的な理論などですから、勉強から離れていた方はまず電気の基礎を復習して通信に移りましょう。
この科目には機械や土木・建築に関わる他の分野の出題もあるのでかなり広い範囲の勉強になります。

施工管理法や法規に関しては実務経験から学んでおられることも多いと思いますがあまり経験に頼らず正確に覚えるようにしましょう。
特に法規に関しては表現や数値まで正確に覚えるのがポイントです。

学科・実地試験共に60%ほどの正答率で合格になります。
網羅的に勉強する必要があリますが、苦手分野を克服することに時間をかけすぎるとモチベーションが下がってしまいます。
得意な分野は取りこぼさないように、苦手な分野は間違いを少なくするようにバランス良く勉強するのが長期間の勉強のコツです。

実地試験

施工管理法を記述式による筆記試験で実施されます。設計図を正確に理解し、正確な施工図に作成や必要な機材の選定・配置等を適切に行う高度の応用能力が試験基準となっています。

二級では「一応の」応用能力が基準となっていますが、実務経験が少ない場合は、対策として先輩たちの経験や会社の記録を参考にさせてもらったり講習会や通信講座を利用すると効率良く学べるでしょう。

普段の書類では何となく伝わるものも記述式の試験では正確さが求められます。て・に・を・はのような基本から正しい文章を書く勉強をしておきましょう。
内容があっているのに文章の正確性がかけて減点されるのはもったいないです。

あなたに合わせた学習スケジュール 新設資格のため過去問題が少ない。通信教材や講座を受講すると効率がよい。

電気通信工学等 出題範囲が幅広いため、まずは演習問題に取り組む
施工管理法 実務経験がある場合は学習期間を短縮できる
法規 間違えた問題を何度も繰り返して暗記する
実地試験 自分で作成した文章を添削してもらう
01

あなたに合わせた学習スケジュール

学習スケジュールを立てるには、まず自分の現在の知識や実務経験レベルを正確に理解し、合格までに必要な学習期間や重点的に取り組むべき分野を把握しましょう。
ご自身が次のA~Cのどのタイプに該当するか確認してみましょう。

Aタイプ

電気の基礎知識や実務経験が少ない場合。

  • 実務経験年数が少ないが、学歴の受験資格で受験できる方
  • 電気系の受験が初めてで、基礎知識に自信が無い方
Bタイプ

実務経験はあるが、知識が基礎的なことに限られる場合。

  • 過去に電気系の資格を取得して、施工管理の実務を経験している方
  • 長い実務経験があり、実務の期間のみで受験資格のある方
Cタイプ

現在電気通信工事施工管理業務に従事している方。

  • すでに電気通信工事の施工管理業務に従事している方
  • 過去に電気工事施工管理技士を受験したことがある方
02

進め方(スケジュール)

初心者
中級者
上級者
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

4ヶ月目

5ヶ月目

6ヶ月目

電気通信工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 電気通信工学等の科目は、施工に伴う電気通信設備や土木・機械・建築の知識も学ぶ必要があります。出題範囲が広いため、参考書を一通り読んだら早めに演習問題に取り組みましょう。1回目は理解できないことが多くても、演習問題で分からなかった問題は参考書に戻って学ぶことでだんだんと理解ができ、記憶も定着します。通勤時間などの隙間時間も有効に活用するようにしましょう。
  2. 電気通信工学等で学んだことをベースに施工計画や管理、品質・安全管理について学びます。実務経験がない場合はイメージがつきにくいため、何度も演習問題に取り組んで覚えてしまいましょう。ここで学んだことが実務でそのまま活かせると考えれば、モチベーションも維持できます。
  3. 法規は、①、②で学習してきたことを基礎として、電気通信工事に関する法規の根拠について出題されます。電気通信工事に関する法規には、別の法令なのに似ている内容もあります。それぞれの違いが分かっていない、理解しきれていないという箇所は、再度該当箇所を復習し、数値や用語など正確に理解しているかチェックしましょう。
  4. 実地試験の施工管理法は記述式です。実務経験が少ないと最初はどのような文章を書けばよいか分からないかもしれませんが、演習問題に取り組むうちにポイントが押さえられます。まずは回答例を参考にしながら文章を書いてみて、他の人に見てもらったり添削サービスを利用したりしてブラッシュアップをしていきましょう。
  5. 練習問題では、今まで学んだ知識で実際に問題が解けるようにしていきます。答えを覚えるまで何度も取り組むことで、理解できていないところやよく間違えるところが絞られてきます。苦手なところはノートに書き出していつでも復習できるようにしましょう。
  6. 練習問題が解けるようになってきたら、本番と同じ形式の模擬問題に取り組んでみましょう。安定して合格点を取れるようになるまで繰り返し取り組んでください。
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

4ヶ月目

電気通信工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. 電気の基礎は理解できているという方は、早速演習問題に取り組み、間違えた箇所は参考書を読んで理解を深めましょう。範囲が広いため、まずは全体を俯瞰して自分が知らない知識は何かを洗い出すことが必要です。
  2. 施工管理の業務に関わったことがある方は内容をイメージしやすいでしょう。しかし、普段業務で進めているやり方と、試験で定めれている内容には相違がある場合があります。自分の経験だけで乗り切れると思わずに、間違えた問題は参考書に戻り、なぜ間違いなのかを理解することが必要です。
  3. 法規は、数値や状況を正確に覚えることがポイントになります。普段施工管理の業務に関わっている方でも、正確な法令を都度確認しながら業務を進行している方は少ないでしょう。また、他の電気系の資格では出てこない「電気通信事業法」などの法令も出題されます。何度も演習問題を繰り返し、正確に答えを暗記するようにしましょう。
  4. 実地試験では、自分が職場で使っている言い回しや表現では通じない場合もあります。正確な用語を用いて、正しい文法や表現ができるよう、例文とつきあわせながら対策をしていきましょう。
  5. 一通り全ての科目の演習問題に取り組んだら、練習問題で実際に問題が解けるかを確認しましょう。間違えたところはノートにまとめておくことで、空いた時間や試験の直前に見直すことができます。
  6. 本番が近づいてきたら、実際の試験を受けるつもりで模擬問題に取り組んでみましょう。安定して合格点を取れるようになるまで繰り返し取り組むことが重要です。
 

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

電気通信工学
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
施工管理法
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
法規
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
実地
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
練習問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
模擬問題
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1. すでに電気通信工事業務に携わっている方や、電気工事施工管理技士の資格を持っている方は、苦手な分野に特に力を入れて学習して下さい。他の分野は実務や学習の経験があるはずですから、知識や理解を確認する程度で十分でしょう。
  2. 施工管理方法に関しても十分な経験や受験経験を通してポイントは理解できているでしょう。しかし、普段業務で進めているやり方と、試験で定めれている内容には相違がある場合があります。自分の経験だけで乗り切れると思わずに、間違えた問題は参考書に戻り、なぜ間違いなのかを理解することが必要です。
  3. 法規は、数値や状況を正確に覚えることがポイントです。普段電気通信工事施工管理の業務に関わっている方でも、正確な法令を都度確認しながら業務を進行している方は少ないでしょう。何度も演習問題を繰り返し、正確に答えを暗記するようにしましょう。
  4. 実地試験の経験記述問題では、実務が豊富な方は作文のネタを比較的簡単に思いつくことができるでしょう。相手に伝わる文章の書き方になっているか、講師に添削をしてもらいながら確認しましょう。
  5. 本番が近づいてきたら、実際の試験を受けるつもりで模擬問題に取り組みましょう。余裕をもって合格点を超えられるようになるまで、繰り返し取り組んでください。
  6. 練習問題を間違えなくなってきたら、本試験と同じ形式の模擬問題を解いて本番に備えましょう。

新設資格のため過去問題が少ない

電気通信工事施工管理技士は2019年度新設の試験ですから、これから数年は過去問題が少ない状態で勉強する必要があります。
そのため、過去問題をとにかく何年分も解いて答えを覚えるという独学の鉄則を使うことができません。

そこで、講師に直接教わり、添削をしてもらえる講座を受けると効率良く勉強を進めることができるでしょう。
講座の会場が遠くて出向けない、仕事があるため決められた時間を空けられないという方は、通信教材を使うことをおすすめします。

また、普段勉強に慣れていない方は、文章だけの参考書やテキストだけでは理解するのに非常に時間がかかってしまう場合があります。
一方、講義の内容を収録した動画の場合は、講師の噛み砕いた説明を聞くことができるため、短い時間で簡単に理解することができます。
難しい文章を読まなくてよいのでモチベーションも保ちやすく、記憶にも定着しやすいでしょう。